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土砂災害のない未来と豊かな森を次の世代に残すべく、防災の観点から林業に取り組む「ソマノベース」が和歌山県の山林へ植林するクラウドファンディングに挑戦

PR TIMES / 2021年3月17日 17時15分

100BANCHで活動するソマノベース、Hello Gin & Tonic、strawmaestroが共同で製作した国産材の木でできたお茶・コップ・ストローのセット「茶繋木」がリターンに。

パナソニック、ロフトワーク、カフェ・カンパニーが運営する100年先を豊かにするための実験区・100BANCHで活動する「ソマノベース」は、土砂災害のない未来と豊かな森を次の世代に残したいという想いから、森林保全・環境改善の観点から林業に関わる活動を展開しています。
この度、昨年100BANCHのナナナナ祭をきっかけに製作した「茶繋木」を活用し、クラウドファンディング(https://camp-fire.jp/projects/view/334615)にて販売、支援いただいた数だけ木の植えられていない山林(和歌山県)へ植林するプロジェクトに取り組みます。
「茶繋木」は100BANCHに入居するソマノベース、Hello Gin & Tonic、ストローマエストロの3チームが100BANCHの周年祭「ナナナナ祭2020」をきっかけに共同で製作しました。国産材を使用した木のお茶・コップ・ストローの随所にこだわりが詰まったセットで、今回は木のお茶「木茶」の販売数に応じて植林を行うことで、日本の木に触れながら森林保全に関わる機会を創出します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-966270-24.jpg ]



クラウドファンディング プロジェクト概要

「豊かな森を復活させたい!木のお茶を売った分だけ植林するプロジェクト」
代表の奥川季花が高校生の時、紀伊半島大水害により被災した経験をきっかけに、「地元から水害をなくす」をミッションとして掲げ、林業イノベーターのためのウェブメディアを展開する「ソマノベース」。
現在、土砂災害のない未来と豊かな森を次の世代に残したいと、よりよい森林づくりと、防災に向けたクラウドファンディングを実施しています。
今回の支援者の方へのリターンは、渋谷100BANCHで共に活動するプロジェクト「Hello Gin&Tonic」の堀江麗さんと「Strawmaestro」の野村優妃さんと製作した、国産材を使用したお茶・コップ・ストローのセット『茶繋木』を提供します。
今回のクラウドファンデングに関する支援金は、和歌山県で植林を専門に行う株式会社中川様のご協力の下、
ご購入いただいたリターンの数(※1000円の応援プランは除く)を植林し、災害リスクの低い山作りに貢献します。
クラウドファンディングのスタート時、目標金額として設定していた「50万円」を3/11に達成することができました。
一本でも多くの苗木を植林するため、ネクストゴールを設定し、新たに資金75万円・支援者150名を目指します。
また、より多くの皆様により木のお茶を楽しんでいただけるよう、人気のほうじ茶を使ったサングリアのレシピや、同僚やご家族にお配りいただける6個セット等、リターンを追加いたしました。

「豊かな森を復活させたい!木のお茶を売った分だけ植林するプロジェクト」
https://camp-fire.jp/projects/view/334615
■実施期間:2021年3月28日まで
■お問合せ:ソマノベース茶繋木運営事務局
mail: info.somanobase.com@gmail.com


ソマノベースとは

ソマノベースは、土砂災害で亡くなる人を減らすために、森林保全・環境改善の観点から林業に関わるプロジェクトです。
広島県や千葉県での台風による土砂災害が記憶に新しいように、日本では毎年多くの土砂災害が起こっています。
このプロジェクトを立ち上げた代表の奥川も2011年、当時高校一年生の頃、和歌山県の紀伊半島大水害を体験した被災者の一人です。その災害で身近な人を亡くし、被害によっ
て学校に通えない時期がありました。
身近な人を失うことの失望感や、災害が起こるまで気付くことが出来なかった地元への愛情は、当時の彼女にとってとても大きなものでした。
奥川は被災をきっかけに、土砂災害を日本から減らすためにできることを探しながら活動を始め、「林業によって土砂災害リスクを減らす」ことができないかと考えたのです。

