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Salesforceとアリババクラウド、ソーシャルコマース製品の中国での提供開始で合意

PR TIMES / 2021年10月1日 15時45分

※本資料は2021年9月16日に米国で発表されたニュースリリース(https://www.salesforce.com/news/stories/salesforce-and-alibaba-cloud-announce-plans-for-social-commerce-product/)の抄訳版です。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。



[画像: https://prtimes.jp/i/41550/144/resize/d41550-144-25d0c6dc5a9fbec19da9-1.png ]

グローバルでCRM をリードする米国セールスフォース・ドットコム(以下、米国Salesforce)とアリババクラウドは、中国における多国籍ブランドの事業成長を支援するため、中国本土で設計・構築を行うヘッドレスコマース製品「Salesforce Social Commerce」の提供開始に向けて合意したと発表しました。

背景: 世界最大のオンライン小売市場である中国でのビジネスは、Salesforceの多くの顧客にとって非常に重要です。しかし、中国本土で事業を展開する際、企業はパフォーマンス、データレジデンシーに関するコンプライアンス、現地のプラットフォームとの連携の難しさなどの課題に直面しています。

市場への影響:ソーシャルネットワーク上のコミュニティを活用し、Eコマースの販売を促進するソーシャルコマースが中国国内で普及しています。こうした中、企業にとっては現地のプラットフォームとの連携がとりわけ困難な課題となっています。2020年、中国のソーシャルコマースは44%の成長(https://www.emarketer.com/content/global-historic-first-ecommerce-china-will-account-more-than-50-of-retail-sales)を遂げました。今年はさらに35.5%拡大し、市場規模は3630億米ドルを超えると予想されています。

Salesforce Social Commerceは、このようなソーシャルコマースの成長を念頭に置いて構築されています。企業が中国における全てのストアフロントのデータを一元管理できるよう支援し、現地の主要なシステムとの連携を可能にします。

米国Salesforceの最高ビジネス責任者(CBO)であるライアン・エイタイは次のように述べています。
「アリババクラウドと共同で、現地化した新しいコマース製品を提供する予定です。これにより、企業はウェブサイトからソーシャルアプリに至るまで、ファーストパーティのコマース体験を一元管理し、顧客を360度ビューで把握することができます。当社は、多国籍企業が中国で成功できるよう全面的に支援してきました。今後は、アリババとのパートナーシップのもと、より多くの製品を市場に投入するために精力的に取り組んでいきます」

アリババグループの副社長兼アリババクラウド・インテリジェンスのエコシステム&セールスオペレーション担当プレジデントである郭継軍氏は次のように述べています。
「今回の製品提供は、Salesforceの信頼性の高い製品を中国本土に導入するため、世界的なテクノロジーリーダーである両社のパートナーシップの一環として行われます。現地化したコマース製品は、ブランドが中国市場における固有のニーズを満たすことを実現すると同時に、グローバルなSalesforce製品との一貫性を提供します。今回のパートナーシップにより、中国本土で事業展開するSalesforceのお客様が、現地のビジネスや文化に精通するアリババクラウド上で構築されたSalesforce製品にアクセスできるようになります」

中国における「ソーシャルコマース」の重要性
中国の消費者は、新しく革新的なコマース体験を積極的に取り入れることで知られています。ライブコマースやショッパブルビデオ※1 、ソーシャルリテールやデジタルウォレットに至るまで、欧米では最先端とされるテクノロジーが、中国ではすでに当たり前になっています。

ソーシャルコマースもそうしたトレンドの1つです。中国では、Eコマースとソーシャルプラットフォームの境界線が曖昧なことが多々あります。ソーシャルプラットフォームは強力なEコマース機能を備えており、Eコマースのマーケットプレイスではゲーム、共同購入、ライブストリーミング、コンテンツ投稿といった機能を利用できます。Salesforce Social Commerceを活用することで、ユーザーはコマースの中核にソーシャルな要素を期待できるようになります。

Salesforce Social Commerceの製品詳細
拡張性と安全性


Salesforce Social Commerceは、世界の3大クラウドプロバイダーの1つ(https://www.alibabacloud.com/ja/press-room/alibaba-group-ranked-third-in-global-iaas-market-and-first-in-asia-pacific)であり、アジア太平洋地域(APAC)で最大規模を誇るアリババクラウド上に構築され、中国国内でホストされることを想定しています。これにより、今後も著しい成長が予想される中国のコマース・エコシステムで必要な拡張性を備えるとともに、現地のデータレジデンシーに関する規制とコンプライアンスに対する顧客の懸念にも対処します。
Salesforce Social CommerceはAPIファーストの手法で構築されており、ブランド固有の市場ニーズに合わせて製品を拡張することが可能です。


中国向けに構築


製品ローンチに伴い、Salesforce Social Commerceはソーシャルネットワークのミニプログラムや「.CN」の中国ドメインのウェブサイトなど、中国固有のチャネルでのEコマースをサポートし、顧客の注文管理システム(OMS)、商品情報管理システム(PIM)、配送業者など、主要なデジタルコマースシステムと連携する予定です。
また、標準的な決済処理として、アリペイなど現地の決済システムにも対応する予定です。
中国のEコマース市場が急速に発展する中、Salesforceとアリババクラウドは、Salesforce Social Commerceの新機能や連携機能を定期的に提供し、顧客が市場のトレンドを把握するために必要なツールを提供していく予定です。


詳細情報:Salesforce Social Commerceは、今年後半に一般提供を開始する予定です。販売主体はアリババクラウドを予定しています。製品の詳細はこちら(https://www.salesforce.com/campaign/alibaba/)をご覧ください。

※1 インターネットの動画を通じて商品などを販売するビデオコマースのうち、商品購入のためのウェブサイト(ランディングページ)に遷移することなく、動画上で直接その商品を購入できるサービスまたはプラットホーム。


セールスフォース・ドットコムについて
セールスフォース・ドットコムは、顧客関係管理(CRM)のグローバルリーダーであり、デジタル時代において企業と顧客を近づける支援をしています。 1999年に設立されたセールスフォース・ドットコムは、あらゆる規模と業界の企業がクラウド、モバイル、ソーシャル、IoT、人工知能、音声、ブロックチェーンなどの強力なテクノロジーを活用し、360度で顧客と繋がるためのツールを提供します。セールスフォース・ドットコム(NYSE:CRM)の詳細については、www.salesforce.comをご覧ください。

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