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フリースケール、NeusoftおよびGreen Hills Softwareと協業し、ADASビジョン・アプリケーション向け開発エコシステムを形成

PR TIMES / 2014年5月20日 11時45分

ハードウェアとソフトウェアの包括的なプラットフォームによりアルゴリズム開発と 安全性評価の工程を簡略化し、コストを削減して市場への製品投入を迅速化

2014年5月20日、Freescale Semiconductor, Inc.発表本文の抄訳です。

中国、深セン-2014年5月20日-(フリースケール・テクノロジ・フォーラム・チャイナ)-フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、次世代の車載用ビジョン・アプリケーションの開発を飛躍的に高速化、および簡略化されるため、Neusoft Corporation(“Neusoft”、SSE:600718)およびGreen Hills Softwareと包括的な高度運転支援システム(ADAS:Advanced Driver Assistance Systems)エコシステム形成について協業しています。

ADASビジョン・システムが自動車のブレーキ・システムやステアリング・システムを広くサポートするようになった現在、開発者やシステム設計者が必要としているのは車載セーフティの厳密なプロトコルに対応し、かつISO 26262の機能安全規格に準拠するターンキー・ソリューションです。ADASに特化したこのエコシステムは、開発工程での時間を要する作業を合理化し、複雑なアルゴリズムをハードウェア側で実現することで、そうした課題に対応するために形成されました。

3社共同で開発されるソリューションは、フリースケールが提供するCogniVue CorporationのAPEX画像認識処理(ICP:Image Cognition Processing)の知的財産(IP)に加え、NeusoftのADASビジョン・アプリケーションに収められた先進のシリコンアウェア・ソフトウェア、および機能安全を専門とするGreen Hills Softwareの、安全認証を受けたINTEGRITY(R)オペレーティング・システムとMULTI(R)ツール・チェーンを統合。その結果として生まれるのは、ISO 26262のASILに適合したソフトウェアを基盤とする包括的なADASビジョン・ソリューションです。ターゲットとなるアプリケーションには、歩行者検知、道路標識認識、衝突防止など、先進的なADAS機能が含まれます。

フリースケールの副社長兼車載マイクロコントローラ・グループ、プロダクト・マネジメント&グローバル・マーケティング担当のレイ・コーニンは次のように述べています。「第一世代のADAS製品を将来の自律型自動車に合わせて進化させるには、高機能のオブジェクト認識とオブジェクト識別技術の統合が不可欠です。意思決定およびリアルタイムによるオブジェクト識別処理におけるADASビジョン技術の役割は拡大を続けており、各社は将来の成功のためにフリースケールと同じく安全志向のビジョン・システムへの注力に軸足を移しています。」

Neusoftの副社長兼Neusoft Automotiveの共同社長であるGuodong Jian氏は、次のように述べています。「私たちは、期待に満ちたこのエコシステムに加われたこと、そして10年以上に及ぶ研究開発の成果である当社のリアルタイム・オブジェクト認識技術で貢献できることを光栄に感じています。OEM各社は、ADAS技術を広く普及させるための基盤となる、より柔軟で、製品化をより迅速にするプラットフォームを長く待ち望んできたのです。」

Green Hills Softwareのビジネス開発担当副社長であるDan Mender氏は、次のように述べています。「Green Hillsは、包括的かつ適切に構築されたADASビジョン・アプリケーション向けプラットフォームの開発に際して、共同作業という形を選択したフリースケールの洞察力を讃えたいと思います。これにより、次世代のあらゆるADASシステムにとって極めて重要な、性能、機能安全要件、およびコア・アルゴリズムがともに実現されます。また、Green Hillsとの協業を通してGreen Hillsの実績ある完成されたISO 26262機能安全認証の製品、および包括的な安全設計と安全認証のサービスを利用することで、フリースケールは、その利用者の、製品化までに要する時間を大幅に短縮し、開発コストを大幅に削減できるようにサポートすることができます。」

APEXの処理技術では、アプリケーション専用の情報をシーン毎に抽出し、画像データを解釈して、抽出したデータに基づいた意思決定や処理の実行が可能です。フリースケールは、2012年にCogniVueとAPEX-642 ICPコアIPに関するライセンス契約を結び、現在は車載市場においてこの技術を独占的に提供しています。

供給
シミュレータをベースとする評価プラットフォームは本日から提供を開始します。プロセッサを含む包括的なプラットフォームは、2015年後半より提供開始する予定です。詳細ついてはフリースケール販売代理店にお問い合わせください。

フリースケール・テクノロジ・フォーラムについて
イノベーションとコラボレーションの促進を目的に設立されたフリースケール・テクノロジ・フォーラム(FTF:Freescale Technology Forum)は、業界最大規模の包括的な組込みエコシステムを体験できるイベントです。FTFでは、フリースケールやエコシステム・パートナーが詳細なセミナや実践的なデモンストレーションを提供します。また、業界における専門家や優れたビジョンを持つ開発者とコラボレーションを進めるまたとない機会でもあります。世界中のデベロッパ・コミュニティから熱い支持を受けており、2005年に開催を開始して以来、FTFの参加者は世界全体で6万人に到達しようとしています。中核イベントであるFTF Americasは、2014年4月8日~11日にテキサス州ダラスで開催されました。また、中国、インド、日本でも開催されます。FTF Chinaは深センにて5月20日・21日、FTF Indiaはベンガルールにて8月26日・27日、FTF Japanは東京にて10月6日に開催される予定です。

フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、http://www.freescale.com/jaをご覧ください。

FreescaleならびにFreescaleのロゴマークはFreescale Semiconductor Inc., Reg. U.S. Pat. & Tm. Off.の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれの所有者が権利を保有しています。
(C)2014 Freescale Semiconductor, Inc.

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