ソマノベースのproject詳細はこちら
https://100banch.com/projects/21188/



林業について

使うだけでなく植える。植えるだけでなく使う。
林業はかつて日本の大きな産業の一つでした。
ですが、時代の流れとともに建築材はコンクリートや鉄骨へ変わり、身近な生活用品はプラスチックなどの素材に変わり、海外の木材も多く日本へ流入し、日本の木々は居場所を失いました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-281410-1.jpg ]

木材価格の低下によって、収益は減少。
その結果、管理放棄された森が増えてしまいました。
山に携わる産業へとお金を回し、次の時代を守る木を植える。育った木は適度に伐採・利用し、またそのお金で植林をする。その循環を保つことで日本の山と人の関係を永く続けられるものにしたいと私たちは考えています。


山を変える。災害を無くす。
土砂災害は、複数の理由が重なり起きる災害です。
災害が起きることが予想される区域では、砂防ダムの建設等の対策が進められています。
土砂災害を食い止めるとても有効的な手段ですが、この方法でのみ解決を行うにはかなりの資金が必要です。
地域によって地層や地形などの環境条件にばらつきがありますが、木の植えられていない山を無くすこと、植えた木を健康に育てるために木を間引く(間伐)等の適切な管理を行っていくことで、木々が根を張り、多くの水分を吸収できる山を増やすことができ、山の表面が崩れる「表層崩壊」のリスクを減らすことにつながります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-481055-3.jpg ]

また、豊かな森林は、生態系の保護や地球温暖化防止など、様々な好影響をもたらしてくれます。
日本の木は、質感や香り、経年による色合いの変化など、多くの魅力を持っています。
ソマノベースは、そんな日本の木の特性を楽しみ、秘めた可能性を感じていただきたい。
そして、林業や土砂災害をより多くの方と一緒に考え、安全で豊な生活を守っていきたい。
そう考え、このプロジェクトを立ち上げました。
Hello Gin&Tonicの堀江麗さんとStrawmaestroの野村優妃さんをメンバーに迎え、「身近なものの素材を考え直すことが、社会課題解決の1つのきっかけになる」と話し合いを重ね、企画・制作を進めました。



プロジェクトメンバーからご挨拶

Hello Gin&Tonic / 堀江麗
初めまして。ジントニックから日本素材をアップデートする「Hello Gin&Tonic」の代表を務めております、堀江麗です。
[画像4: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-974867-5.jpg ]

Hello Gin&Tonic(とりあえずジントニック)は、日本由来の素材を使用したトニックウォーターによって、地産地消の概念やスパイス・ハーブの薬効を伝えています。
クラフトジンブームにより、国産のジンは生産されているものの、トニックウォーターは外国産のものしかありません。
原料である「キナの木」という植物は日本での取り扱いが難しく、使用することができないからです。
そのような制約の中でも、「純国産の美味しいジントニックを作り出したい。」といった目的でこのHello Gin&Tonicを立ち上げました。
活動の中で、今まで廃棄されてきた様々なものに新たな活躍の場を見つけたり、今まで使われていなかった素材として活かすことの可能性にも気づくことができました。
そこから多くの新しい価値に私たちがまた出会えたらと考えています。
今回のプロジェクトでは、木でお茶を企画・開発させていただきました。
使用する素材が木であったことには、大きな可能性を感じました。
トニックウォーターの原料キナが木であることはもちろん、「木を飲む」といった非現実さにも魅力を感じましたし、木のおがくずを使用することは廃棄素材や未活用素材を光らせることができると考えたからです。
木のお茶では、杉のおがくずの香りを存分に生かすため、配合を工夫しました。
お茶という輪郭は感じつつ、木の香りで包まれるようなブレンドに仕上げています。

