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奈良市版エンディングノートを作成・無料配布します

PR TIMES / 2021年5月27日 19時15分

『わたしの未来ノート ~おもいをあなたに伝えたい~』

コロナ禍にある今、エンディングノートを手に取っていただくことで、“命の大切さを見直す” “残された人生でどのようなことをすべきか”を考える『きっかけ』につながり、“家族がいても、いなくても”、安心して「その時」を迎えられる助けとなるよう推進します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/36429/141/resize/d36429-141-903328-0.png ]


奈良市は、奈良市版エンディングノート「わたしの未来ノート~おもいをあなたに伝えたい~」を作成し、無料で配布します。

近年は、2世代・3世代で同居している家庭が減少する核家族化により、本市では、特に高齢者夫婦のみの世帯割合が全世帯の33.5%で、県平均32.2%や全国平均28.0%(奈良市第8期介護保険事業計画)より高い状況です。

そのため、子や身近な人と将来について話し合う時間が持てず、自らの意思を伝えられないというケースも増えています。また、今般のコロナ禍により、今まで以上に「死」が身近なこととなり、いやがおうでも、必ず訪れる「死」に向き合う機会が増えたのではないかと感じます。

こうした背景から、自治体がエンディングノートを作成し、より多くの方に手に取っていただくことで、将来、医療や介護サービスを利用するとき、人生の最期を迎えるときなど、これからのことを考える『きっかけ』につながり、“家族がいても、いなくても”、安心して「その時」を迎えられる助けとなるよう推進します。


「わたしの未来ノート ~おもいをあなたに伝えたい~」の特徴


コロナ禍にある今、“命の大切さを見直す” “残された人生でどのようなことをすべきか”を考える『きっかけ』になるよう、基幹型地域包括支援センター等の専門職と協力して作成しました。
市販されているものとの差別化やオリジナル項目を盛り込むため、作成メンバーによる各関係団体へのヒアリングを行いました。

→わたしの大切な人(P6)
本人のことをよく知る人は、家族とは限りません。地域や職場など、本人との関わりが  深い人や場所を記入するための「つながりマップ」を設けました。
→病気になったら(P11)
「もしも」の場合に備えた話し合いの必要性を意識していただくため、「人生会議(※1)」の内容を設けました。(その他、行政等の相談場所の連絡先等、奈良市版の内容を掲載)

(※1)人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング):『もしも…』のときのために、自身が望む医療や介護、看護について、前もって考え、繰り返し話し合い、共有すること。


[画像2: https://prtimes.jp/i/36429/141/resize/d36429-141-769157-1.png ]


1 概要

自らの意思表示がむずかしくなったときに備えて、これまでの人生を振り返りながら、伝えたいことや託したいことを綴り、最期まで自分らしく過ごしていただくためのノートです。医療や介護、行政の相談窓口等の情報を掲載し、自分自身の情報や希望、大切な人へのメッセージを記すことができます。法的拘束力はなく、何度でも書き直しが可能です。


2 作成方法


令和2年8月 人生会議(ACP)の啓発方法について課内協議
令和2年10月 エンディングノート作成グループを立ち上げ、関係団体へヒアリングを行いながら随時協議を重ねました。
令和3年 4月 奈良市版エンディングノート発行


作成メンバー
基幹型包括支援センター、権利擁護センター、在宅医療・介護連携支援センター、認知症地域支援推進員、生活支援コーディネーター、福祉政策課


3 配布場所

庁内関係各課、出張所、行政センター、奈良市内の地域包括支援センター(13か所)


4 発行部数

1,000部(白色700部、ピンク色300部)適宜増刷
※奈良市ホームページからもダウンロードできます。
https://www.city.nara.lg.jp/soshiki/33/109518.html


5 今後の予定


民生児童委員や地区社会福祉協議会等に周知チラシを配布し、市民の皆さまへの周知に努め、必要な方へ行き渡るようにします。
地域包括支援センターなどの多職種が連携し、専門職向けの会議や研修を実施しながら「人生会議(ACP)」の理解や意識の向上を目指します。
多くの市民の皆さまに、このエンディングノートに関心をもっていただき、活用していただくことで、厚生労働省が推進する「人生会議(ACP)」の啓発にも取り組み、地域包括ケアシステムの推進に努めます。



6 県内の状況

橿原市(平成30年度)、宇陀市(令和2年度)がエンディングノートを発行

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