震災から6年、継続する千葉大学園芸学部の被災地支援活動。花と緑の「雄勝ローズファクトリーガーデン」
PR TIMES / 2017年2月13日 17時30分
~2月18日(土)19日(日)・3月4日(土)5日(日)にガーデン整備活動を実施~
千葉大学園芸学部は、東日本大震災後、被災地に元気と笑顔を届けることを目的に、2011年7月から毎年、学生と教員が被災地に赴き、コミュニティーガーデンを通じた支援活動を行っています。2017年2月と3月には、復興の道路事業により移転することになった「雄勝ローズファクトリーガーデン」の整備活動を行います。
園芸学部のスキルを活かした被災地支援活動
[画像1: https://prtimes.jp/i/15177/159/resize/d15177-159-990407-1.jpg ]
2011年3月の震災直後に、当時の学生から国立大学唯一の園芸学部として、大学で学んできた知識や経験を活かし、花と緑で被災地を支援したい!という提案がありました。これを受けて園芸学研究科 准教授の秋田典子が責任者となり、石巻市役所を通じて旧雄勝町の仮設住宅でコミュニティガーデンの活動を始めることとなりました。以後、宮城県だけでなく、岩手県や千葉県旭市にも取り組みを広げ、これまで約40回にわたり被災地を訪問し、コミュニティーガーデンの維持管理や、商店街の緑化活動、ハーブを使った香袋や石鹸作りなどを、地元の方々と一緒に行ってきました。
雄勝ローズファクトリーガーデンの誕生と現在
[画像2: https://prtimes.jp/i/15177/159/resize/d15177-159-155134-2.jpg ]
旧雄勝町の仮設住宅の住民から、かつて彼らの住まいがあった低平地(津波の被害を受け、居住が禁止されている場所)を花と緑で元気にして欲しいという依頼を受けて、秋田准教授と学生は、地元の住民、ボランティア、造園会社と協力しながら現在まで継続的に低平地や仮設住宅の緑化に関わってきました。
年約4回・1回につき約15名の学生が被災地に赴いて活動し、5年間で約20回・延べ300名以上の学生が現地の支援に関わりました。このガーデンは「雄勝ローズファクトリーガーデン」という名称で、現在は地元の方から国内外まで含めた多くの方が訪問する場になりました。
詳細→ http://ogatsu-flowerstory.com/
石巻市雄勝総合支所との連携協定
2016年にはこれまでの園芸学部学生の支援と秋田研究室の専門的支援を踏まえ、石巻市雄勝総合支所から千葉大学大学院園芸学研究科と協定を結びたいとの要請を受け、同年12月に、東日本大震災からの復興に関する研究、施策、記録の作成等を通じた地域社会の復興に寄与するための連携・協力に関する協定書を締結しました。
今回の活動について
[画像3: https://prtimes.jp/i/15177/159/resize/d15177-159-354038-6.jpg ]
復興事業で「雄勝ローズファクトリーガーデン」の一部が道路になることが決定してからは、ガーデン移設も含めた旧雄勝町全体の活性化に向けた支援を続けてきました。今回はガーデンの移転の最初の第一歩となる石積み作業を行います。
日程:2017年 2月18日(土)・19日(日)、3月4日(土)・5日(日)
時間:9:30~16:00頃
場所:雄勝ローズファクトリーガーデン
アクセス:http://ogatsu-flowerstory.com/contact/
※3月5日は、10時~13時に千葉大生たちも「被災地ウォークinおがつ~語り部とともに記憶に想いを馳せて歩く雄勝町中心部 約2キロの道」に参加します。雄勝の町並みを歩きながら、震災当時中高生だった若者を含め4人の方々が語る、当時の様子や震災から得た教訓、未来への展望などを聞きます。
千葉大学園芸学部の被災地支援活動に関するお問合せ
[画像4: https://prtimes.jp/i/15177/159/resize/d15177-159-605713-5.jpg ]
千葉大学園芸学研究科緑地環境学コース 秋田 典子准教授
TEL: 047-308-8931
メール:noriko@faculty.chiba-u.jp
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