Hello Gin&Tonicのproject詳細はこちら
https://100banch.com/projects/HelloGin%26Tonic/

Strawmaestro / 野村優妃
はじめまして!ストローで日本の飲食業界をアップデートする「Strawmaestro」の代表を務めております、野村優妃です!
[画像5: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-316659-6.jpg ]

現在世界的に、プラスチックによる海洋汚染問題をきっかけとして、ストローの廃止に向けた動きが進んでいます。
ですが、無くすという選択肢だけでは、本来の製品価値をも失ってしまいます。
Strawmaestro(ストローマエストロ)は、ストローの魅力を伝えることで「身近なモノの消費と価値を見つめ直す」きっかけをつくるプロジェクトです。

ストローをきっかけとして、普段の生活の中では注目することの無いモノ達の価値を意識するきっかけを作りたいと常に思っていました。
ソマノベースの奥川さんに「木のストローでコラボできないか」と声をかけていただいたことから、木製ストローだけが持つ良さや、ストローのプラスチックや紙以外の素材に触れてもらえる機会を多くの人に提供できるのではと考えました。
このプロジェクトで使用した木のストローの製造は「株式会社クレコ・ラボ」様が行っており、ストローマエストロとして、この製品を茶繋木セットの一つとしてセレクトしました。当たり前のように使用してきたプラスチックスストローでは意識することのなかった香りや口触りを楽しんでいただき、木の素材ならではの温かさ、香りの豊かさを感じていただけるような製品です。

Strawmaestroのproject詳細はこちら
https://100banch.com/projects/strawmaestro/


リターンについて

今回リターンとして、お茶・コップ・ストローのセット「茶繋木」だけでなく、それぞれ単体でもお選びいただけるようにいたしました。ご自身のリラックス・リフレッシュのお時間のお供に、大切な方への贈り物に。
※「木茶」単品、「茶繋木」では、2種のブレンド(焙じ茶、煎茶)のどちらかをお選びいただいております。
お間違いのないよう、ご注意ください。

また、目標金額達成につき、新たにネクストゴールの設定と、より皆様に木のお茶を楽しんでいただけるよう、人気のほうじ茶を使ったサングリアのレシピや、同僚やご家族にお配りいただける6個セット等、リターンを追加いたしました。

木茶

[画像6: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-803165-9.jpg ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-399155-8.jpg ]



森の中にいるような「杉の香りがふわっと口の中に広がる瞬間」を目指してブレンドしたのはおがくず。
まず最初に立ちはだかった壁は、滅菌が可能な製造所を見つけることでした。
木の香りを殺さずに安全なお茶にできる場所を探し続けました。
信頼のおける製造所を見つけたのも束の間、口に残り鼻から木の香りがすっと抜けるような調合を行う難しさにぶつかりました。
お茶を飲むことの多い日本にも「木のお茶」は多くありません。
日本のコンテストに入賞したパティシエをアドバイザーに迎えて何度も試し、木の香りがふんだんに溢れるよう香水と同じ抽出法を採用して2種類のブレンドを完成させました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-150682-10.jpg ]

木杯

[画像9: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-429725-11.jpg ]

木茶の香りをより引き立たせるために選んだ木材は、埼玉県飯能市の西川材。
西川材は江戸の町の建設に多く使われたことで有名な、香り高いブランド材でした。
長い長い歴史を持つその木材は、私たちの長く使って欲しいという思いに合致し、日本人になじみのある淡い橙色は、私たちのこころを踊らせ即決させるほどでした。
木の1番の魅力は、その素材が生き物であり、長い長い月日を重ねて今この手の中にあるといった実感を感じられることだと思っています。
その月日がそのまま現れた年輪を見せるには、一本の木をそのままくり抜く製作方法でした。
[画像10: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-292325-13.jpg ]

しかし木という素材は濡れると縮む性質を持っており、製造法を間違えれば割れてしまうなどの問題が起こります。多くは縁と底の材を分けてつなぎ合わせます。
ですが、私たちは一つの木であることにこだわりました。
デザインは埼玉県飯能市の林業家「kinoca」さんに、難しい製造は八王子にある「渡辺木工店」さんに、ご協力いただきました。
一つ一つ丁寧に削られ、温かいお茶も楽しめるよう耐熱加工も施されています。


木藁

[画像11: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-825942-14.jpg ]

ストローといえば現在環境保全の観点からレジ袋と同様無くす動きが盛んなものです。
近年では紙ストローが普及し始めましたが、ふやけてしまう等の理由から、ストローそのものをなくす動きも出てきています。
ですが、特に女性やお子さんにとっては、あったら嬉しいもの。
なくすのではなく、環境にも人にも優しい素材へのアップデートが必要なのではないでしょうか。
私たちは、全ての商品を木で作ることにこだわっていたこともあり、捨てることができ、洗い続ける必要もない木のストローを考えました。
木は加工が難しい素材で、真ん中だけを削り出すことは簡単ではありません。
そこで、薄くスライスした木材を巻き上げてストローを作ってくださる方を探しました。茶繋木のコップとお茶に合うように15cmで特注し、今回のセットに仲間入りを果たしたのです。


追加リターン詳細

【木のお茶(2個セット)×サングリアのレシピ×植林プラン】5,000円

[画像12: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-214465-21.png ]


【特大応援×植林レポート×植栽movei】10,000円
[画像13: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-687838-22.png ]


【木のお茶(6個セット)×植林プラン】10,000円
[画像14: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-472762-23.png ]




応援メッセージ


[画像15: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-921296-16.jpg ]

[画像16: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-100067-17.jpg ]

[画像17: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-978805-18.jpg ]




協力:株式会社中川

ソマノベースの思いはただひとつ、「土砂災害で亡くなる人を減らしたい」ということです。
今回ご支援いただいたリターンの数(※1000円の応援プランを除く)だけ植林をし、災害リスクの低い山作りに貢献。和歌山県で、植林を専門に行う株式会社中川にご協力いただきます。

[画像18: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-431363-19.jpg ]

株式会社中川
2016年育林事業を行う株式会社中川を和歌山県田辺市に設立。
県内の森林組合で勤務していた中川雅也(創業者兼、従業員)は、県内において植栽されていない山林が多くあることに気が付く。豊かな山々を地域の子ども達に残したいと育苗・植栽・獣害対策など「木を伐らない林業」を始めた。2018年には全国山林苗畑品評会全苗連会長賞受賞。2019年には植栽面積が和歌山県の事業体の中で一番になる(97ha)。また、育林業以外にも2017年あかね材を使用した紀州材の活用を行う団体bokumokuの設立や「熊野の森再生事業(企業の森)」という熊野の森を守る事業の展開など地域の森林保全活動も行っている。
http://nakagawa-forestry.com/


未来をつくる実験区「100BANCH」


[画像19: https://prtimes.jp/i/34018/140/resize/d34018-140-825332-20.png ]

「100年先の世界を豊かにするための実験区」というコンセプトのもとに、これからの時代を担う若い世代とともに新しい価値の創造に取り組む活動です。再開発の進む渋谷川沿いの倉庫を1棟リノベーションして作られた空間で、1階はカフェ・カンパニーが企画・運営する未来に向け新たな食の体験を探求するカフェスペース「KITCHEN」、2階は35歳未満の若いリーダーのプロジェクトを推進するアクセラレーションプログラム「GARAGE program」などがメインで行われるワークスペース「GARAGE」、3階はパナソニックが次の100年を創り出すための未来創造拠点であり、夜や休日にはワークショップやイベントが行われるコラボレーションスペース「LOFT」から構成されています。
ホームページ:http://100banch.com/

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