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ONE COMPATH、“ひらがなだけの地図”公開。新入社員の発想で

PR TIMES / 2020年1月31日 11時15分

幼児教育を視野にした「えきのなまえマップ」 表現の自由度が増したマピオンで実現

凸版印刷株式会社のグループ会社である株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス、本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:早川 礼 ※1)は、従来よりも表現の自由度が向上し、多彩な展開を可能にするベクター地図(※2)を活用したサービス開発の一環として、当社の実験サービスを公開する「マピオンテックラボ」(※3)にて駅名を中心に表記がひらがなで表示される地図「えきのなまえマップ」を公開しました。また、地図検索サービス「マピオン」 (※4) アプリ版でベクター地図に対応しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/18526/122/resize/d18526-122-688208-0.png ]


■開発の背景
当社では、1997年に日本初のインターネット地図サービス「マピオン」の提供を開始して以来、地図や位置情報に関する技術や研究の開発を続けてきました。近年、様々な分野で注目されている地図や位置情報サービスについて、企業や生活者に寄り添う「ワンマイル・イノベーション・カンパニー」として今後も多様化するニーズに対応するため、多彩な地図表現を実現するベクター地図を元にしたサービス展開の研究や開発を進めています。
この度、ベクター地図のサービス展開の一環として、駅名を中心にひらがなだけで表示される地図「えきのなまえマップ」を実験サイト「マピオンテックラボ」にて公開しました。また、「マピオン」アプリ版でベクター地図に対応しました。

■「えきのなまえマップ」開発の背景と概要
2020年度より順次実施される小学校から高校までの新学習指導要領において、小学校3年生から授業で地図を活用、2022年度より高校で地理が必修科目となることが決定し、「地理空間情報リテラシー」(地理的な空間認識や、地理情報を活用する力)の向上が求められています。一方、幼児教育においても地図コンテンツは活用されていますが、日本全国のスケールで描かれたものが多く、認識できる空間スケールが狭い幼児にとって理解しにくいものになっているのが現状です。
当社では、ひらがなを覚えた幼児が自然と地図を読み解く力を養えるよう、「マピオン」をベースに、全ての文字がひらがなで表示される「えきのなまえマップ」を開発し、当社の実験サイト「マピオンテックラボ」で公開しました。「えきのなまえマップ」は、電車が好きな幼児が多いことを意識し駅の名前を中心とし、自治体の名称もひらがなで表示されます。
尚、本サービスは2019年度の当社新入社員である鹿野健人が、OJT研修でアイディアを発表し実現したものです。
・「えきのなまえマップ」URL  http://labs.mapion.co.jp/

■「えきのなまえマップ」発案者:鹿野健人(メディアサービス本部 地図サービス部 マピオンG)コメント

[画像2: https://prtimes.jp/i/18526/122/resize/d18526-122-285512-1.jpg ]


この地図の着想は、父がかつて作ってくれた「ひらがなで書かれた鉄道路線図」から来ています。幼い時の私はこの路線図で鉄道駅を徐々に覚え地理感覚を養いました。この時の経験はその後大いに役立ち、大学では地理学を専攻しました。これらの経験を通し、「地理教育」は地理学や地図リテラシーの普及において重要で、子どもの時から地図に触れることが重要だと考えるようになりました。
OJT研修の中で、社内で保有している地図データベースを活用して地図を作成するという課題があり、今回の原案を発表しました。作成する際、「どのデータベースを使用するのか」「どのようなデザインにするのか」など、考えさせられる場面がありましたが、自分で考えた地図が公開されることを嬉しく思います。
「えきのなまえマップ」は、鉄道に関心がある子どもたちに、どこに何という名前の駅があるのかについて考えながら見てほしいです。漢字との切り替え機能があるので、漢字の学習にも役立つと思います。「えきのなまえマップ」が子どもたちの「地理空間情報リテラシー」の向上に寄与できたら大変嬉しいです。

■「マピオン」アプリ版ベクター地図対応について
この度、「マピオン」アプリ版でベクター地図に対応し、従来の地図と切り替えることが可能になりました。主にユーザーインターフェースにおいた細かな改善となり、具体的にはデータ容量が80%削減したことによりスクロール表示速度がアップしたほか、斜めに見下ろした形で表現することで遠方の情報まで見通しやすくなる「鳥瞰」機能が追加になり、自然な回転も可能になりました。実際に見ている景色と地図が一致するため、地図が苦手な方でも迷うことなく目的地に到着できます。

■今後の展開
企業や生活者に寄り添う「ワンマイル・イノベーション・カンパニー」として、より多機能で多彩な地図関連サービスの展開を目指すと共に、より便利にお使いいただけるよう、適宜改善を行ってまいります。


※1 「株式会社ONE COMPATH」について
地図検索サービス「マピオン」、電子チラシサービス「Shufoo!」などデジタルメディアの運営を中心に事業展開する凸版印刷株式会社のグループ会社。2019年4月1日、株式会社マピオンから社名変更し、それまで凸版印刷が運営していた「Shufoo!」等の事業を承継しました。「マピオン」「Shufoo!」のほか、ウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」、位置情報ゲーム「ケータイ国盗り合戦」、コミュニケーションアプリ「ふたりの」等を運営しています。 
https://onecompath.com/

※2 「ベクター地図」について
サーバーから画像として配信される地図(ラスター地図)ではなく、サーバーから地図を構成するポイント(点)やライン(線)、ポリゴン(面)の座標と属性データが配信され、クライアント(ブラウザやスマートフォンアプリ)上で画像として描画する地図です。「ベクター地図」では、自然な回転や鳥瞰表示が可能となり、多様化する様々な解像度の端末において鮮明な地図表示が可能になります。また「道路」や「建物」、「記号」といった地図上の特定レイヤに対して表示/非表示の切り替えや、色・透明度・輪郭の太さといったスタイルを動的に変更することが可能なため、利用シーンや用途に応じた地図のカスタマイズ表現が効率よく行えます。

※3 「マピオンテックラボ」について
1997年に日本初のインターネット地図サービス「マピオン」を提供開始して以来続けている、地図や位置情報に関する技術開発・研究開発について、新技術の検証などを行っていく場として2016年にオープンしたサイトです。
http://labs.mapion.co.jp/

※4 地図検索サービス「マピオン」について
株式会社ONE COMPATHが、1997年(当時、株式会社サイバー・マップ・ジャパン)より運営し、月間1,200万人に利用されている地図検索サービス。視認性が高く正確で美しいデザインの地図を高頻度で更新し、日本全国のスポット検索やルート検索、天気予報や観光地情報などの便利な機能を提供しています。
https://www.mapion.co.jp/

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

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