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国際NGOセーブ・ザ・チルドレン エボラ出血熱の流行を阻止するためコンゴ民主共和国へ緊急医療チームを派遣

PR TIMES / 2018年6月18日 18時1分

子ども支援専門の国際NGOセーブ・ザ・チルドレンは、エボラ出血熱が広がるコンゴ民主共和国(DRC)へ医療チームを派遣し、感染拡大を阻止するために、エボラウイルスの危険性に関する人々の、特に子どもたちの間での、意識向上や啓発のための活動を開始します。

セーブ・ザ・チルドレンのコンゴ民主共和国事務所代表ヘザー・カーは、以下の通り訴えます。
「コンゴ民主共和国は、2014年のエボラ流行時には、エボラ出血熱の根絶に成功しました。しかし、今回の流行は、都市部へと感染が拡大したことで根絶がさらに難しい状況にあります。

都市部に暮らす人が感染した場合、地方の場合と比較して、感染者が接触する人の数は3倍多くなります。接触者は感染の可能性があるため、追跡調査が必要となります。赤道州の州都ムバンダカ(Mbandaka) への感染拡大を受けて、エボラの感染疑い例は3倍になっており、これ以上感染が拡大しないよう、厳重な警戒が必要です。

また、エボラ出血熱の流行において、子どもたちは親や養育者を失う恐れや、人々のエボラ出血熱に対する恐怖心からスティグマを負わされたり隔離されたりする危険に晒されるなど、特に脆弱な立場になります。

今回の流行では、これまでに30人近くの命が奪われていますが、エボラ感染の根絶には、教育と啓発活動が決め手になります。

コンゴ民主共和国の人々にとって、感染が確認された地域とコンゴ川で繋がる、人口1,000万人の首都キンシャサでのエボラ出血熱のアウトブレイクが最悪のシナリオです。そうした事態にならないよう、今の段階で緊急医療チームを派遣し、活動を行うことが必要です」

コンゴ民主共和国政府および世界保健機関(WHO)との緊密な連携により、緊急医療チームのメンバー4人は、首都キンシャサとその近郊で、エボラ感染の兆候や症状を判断したり、感染拡大を阻止するための活動に従事します。また、緊急医療チームは、保健スタッフの育成や、保健医療施設に医薬品や医療品を提供するとともに、重要なメッセージを最も脆弱なコミュニティに届けるために、子どもにやさしい啓発教材の開発をしています。

赤道州の行政や保健医療のパートナー団体は、エボラ出血熱のアウトブレイクを防ぐために、迅速かつ効果的な対応を進めており、2014年のエボラ流行以降、新たに開発が進んだワクチンが、感染地域のヘルスワーカーに提供されています。しかし、今回のエボラ出血熱のアウトブレイクが、すでに深刻な人道危機の状態にある同国の状況をさらに悪化させるという懸念もあります。

カーは続けて、「報道されることはほぼありませんが、コンゴ民主共和国は、紛争や飢餓により1,300万人が緊急人道支援を必要としており、世界最大規模の人道危機に見舞われています。国際社会やドナー国は、コンゴ民主共和国の人々の窮状を無視してはなりません。セーブ・ザ・チルドレンは、国際社会やドナー国に対して、支援団体が、この緊急事態の影響を受けたすべての脆弱な子どもたちに、必要不可欠な保健医療や、教育、心理的支援などの緊急支援を継続できるよう資金拠出を要請します」と訴えます。

<セーブ・ザ・チルドレン概要>
セーブ・ザ・チルドレンは、すべての子どもにとって、生きる、育つ、守られる、参加する、「子どもの権利」が実現されている世界を目指して活動する子ども支援の国際NGOです。1919年に英国で設立され、現在、日本を含む29の国と地域の独立したメンバーが連携し、約120ヶ国で子ども支援活動を展開しています。
http://www.savechildren.or.jp/

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