【報道参考資料】シリア危機 ヨルダン「自宅待機」の子どもたちに教育を

PR TIMES / 2014年2月5日 15時51分



※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです
※原文をご入用の際には、日本ユニセフ協会広報室(後述)までお問い合わせください


【2014年2月4日アンマン発】

ユニセフとヨルダンのパートナー団体は、「自宅待機」で3学年以上教育を受けられず、
公教育に登録できなくなった子どもたちが急増していることを受け、こうした子どもたち
のための教育プログラムを拡大しています。


■教育を受けていない子どもたちは6万人以上
ユニセフは、シリアの子どもたちとヨルダンの子どもたちで公教育システムに登録できて
いない子どもたちは約6万人いると推計。こうした子どもたちが早急に非公式な教育機会を
受けられるようにする必要があると指摘しています。
学校に通えていない子どもたちの多くは、一日の大半を自宅で過ごしています。子どもたち
は退屈していたりイライラしていたり、将来への希望が持てないとの報告があがっています。


■精神的苦痛で自ら「ひきこもる」若者たち
シリアの子どもたちは、内戦と避難生活で精神的な苦痛も受けており、搾取や虐待の被害に
あいやすい状況にあります。保護者の多くは子どもたちを守るために、学校に通わせず、
自宅においています。ザータリ難民キャンプで若者を対象に行った心理面の調査では、
精神面の苦痛への対処として、71%が「ひきこもる」と回答しています。


■3万人に教育機会を
2014年、ユニセフとパートナー団体は、自宅待機しているシリアの子どもたちとヨルダンで
弱い立場にある子どもたち3万人を対象に、国内各地で非公式な教育プログラムが受けられる
よう計画を進めています。

この計画は、既存の教育プログラムを拡大して実施します。例えば、2千人以上が待機者扱いと
なっている東アンマンにあるバガー(Baga’a)コミュニティセンターで実施されている非公式
教育の授業などがあげられます。今後、国内では新たに26のセンターが開設される予定です。

「自宅待機」にある子どもたちに教育機会を提供することは、生活に目的や安心、日常らしさ
を与える点や、子どもたちを同世代の友人やコミュニティに結びつける点でも重要です。
非公式教育の授業や補習教室は、子どもたちが公教育システムに戻り、将来のために必要不可欠な
ライフスキル(生きていくために必要な知識や力)や基礎教育を受けることにも結び付きます。

ヨルダンに避難しているシリアの方々は約59万5,000人。そのうち80%以上は、キャンプでは
なく、国内の村や街で避難生活を送っています。ユニセフはヨルダンにいるすべての子ども
たちが教育機会を受けられるよう、支援を拡大していきます。

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