海外生活者のインサイト発掘・アイデア発想を行う『グローバル デ・サインリサーチ』 リリースのお知らせ
PR TIMES / 2021年3月17日 15時15分
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜垣 歩、以下インテージ)は、日本にいながら海外生活者の意識やマインドに迫り、インサイト発掘とアイデア創発のワークショップを行える、新しいサービス「グローバル デ・サインリサーチ」をリリースいたしました。
これまで日本国内を中心に生活者の「サイン」(生活者自身も言語化できない、声にならない声)をカタチにしてきた「デ・サインリサーチ」と、アジア最大級のアンケート調査モニター「Asian Panel」を組み合わせ、海外生活者に向けたマーケティング活動を行う企業の皆様を支援します。
本サービスでは、生活者から収集した画像や、生活者が連想したワードから生成したマップを活用し、日本・海外拠点のメンバーが参加するオンラインワークショップをご提供することで、海外渡航が困難なwithコロナ時代における海外生活者の理解と新商品・サービス開発、新たな価値提供のためのサポートをいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/36691/121/resize/d36691-121-361135-0.png ]
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/36691/table/121_1.jpg ]
グローバル デ・サインリサーチは、リサーチとワークショップによる2部構成のサービスです。
リサーチでは、アジアンパネルを活用して数百人規模の定量リサーチを行い、ワークショップでは、日本・海外拠点メンバーが参加し、リサーチデータに立脚したインサイト発掘とアイデア発想を行います。
本サービスでご提供するワークショップは、日本と海外拠点とをつなぎ、日本側(弊社リサーチャーおよびクライアント企業様)に加えて現地リサーチャーも参加したリアルタイム・オンラインワークショップを実現している点が特長です。リサーチデータを日本メンバー・現地メンバーそれぞれの視点で読み解き共有することで、海外特有の微妙な空気感やニュアンスを含めた理解と、参加者の共創によるアイデア発想が可能です。
▼グローバル デ・サインリサーチ オンラインワークショップの様子
[画像2: https://prtimes.jp/i/36691/121/resize/d36691-121-685729-6.png ]
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/36691/table/121_2.jpg ]
本サービスでは、クライアントのグローバル課題に応じて、2種類のアプローチをご提供します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/36691/121/resize/d36691-121-197486-7.png ]
既存の自社カテゴリーや商品を、現地生活者のインサイトに合わせて展開したいという課題には、AP Vis-covery(アジアンパネル ヴィスカバリー)コースを活用します。インターネット調査で生活者自身が撮影した写真を含むビジュアルデータを大量に収集することで、文字だけでは理解しづらい実在の生活シーンや情景を視覚的に把握します。
ワークショップでは、ビジュアルに投影された生活者の行動や気持ち・心を読み解き、その国・地域の象徴的な暮らしの現場で起きているコトや、モノ・サービスが存在している具体的なシーンをあぶりだし、関係者もそれを“目”で理解し合うことができます。
※1 Visual+Discoveryの造語
▼生活者から収集したビジュアルデータの例
[画像4: https://prtimes.jp/i/36691/121/resize/d36691-121-907227-3.png ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/36691/121/resize/d36691-121-368211-2.png ]
海外市場で、今までにない新しいカテゴリー・商品を生み出したい、生活者に新しい価値観を提供したいという課題には、Mind Discovery Map(マインドディスカバリーマップ)コースを活用します。そもそもの価値観を問い直すための「ひねりのある問い」をインターネット調査で投げかけ、数百名の生活者が自由に想像した12個の「キーワード」を収集し、ワード同士の意味の遠い・近いを構造化したマップを作成します。
ワークショップでは、ワードそのものではなく、そこに込められた意味や価値観をマップの構造から読み解き、黙々と育ちつつある“未来へのタネ”や“意識の塊“を、掘り出していきます。
▼マインドディスカバリーマップ※2、3の例
※2 生活者から回答されたワードと意味の距離を統計処理をして構造化しています。
※3 PAC分析(Personal Attitude Construct)とMDS分析(Multi Dimensional Scaling)を組み合わせてインテージ独自で開発した分析手法です。
[画像6: https://prtimes.jp/i/36691/121/resize/d36691-121-583152-4.png ]
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/36691/table/121_3.jpg ]
直近では、グローバル デ・サインリサーチを用いて「中国ミレニアル・Z世代が期待する未来とは?」というテーマで自主研究を行いました。中国・上海の若者男女各480人を対象に「あなたが2022年に今よりも楽しい生活を送るためにやりたいこと」を問い、収集されたキーワードでMind Discovery Mapを作成。日本人メンバーと中国人メンバーによるマップの読み解きを行い、生活者が未来に期待することを「ライフスタイルテーマ※4」としてまとめました。
一例として「HINABEism~火鍋を囲むように、心身共に解き放たれ、自由に人と集う楽しい毎日をおくる~」をご紹介します。男女共通して唯一の中国料理として出現した「火鍋」は上海の若者にとってソウルフードとも呼べる存在で、心身両面のエネルギーチャージまでできる重要なイベントです。一見中国生活者にとっての「火鍋」は日常的で当たり前のことではありますが、「未来に期待すること」をイメージした際に出てきたワードであることを考慮すると、上海の若者にとって「火鍋」は未来に向けて継承したい大切な“人と集う食シーン”として心に棲み着いていると読み解けるのではないでしょうか。
※4 自主研究でまとめた3つの「ライフスタイルテーマ」は、Inspire Book(インサイトをエッセンスとしてまとめ、対象者自身が撮影した写真およびビジュアルとともにショートストーリーをブック化した本プロジェクトのアウトプット)としてまとめており、インテージの海外情報サイトGlobal Market Surferにてダウンロード可能です。(https://www.global-market-surfer.com/report/detail/72)
▼自主研究プロジェクトのアウトプット例(Inspire Book)
[画像7: https://prtimes.jp/i/36691/121/resize/d36691-121-436830-5.png ]
