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国際NGOプラン・インターナショナルが、女の子へのオンライン・ハラスメントについて調査   世界ガールズ・レポート2020「女の子にオンライン上の自由を」発表

PR TIMES / 2020年10月6日 1時45分

世界31カ国では調査対象者の58%、日本では25%が被害に遭っていると回答

国際NGOプラン・インターナショナル(所在地:東京都世田谷区 理事長:池上清子 以下、プラン)は、女の子の権利やエンパワーメントの促進を広く国際社会に呼びかける10月11日の国際ガールズ・デーに合わせて、女の子や若年女性が受けているオンライン上での誹謗中傷や嫌がらせといったハラスメントの実態について明らかにしました。



国際NGOプラン・インターナショナル(所在地:東京都世田谷区 理事長:池上清子 以下、プラン)は、女の子の権利やエンパワーメントの促進を広く国際社会に呼びかける10月11日の国際ガールズ・デーに合わせて、女の子や若年女性が受けているオンライン上での誹謗中傷や嫌がらせといったハラスメントの実態について明らかにしました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/12939/146/resize/d12939-146-673710-0.jpg ]

プランは毎年、世界の女の子の現状を報告する世界ガールズ・レポートを発表しています。2020年の世界ガールズ・レポートのテーマは、「女の子にオンライン上の自由を」です。オンライン上での誹謗中傷や嫌がらせといったオンライン・ハラスメントについて、日本を含む31カ国の15歳~25歳の女の子や若年女性1万4000人を対象に調査を実施しました。

調査の結果、調査対象の74%の女の子たちがソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下SNS)を頻繁に活用していると答え、世界中の若者たちの生活において無くてはならない重要なツールであり、各種活動や娯楽、学習や友人家族との連絡手段として幅広く利用されていることが改めて確認されました。

一方で、先進国、途上国いずれの場合でもSNSを活用する女の子たちは、露骨な書き込みやポルノ写真、サイバーストーキングなど様々な被害の対象となっていることが判明しました。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、対面でのコミュニケーションが制限され在宅時間が増えたことで、オンラインの重要度がさらに増しています。にもかかわらず、SNSの既存の通報システムがオンライン・ハラスメントを阻止するために、十分に機能していないため、女の子たちからオンラインでの発信機会を奪っています。これは、彼女たちが自らの存在を明確にし、自分の意見を発信し、リーダーになるといった、能力を開花するエンパワーメントの機会も奪うことにつながります。

【調査結果サマリー】
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/12939/table/146_1.jpg ]


※オンライン・ハラスメント: ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に代表される、インターネット/モバイルテクノロジーを利用して実行され、ストーキング(つきまとい)、いじめ、ハラスメント、名誉毀損、ヘイトスピーチ、搾取、虐待、またすべての迷惑行為を本調査では意味します。

【プランからの提言】
調査で「オンライン・ハラスメントと闘うために誰がもっと行動をとるべきか」と尋ねたところ、トップの回答が「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)運営会社」であり、それに続いて「政府」、「市民社会」という結果が出ました。
そこでプランは、今回の国内外における調査を通じ、オンライン・ハラスメントをジェンダーに基づく暴力として捉え、問題解決のための各方面での必要なアクションを提言としてまとめました。


[表2: https://prtimes.jp/data/corp/12939/table/146_2.jpg ]


【実際にオンライン・ハラスメントを受けた女の子、若い女性の声】
21歳、ミャンマー
オンライン・ハラスメントはひどくなっていて、やめさせることも、対処も難しい状況です。一度オンライン・ハラスメントが広まれば、どこでも、誰でも見ることができて、面白がって挑発する人も出てくるでしょう。実際の生活よりオンラインの世界の影響は大きく、精神的にも感情的にも追いつめられるので、本当に憂鬱です。

23歳、アメリカ
加害男性が私についての詳しい情報をどうやって見つけたのか分からず、私の住所を探し出して家に来るのではないかと心配になりました。本当に怖かったです。

[画像2: https://prtimes.jp/i/12939/146/resize/d12939-146-912079-2.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/12939/146/resize/d12939-146-392565-3.jpg ]

世界ガールズ・レポート2020『女の子にオンライン上の自由を』
<英語版全編> https://www.plan-international.jp/about/pdf/SOTWGR2020-FullReport-EN.pdf
<英語版概要> https://www.plan-international.jp/about/pdf/SOTWGR2020-ExecSummary-EN.pdf
<日本語概要> https://www.plan-international.jp/about/pdf/SOTWGR2020-ExecSummary-JPN.pdf

世界ガールズ・レポート2020『女の子にオンライン上の自由を』 日本版報告書
<日本対象調査レポート>https://www.plan-international.jp/about/pdf/2020_Freedom_Online_Japan_country_report.pdf

プラン・インターナショナル CEOアンネ・ビルギッテ・アルブレクトセンのコメント

[画像4: https://prtimes.jp/i/12939/146/resize/d12939-146-838138-1.jpg ]


複数の国の1万4,000人の女の子たちからの声に基づき作成したこの報告書では、彼女たちが経験したハラスメントや差別が明確にされています。
身体的な攻撃では無いにせよ、オンライン・ハラスメントは女の子たちを執拗に脅かし、彼女たちが自由に発言する機会を奪っています。デジタル化が著しい世界において女の子たちからオンラインでの発信機会を奪うことは、彼女たちが自らの存在を明確にし、意見を述べ、リーダーシップを発揮するエンパワーメントの機会も奪うことになります。
現状では、女の子たちは自身の信頼や幸福を得るために、オンライン上の暴力に自力で立ち向かわなくてはなりません。新型コロナウイルス感染症により、私たちの生活において、オンライン化が加速化し、全世界でのインターネットへのアクセス件数は増え続けています。今こそ、利用者を保護するためのデジタルプラットフォームの設立が急務です。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営する企業や社会には、オンライン・ハラスメントの現状を変える力があります。有害な行為にはより強硬な姿勢で立ち向かい、女の子や若い女性、セクシュアル・マイノリティ(LGBTIQ+)やハラスメントを受けやすい弱い立場にある人々が、しっかりと自分の意見を発信し公正な社会を築く一員として各々の役割を果たすことができるよう安全な環境を確保する必要があります。



「国際ガールズ・デー」(10月11日)とは
「性別」と「年齢」という二重の差別を受ける女の子たちの特有な問題に焦点をあて、その解決にむけて世界各国が取り組むよう、啓発し訴える日です。プラン・インターナショナルの働きかけを受けて、国連によって定められました。弱い立場にある子どもたち、とりわけ女の子と女性が男性と等しく参加できる社会の実現にむけ、「国際ガールズ・デー」にあわせてアクションやイベントを通して広く社会へ発信します。

[表3: https://prtimes.jp/data/corp/12939/table/146_3.jpg ]







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