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【医師アンケート調査】「全国高校野球は例年どおり開催すべきか?」について、医師の6割は「熱中症対策等の条件付きで開催すべき」と回答

PR TIMES / 2018年8月7日 15時1分

MedPeer会員医師への熱中症に関するアンケート調査2.

医師10万人以上(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」(https://medpeer.jp)を運営するメドピア株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:石見 陽)は、会員医師を対象に、「全国高校野球選手権大会は例年どおり開催すべきか?」についてのアンケートを実施いたしました。



※MedPeer会員医師への熱中症に関するアンケート調査1.はこちら
「熱中症患者は増えていると感じるか?」について、 医師の6割は「増えている」と回答
https://medpeer.co.jp/press/5802.html

■調査結果:「全国高校野球選手権大会は例年どおり開催すべきだと思いますか?」
(回答者:MedPeer会員医師3,000人、調査期間:2018/7/31)
[画像: https://prtimes.jp/i/10134/146/resize/d10134-146-889440-1.jpg ]


■サマリー


「全国高校野球選手権大会(甲子園)は例年どおり開催すべきだと思いますか?」の質問に対し、3,000人の医師が回答した。最多回答は「特別な熱中症対策等の条件付きで開催すべき」で、約6割を占めた。続いて多かった回答は「このまま例年通り開催すべき」(17.3%)であり、「開催すべきでない」と回答した医師は15.9%であった。
「特別な熱中症対策等の条件付きで開催すべき」(58.8%)と回答した医師のコメントでは、開催を止めるのは難しいかもしれないとしながら、「朝や夕方以降に開催時間をずらす」「気温や湿度が一定以上になったら中止する」などの条件を付けるべきだという声が多く見られた。また、選手以上に、暑さになれていない観客の熱中症を心配する声が多かった。
「このまま例年通り開催すべき」(17.3%)と回答した医師からは、「練習で鍛え、地方大会を勝ち抜いてきた選手たちは暑さも乗り切れるだろう」という声や、「学校側が十分に注意さえすれば大丈夫だろう」「現状の対策で問題ない」という声が挙がった。


■回答コメント(一部を抜粋)

「特別な熱中症対策等の条件付きで開催すべき」  1,763件
・熱中症対策を観客側も・主催者側も十分やればできると思います。予想気温何℃以上は試合見合わせとか、グランドも何℃か経時的に測定しつつ、漸次休憩を入れグランド散水するとか。(70代、アレルギー科、勤務医)
・地方大会ですが、試合観戦にいっていて倒れた方を2人診ました。やはり、適切ではありません。精神論ではいけません。開始時間を早める、12時から午後4時ぐらいは行わない、などの対策が必要です。(60代、一般内科、開業医)
・試合を中断することは流れを止めることになり選手にとって望まれないかもしれないが、気温と湿度が一定以上になったら一時中断・休憩あるいは最初からその試合を延期するなど。もちろん、基本に水分・塩分補給も。(40代、リハビリテーション科、勤務医)
・選手は暑さになれているかもしれないが、一般の観客は暑い中で応援していると倒れる人が大勢でるのではないか。選手はもちろん、観客にも熱中症対策をしっかり呼びかけないと開催が危ぶまれる。(60代、一般内科、勤務医)
・早朝1試合、夕から夜に2試合として、日中は試合をしない。イニングの途中であっても、一定時間ごとに強制給水タイムを設ける(審判員も同様)。ベンチにエアコンを設置する。(50代、一般内科、開業医)

「このまま例年通り開催すべき」  519件
・球児は暑さも込みで練習に励んできたはずです。ただ、監督・コーチはしっかりと選手のコンディション指導・不良時の対応、不良時に球児が言い出しやすい環境作り等をしなければならないと思います。むしろ、観客が心配ですね。高齢者も多いですし、観客席は無風、湿度、凄い環境でしょうから。(40代、整形外科・スポーツ医学、勤務医)
・充分な注意喚起のもとに行うしかないでしょう。球児たちは、年中屋外で練習して暑さには順応した身体を備えています。(60代、一般内科、勤務医)
・野球は投手、捕手、審判以外は休息ができるので比較的対策は立てやすいですが、観客はケアしてもらわなくてはなりません。(50代、整形外科・スポーツ医学、開業医)
・何十年も行ってきているので、今さら変更は難しいでしょう。でも途中休憩を入れたり、給水も行うようになってきていますので昔に比べて熱中症リスクは減ってきていると思います。(60代、耳鼻咽喉科、開業医)
・例年通りの対策で良いと思います。今年は地方大会でもすでに十分対策されていたと思います。(50代、小児科、勤務医)

「開催すべきでない」  478件
・あまりに気温が高すぎるので、もはや個々の対策で熱中症を防げるものではないです。また観客やスタッフの方々も熱中症になります。(30代、血液内科、勤務医)
・酷暑の中、運動することの危険は極めて高く、死亡者が出てからでは遅い。大会中の注意だけでは普段の練習中に起こりうるリスクの低減にはならず、大会の開催自体を考え直す必要がある。(60代、小児科、開業医)
・選手、応援する生徒に暑い中行わせるのは、リスクが大きいと思います。やるならドーム開催だと思います。(50代、一般内科、勤務医)
・医者としては開催すべきでない とおもいます。応援する学生のほうが心配です。(60代、一般内科、勤務医)

「その他」  240件
・今から中止するのは難しいでしょうから、できうる限りの対策をして頂きたいです。(30代、小児科、勤務医)
・野球だけでなく、すべてのスポーツについて安全のための開催基準が必要だと思う。(60代、産婦人科、勤務医)
・高校野球だけでなく、オリンピックにおいても考えたほうがいいと思います。(50代、精神科、開業医)
・開催場所をドーム球場に変更するか開催時期を変更すべきだと思います。(50代、眼科、開業医)

■調査概要
調査期間:2018/7/31
有効回答:3,000人(回答者はすべて、医師専用コミュニティサイトMedPeerに会員登録をする医師)
調査方法:MedPeer内の「ポスティング調査」コーナーにおいて、、医師会員からご投稿頂いたテーマをもとに、以下の質問を投げかけました。


[表: https://prtimes.jp/data/corp/10134/table/146_1.jpg ]



■引用・転載時のお願い
本調査結果の引用・転載時には、必ず下記のとおりクレジットを明記いただけますようお願いいたします。
・医師専用コミュニティサイト「MedPeer」調べ、と明記ください。
・WEB上での引用に際しましては、「MedPeer」に https://medpeer.jp へのリンク付与をお願いします。

【メドピア株式会社について】
「Supporting Doctors, Helping Patients.」をミッションとして、医師同士が臨床経験を共有する医師専用のコミュニティサイト「MedPeer」を運営。現在10万人以上の医師(日本の医師の3人に1人)が参加し、医薬品や疾患に関する医師の”集合知”を形成。グループ全体では、医師によるオンライン健康相談プラットフォーム「first call」や、管理栄養士による食生活コーディネートサービス「ダイエットプラス」を展開。医師プラットフォームを基盤に、医師向けの臨床支援サービスや一般向け健康増進・予防サービスを展開し、「医療の再発明」を目指す。
参照URL:https://medpeer.co.jp/

◆本プレスリリースにするお問い合わせ先
メドピア株式会社 広報担当 藤野・田中
電話:03-4405-4905
メール:pr@medpeer.co.jp

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