グローバルでのインサイト発掘は様々な調査を行ってきた企業でも難しい課題だとされ、コロナウイルスの感染拡大により海外渡航のハードルが上がっていることから、さらに困難を極めています。このような状況の中で今回リリースするグローバル デ・サインリサーチは、日本にいながらにしてグローバルでのローカルインサイト発掘に特化したサービスです。
インテージはアジアNo.1のリサーチ会社として、グローバルのフィールドにおいても、“企業のありたい姿”、また“生活者のありたい姿”を起点にした、新しい商品やサービス開発を支援してまいります。
AP Vis-coveryコースでのインドネシア自主研究事例はこちら(https://www.global-market-surfer.com/solution/)
アジアの働く女性の5年後のありたい姿を比較した自主研究事例はこちら(https://www.global-market-surfer.com/pickup/detail/160)
今回紹介した未来への期待を日本でも行った過去の自主研究結果はこちら(https://www.intage.co.jp/gallery/2020seikatsusha/)
ミレニアルのマーケターが思い描く2025年への期待はこちら(https://www.intage.co.jp/gallery/2025marketing1/)
--------------------------------------------------
自主企画調査設計(モデルケース)
調査手法: インターネット調査(PAC-i・画像収集)、ワークショップ ※『グローバル デ・サインリサーチ Mind Discovery Mapコース』による調査とワークショップの複合手法
調査地域: 中国・上海
対象者条件: 22-29歳 未婚 男女
調査時期: 2020年10月
標本サイズ: 男女各n=480
標本抽出方法: インテージアジアンパネルモニターより抽出しアンケート配信
調査手法・分析手法
【グローバル デ・サインリサーチ】 https://www.global-market-surfer.com/solution/
動画リンク(日本語:https://youtu.be/nzPTGTbT_JI 英語:https://youtu.be/iJDPrhR7Vn0)
本自主企画プロジェクトでは、PAC-i調査を実施し生成したマインドディスカバリーマップを活用しながらインサイト発掘を行い、コンテキスト生成も含む独自メソッドでのワークショップを行いました。
--------------------------------------------------
【デ・サインリサーチ】 https://www.intage.co.jp/solution/process/concept-development/design/
インテージでは、「デ・サインリサーチ」(デザインの語源に着想した造語)という言葉を掲げ、リサーチデータを基に多様なプロフェッショナルメンバーでワークショップを行う2部構成のソリューションを提供。生活者の声なき声(サイン)を見極め、カタチにして開発を支援することで生活者と企業をつなぐことを目指した、新しい商品/サービス/コミュニケーション開発を支援するプログラムです。2015年、国内でのサービス提供を開始し、多くのお客様のインサイト発掘、開発課題に対応しています。
【Asian Panel】 https://www.intage.co.jp/service/platform/asian-panel/
インテージグループが保有する、アジア最大級1000万人超のアンケート調査モニター。10代~60代と幅広い年代へリーチでき、信頼性の高いデータを集めるための品質管理を行っていることが特長です。特定の職業やライフステージ、趣味、居住地域など、細かな条件に合致する方へのアンケート調査も可能です。
--------------------------------------------------
【株式会社インテージ】 https://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜垣 歩)は、「Create Consumer-centric Values ~お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、さまざまな業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、共に生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点に立ったマーケティングの実現を支援してまいります。
【本件に関するお問い合わせ】
具体的なご依頼・ご相談は、営業担当窓口へ、 または お問合せフォーム(https://www.intage.co.jp/contact/)よりご相談ください。
【報道機関からのお問い合わせ先】
■株式会社インテージ 広報担当:下河原
TEL: 03-5294-6000
「お問い合わせフォーム」 https://www.intage.co.jp/contact/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
【X・Y・Z世代の海外旅行時の消費行動】約9割が観光地や食事・ショッピングでレビューを参考にすると回答!
PR TIMES / 2024年4月15日 16時45分
-
NetBase Japan、生成AIを活用した新機能「AI Summary」のβ版を『Quid Monitor』および『Quid Discover』に搭載し提供開始
PR TIMES / 2024年4月9日 16時45分
-
ブログウォッチャーのデータを搭載した「おでかけウォッチャー(訪日版)」を九州経済調査協会が提供開始
@Press / 2024年4月9日 11時0分
-
取引先リスク管理の新しい形 反社チェック+モニタリング の新チェックツール「riskey」を4月15日リリース
PR TIMES / 2024年4月2日 15時45分
-
MROC常設コミュニティサービスをプレリリース
PR TIMES / 2024年3月28日 18時45分
ランキング
-
1格安スマホの利用者は約4割 実際に支払っている月額利用料金の2位は「2000円台」、1位は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月19日 17時15分
-
2グリコ「チルド食品」出荷再開→再停止…システム障害で 乳製品・洋生菓子など、5月中旬の再開目指す【全文】
ORICON NEWS / 2024年4月19日 18時57分
-
3日本在留の外国人が日本で働きたくない理由 2位は「働く環境が悪い」、1位は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月19日 17時15分
-
4セブン―イレブン、おにぎりや弁当の「値引き」タイミングを本部が通知へ…食品ロス削減狙い
読売新聞 / 2024年4月19日 20時31分
-
5築地に国際交流拠点、東京都が三井不・読売連合を選定…30年代前半の開業目指す
読売新聞 / 2024年4月19日 22時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください