日本財団・環境省「海ごみゼロアワード2020」受賞者発表
PR TIMES / 2020年9月14日 17時45分
海洋ごみを削減する活動・研究・技術を表彰
日本財団と環境省は、国内における海洋ごみ対策の優れた取り組みを募集・表彰して発信する「海ごみゼロアワード2020」について、この度次のとおり受賞者を決定しましたので、お知らせします。なお、これらの活動は、本日9月14日に都内で開催した「海ごみゼロアワード2020 表彰式」において発表・表彰しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/25872/133/resize/d25872-133-405329-0.png ]
【最優秀賞】奨励金 100万円
活動名:ヴァンフォーレ甲府エコスタジアムプロジェクト
団体名:株式会社ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ
特筆点:試合中に廃棄される使い捨て容器を削減するため、リユース容器を導入した。回収率を上げるため飲食売店は「デポジット方式」で販売し、NPOと連携することでドリンク、フード等計11種類もの食器のリユース化を可能にした。
[画像2: https://prtimes.jp/i/25872/133/resize/d25872-133-415294-1.jpg ]
アクション部門
【日本財団賞】奨励金 50万円
活動名:クリーンツーリズム
団体名:特定非営利活動法人パートナーシップオフィス・合同会社とびしま
※2団体の合同受賞
特筆点:高齢・過疎化が進む離島で、小中学生の親子を対象とした環境教育を実施したり、行政やNPO、県内外の学生等と連携した清掃活動を実施するなど、幅広い世代・団体を巻き込んだ海洋ごみ対策モデルを確立した。
【環境大臣賞】奨励金 50万円
活動名:海岸清掃をエンターテイメントに!表浜50km丸ごと清掃
団体名:任意団体BLUE WALK
特筆点:学生主体で企画・運営している活動。海岸清掃をエンターテイメント化し、若者たちを巻き込んだ合宿形式の環境教育も実施しながら、表浜50kmで清掃活動を実施している。
【AEPW賞】奨励金 50万円
活動名:高校生による国際的な海洋プラスチックごみの研究と対策活動
団体名:福井県立若狭高等学校マイクロプラスチック研究チーム
特筆点:海ごみ問題の解決へ向けて、台湾、フィリピン、シンガポール、アメリカの高校生と連携し、海水面、砂浜、生物を対象としたプラスチックの分布と種類の調査方法を開発した。
イノベーション部門
【日本財団賞】奨励金 50万円
活動名:リサイクルペットボトルサングラスの開発
団体名:有限会社ウチダプラスチック
特筆点:国内1位のメガネ産地である福井県鯖江市で、破棄されたプラスチックごみをサングラスとして再利用生産する技術開発。作成が難しいフレーム部分には、独自の技術を応用。
【環境大臣賞】奨励金 50万円
活動名:mymizu:使い捨てプラスチック消費を減らすことを始め、持続可能なライフスタイルを簡単に、楽しく!
団体名:一般社団法人Social Innovation Japan
特筆点:無料で給水できる場所を簡単に探せる日本初のアプリの開発を始め、デジタルコンテンツ、ワークショップ、コンサルティング、教育プログラムや協同プロジェクトを通し環境保護の重要性について考えてもらうきっかけを作り、新たな社会の波を起こすことに取り組んでいる。
【AEPW賞】奨励金 50万円
活動名:捨てられている海洋プラスチックを二度と捨てられない美しい工芸品に「buøy」
団体名:Plas+tech project(株式会社テクノラボ)
特筆点:様々な種類の樹脂が混ざったプラスチックごみを成型する技術を開発。本来のごみの色や模様を生かす形で工芸品として長く使える製品を作り上げ、販売をしている。
【審査員特別賞】奨励金 50万円
活動名:複合リモートセンシングとAIによる海洋プラスチックの自動検出
団体名:仙台高等専門学校
特筆点:AIを用いて、地中レーダーとドローンによる砂浜沈下・表層のプラスチックを検出・定量化するための研究を実施。プラスチックごみの現状把握、回収効率化、削減に幅広い応用が可能である。
海ごみゼロアワードHPでも結果を公開しています。
http://uminohi.jp/umigomizero_award2020/
・選定方法
2020年2月18日~2020年5月13日に応募があった計314件(アクション部門:249件、イノベーション部門:65件)から、外部審査委員による審議を経て活動を選定。
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