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フリースケール、エネルギー効率に優れた32ビット・プロセッサ・コアを採用した サブギガヘルツ・ワイヤレス・マイクロコントローラの出荷を開始

PR TIMES / 2014年6月24日 10時56分

スマート・メータ・コネクティビティやセンサ制御ネットワークに理想的な ARM(R) Cortex(R)-M0+プロセッサベースのKinetis KW01ワイヤレス・マイクロコントローラ

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:ディビッド M. ユーゼ、以下 フリースケール)は、優れた実績を誇るKinetis(キネティス)Wシリーズ・マイクロコントローラ製品ラインを拡充するワイヤレス・マイクロコントローラ「Kinetis KW01」の出荷を開始したことを発表しました。ワイヤレス・ネットワークで構成されるスマート・オブジェクト・アプリケーションに理想的なKinetis KW01マイクロコントローラは、量産デバイスとしては初めてARM Cortex-M0+ベースの汎用サブギガヘルツ無線機能を備えています。

現在、屋外や屋内のスマート・オブジェクト・ネットワークを対象として、さまざまな新プロトコルが世界規模で利用され始めていますが、そこでは、堅牢な通信と低消費電力性能が必要とされます。Kinetis KW01プラットフォームは、高度な変調方式(GFSK、MSK、GMSK、OOK)を利用した最大600Kbpsの高性能無線通信により、これらの要件を満たすとともに、290~1020MHzの幅広い周波数範囲で動作が可能なため、日本、アメリカ、ヨーロッパ、中国、インド、ブラジル、メキシコなど、各国のISMバンドをサポートします。また、低消費電力のMCUを搭載しているので、数多くのネットワーク・プロトコルに対応することができます。

KW0xワイヤレス・マイクロコントローラは、多数のスマート・メータを共通のデータ収集ポイントに接続する近隣エリア・ネットワーク(NAN)や、多数の街灯・屋外センサを接続するメトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)といった屋外アプリケーション向けに、さまざまな独自プロトコルや業界標準のIEEE(R) 802.15.4e/gプロトコルをサポートします。他の屋外向けターゲット・アプリケーションとしては、スマート・シティ・ネットワーク(街灯、パーキング・メータ、水道メータ、インフラストラクチャ品質管理センサ)、ビルディング・コントロールなどがあります。一方、KW01ワイヤレス・マイクロコントローラは、各種センサや制御装置、ディスプレイ、家電製品、機械類をワイヤレスで接続する屋内アプリケーション向けにも、さまざまな独自プロトコルや6LoWPAN、WMBUS(EN13757-4)、KNXといった標準プロトコルをサポートします。

Kinetis KW01マイクロコントローラに搭載されているARM Cortex-M0+コアは、最大48MHzで動作し、128KBのFlashメモリと16KBのSRAMを備え、通常の条件であればわずか40uA/MHzの消費電力で稼働します。スタンバイ時の消費電流は1.7uAにまで抑えられており、わずか4.3マイクロ秒という高速ウェイク・アップを実現します。ストップ・モード時の消費電流は、無線設定データ保持を行いつつ100nA程度です。このような特長により、ポータブル・システムのバッテリ寿命を最大限に延長できます。

Kinetis KW01は包括的なモデムとして利用可能です。Kinetis KW0で下位レイヤのワイヤレス・プロトコルを動作させ、外部のホスト・プロセッサで上位のネットワーク・プロトコル・レイヤの処理を実行する構成が可能です。また、シンプルなネットワーク・プロトコルの場合、Kinetis KW01は、ホスト・プロセッサなしで動作することもできます。16ビットADコンバータなど、オンチップ・ペリフェラルを活用することで、ワイヤレス・センサ・ネットワーク・アプリケーション向けのシングルチップ・ソリューションを実現できます。

Kinetis KW01ワイヤレス・マイクロコントローラの主な特長:
無線機能
・ベンチマークにおいて137dB以上のリンク・バジェットを達成 - 長距離通信に対応
・最大17dBmの可変出力
・290~340MHz、424~510MHz、862~1020MHzの周波数帯域をサポート
・さまざまな変調方式(GFSK、MSK、GMSK、OOK)をサポート
・1~600Kbpsの双方向OTA(Over-The-Air)データ・レート
・超低消費電力の32ビットARM Cortex-M0+ CPUコア
・ラン・モード消費電流: 40uA/MHz
・ストップ・モード消費電流: 100nA未満
・最新の演算処理モード(ペリフェラルを非同期ストップ・モードにして動的電力を削減)を含め、多様で柔軟な低消費電力モードを搭載

メモリ/ペリフェラル
・128KBの不揮発性オンチップFlashメモリ、16KBのRAM - フリースケール独自のSMAC(シンプル・メディア・アクセス・コントローラ)から世界標準のIEEE 802.15.4に至るまで、幅広い通信プロトコルに対応
・16ビット・ADコンバータ
・タッチ・センサ・インタフェース
・12ビットDAコンバータ
・ アナログ・コンパレータ
・タイマ&PWM
・RTC

開発サポート
開発を簡素化する包括的な開発ツール・パッケージが用意されています。主なツールは次のとおりです。
・無線性能を総合的に評価し、無線ブロックを迅速に設定できるPCテスト・ツール
・開発用のハードウェアとソフトウェアをすぐに利用できる開発キット
- 迅速なプロトタイプ作成を実現するモジュール式リファレンス・ボード
- Simple MAC (SMAC)無線ユーティリティ設定ツール
・大規模ARMエコシステムより提供されるIAR IDE開発サポートも利用可能
・IEEE 802.15.4g/e対応MAC/PHY

供給
フリースケールのKinetis KW0xワイヤレス・マイクロコントローラは、現在出荷中です。詳細については、www.freescale.com/KW0xのWebサイトをご覧ください。

フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、http://www.freescale.com/jaをご覧ください。

Freescale、FreescaleのロゴマークならびにKinetisはFreescale Semiconductor Inc., Reg. U.S. Pat. & Tm. Off.の商標、または登録商標です。ARMおよびCortexはARM Ltd.またはその子会社の商標または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれの所有者が権利を保有しています。

(C)2014 Freescale Semiconductor, Inc.

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