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山田養蜂場の植樹活動 コロナ禍でも継続 中国雲南省の山火事による荒廃地に2万本を植樹

PR TIMES / 2021年7月13日 17時45分

株式会社山田養蜂場(本社:岡山県苫田郡鏡野町、代表:山田英生)は、 6月24日(木)~7月1日(木)に中国雲南省昆明市の西山荒廃地にて植樹 活動 を実施しました。



例年、従業員を現地に派遣し、地元の住民と共に植樹を行っていましたが、昨年から新型コロナウイルスの影響により、日本からのリモート指導による植樹を行っています。本年は、中国雲南省楊善州緑化基金会や西山林場の職員など現地の人々約100名で、ウンナンザクラ、フランチェティカシなど8種類、合計2万本の苗木を植えることができました。中国本土での植樹本数は、今回で合計161万本を超えました。国内外での植樹総本数は220万本を超えています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/30748/126/resize/d30748-126-5c700de599ac0daf4ff9-0.jpg ]



■現地の人たちに、宮脇式植樹を指導

[画像2: https://prtimes.jp/i/30748/126/resize/d30748-126-7fd58718140b6cc05aef-1.jpg ]

当社は、世界的に高い評価を受けている生態学者 、横浜国立大学名誉教授の宮脇昭(みやわき あきら)氏が提唱した、その土地本来の植生に基づく多種類の樹種を混ぜながら密植する「宮脇式植樹」を実践しています。今回は、日本から参加することができなかったため、宮脇氏の後継者である同大学名誉教授の藤原一繪(ふじわら かずえ)氏が、現地の江蘇(こうそ)師範大学 尤海梅(ゆうかいばい)博士を通じて、植樹活動の意義、樹種、植樹方法などを指導しました。

■植樹場所は、山火事で荒廃した土地

[画像3: https://prtimes.jp/i/30748/126/resize/d30748-126-29b9d43a0767e19bd793-2.jpg ]

2020年、雲南省楊善州緑化基金会と共同で、5か年計画の植生回復プロジェクトを開始しました。植樹場所は、雲南省最大の湖「滇池(てんち)」を見渡せる、標高2,200mの急斜面で、元々はユーカリの植林地でしたが、山火事のため荒廃地となっています。
成長が早いユーカリは、資材用によく植林されます。しかし、ユーカリの精油には引火性物質が含まれており、頻繁に山火事が発生していました。単一樹種の画一的な植樹は、生態的にも非常に脆いものです。その土地本来の森であれば、火事や地震などの自然災害にも耐えられるというのが、宮脇式植樹の特徴であり、荒廃地に常緑広葉樹を密植・混植することによって、山火事などの災害を防ぐことにもつながります。

[画像4: https://prtimes.jp/i/30748/126/resize/d30748-126-28fd46cc31a1b19d713e-3.jpg ]

■山田養蜂場の植樹活動

[画像5: https://prtimes.jp/i/30748/126/resize/d30748-126-a417fa27c554ab35306b-4.jpg ]

植樹活動の始まりは1998年にさかのぼります。当社代表の山田英生がネパールを訪れた際、森林が大量に伐採されており、それに伴う大規模な土砂崩れが発生している実態を知ったことがきっかけです。
翌1999年よりネパールで植樹活動を開始し、2001年からは、植物生態学の権威で、現地の植生に合った木々を密植・混植する「宮脇式植樹」を提唱する、横浜国立大学名誉教授・宮脇昭氏に師事。同年に、砂漠化が進む中国北部で、横浜国立大学と共同で植生調査を開始し、2004年より植樹活動を続けています。
当社の原点は、自然とともに生きる養蜂業です。「自然との調和」を理念に掲げており、未来の子供たちに豊かな自然環境を受け渡す責任があると考えています。今後も植樹活動を続け、植えた木で自然環境を回復し、人々の命を守る本物の森づくりに貢献してまいります 。


山田養蜂場の植樹活動

[表: https://prtimes.jp/data/corp/30748/table/126_1.jpg ]


総植樹本数:2,201,539本
(海外:2,075,380本、国内:126,159本)

■プロフィール

[画像6: https://prtimes.jp/i/30748/126/resize/d30748-126-c7a40de6cb65f87bb94d-5.jpg ]

宮脇 昭(みやわき あきら)
1928年生まれ。岡山県出身。横浜国立大学名誉教授、(財)地球環境戦略研究機関 国際生態学名誉センター長。ドイツ国立植生図研究所で潜在自然植生理論を学び、世界を舞台に国内外 1,700ヶ所以上に、合計4,000万本を超える植樹を行ってきた。その土地本来の樹種「潜在自然植生」に基づく植樹を実践、指導。また、東日本大震災を受けて、植樹による緑の堤防づくりを提唱。2006年には、地球環境への貢献が認められ、日本の研究者として初めてブループラネット賞を受賞。

[画像7: https://prtimes.jp/i/30748/126/resize/d30748-126-2435186babeba8c77aa0-6.jpg ]

藤原 一繪(ふじわら かずえ)
1944年生まれ。横浜国立大学卒業。CNRS フランス中央研究機関給費研究員(リール大学)、横浜国立大学大学院環境情報研究院教授などの経歴をもつ。現在、横浜国立大学名誉教授、横浜市立大学特任教授。宮脇 昭氏と共に国内外での森づくりを指導。著書に「混源植物」「環境問題を考える」(共著)「東南アジアの植物と農林業」(共著)「日本植生誌」全10巻(共著)など。

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