ディーアンドエム、エブリセンスおよび日本IBMと共同で、オープンテレマティクスプラットフォームのデータクラウドファンディングを開始
PR TIMES / 2019年2月19日 16時40分
~モニター車1000台以上から提供される自動車走行リアルタイムデータの利用者を募集~
株式会社ディーアンドエム(https://www.d-and-m.co.jp/ 本社:東京都新宿区、代表取締役:杉村 昌宏、以下「当社」)は、当社が保有する「消費者モニターネットワークおよび属性情報」、エブリセンスジャパン株式会社(代表取締役社長:北田正己、以下「エブリセンス」)が運営するIoTデータ取引市場「EverySense」、日本アイ・ビー・エム株式会社(代表取締役社長執行役員:エリー・キーナン、以下「日本IBM」)が提供する「IBM IoT Connected Vehicle Insights」を活用し、これまでにないオープンテレマティクスプラットフォームの実証実験(以下「本プロジェクト」)を行う計画についてお知らせします。
本プロジェクトでは、自動車からリアルタイムで取得できる走行データとドライバーの属性情報を組み合わせた高付加価値化データ[1]を第三者へ提供します。本プロジェクトの実施に向け、本プラットフォームから取得できるデータを活用いただける企業・団体を募集します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/4729/160/resize/d4729-160-249426-0.png ]
図:本プロジェクトのプラットフォームイメージ
[1] データ提供者の属性情報付、地図への合わせこみなどの処理済み、最小分解能1秒の高精細位置情報、および最小分解能0.1秒の高精細加速度情報、加工しない生データ
■背景と目的
自動運転やコネクテッドカーをはじめ、自動車関連産業における研究・開発競争はますます激しくなり、多様な自動車走行データへのニーズが高まっています。
しかしながら、既存のテレマティクスデータは、自動車メーカーによって自社の特定車種およびそのユーザーから取得されたもので、データ収集の範囲や方法が限定的であることから、データ網羅性に欠け、活用範囲も限られていました。
当社とエブリセンス、日本IBMは、このような課題に対し、自動車メーカーだけでなく、幅広い業種・業態で活用できるオープンテレマティクスプラットフォームの共同検討し、2019年内のサービス提供開始を目指し、実証実験の準備を進めることについて合意しました。私たちは、この取組みを通して、自動車の走行データを活用した新しいビジネスの創出を支援します。
当社といたしましては、今回の実証実験において、500万人を超える消費者モニターネットワークからデータ提供にご協力いただく一般モニターを募集し、ご本人の同意に基づくドライブデータの提供を計画しています。
ご参考:本プロジェクトにおける計画
■本プロジェクトの特長
1.メーカー・車種に依存しないオープンテレマティクス
関東圏[2]において、一般ユーザーが所有する自動車1000台[3]に専用デバイスを搭載していただくため、特定のメーカーや車種、運転者属性に限定されないデータの収集・提供が可能に。
2.高付加価値化されたリアルタイム[4]走行データの提供
LTE回線を用いて逐次リアルタイムに収集された走行データを、日本IBMの「IBM IoT Connected Vehicle Insights」によって、マッピングしたり、運転性向などのデータに連携させたりすることで高付加価値化を実現。
3.データ提供者の本人許諾が得られたデータの提供
当社の500万人を超える消費者モニターネットワークおよび属性情報の中から募集し、第三者への提供について事前にご本人の許諾が得られたデータの提供が可能に。
4. 走行データ取り扱いのための標準的なAPIを整備
走行データ取り扱いのための標準的なAPIを整備することで、既存のMaaS(Mobility-as-a- Service)事業者の有する事業者起点の走行データとの連携も可能に。
個人情報保護の観点から、収集対象となるデータはユーザーの許諾を得たうえで、第三者(本実証実験にご参加いただく企業・団体)へ提供されます。
[2] 対象エリアは、購入者の希望により調整も可能です。
[3] 購入者の応募状況により、車両数の追加も可能です。
[4] リアルタイム: 位置情報は、最小1秒間隔、加速度、ジャイロは、0.1秒の分解能で計測します。
<想定スケジュール>
[画像2: https://prtimes.jp/i/4729/160/resize/d4729-160-712140-1.png ]
■実証実験概要およびデータ提供先企業・団体の募集について
当社の消費者モニターネットワークおよび属性情報から募集したメーカー・車種を限定しない自動車両1000台に、エブリセンスが新規開発する移動体用デバイスEveryMobile(以下「専用デバイス」)を搭載していただきます。
本実証実験に有償で参加いただくデータ提供先企業・団体(以下「データ収集者」)へは、エンドユーザーの同意のもと、多様なメーカー、車種、運転手属性および運転加速度、進行方向、加速度、ジャイロなどの動作データや、準天頂衛星に対応した高精度GPSデータをもとに付加価値化されたリアルタイム自動車走行データをご提供します。
データ収集者は、実証実験期間の6ヶ月間にわたり、当該プラットフォームを通じてデータを取得していただくことが可能です。なお、取得いただいたデータは、実証実験終了後も継続的に活用いただけます。また、期間終了後は、当該プラットフォームを用いた商用サービスを提供し、個別の同意に基づいて、提供者から直接データ提供を受けることも可能とする予定です。
<募集概要>
募集数 :10社・団体
参加費用:一社あたり1,200万円(200万円×6ヶ月のデータを提供します)
募集開始:2019年2月20日より募集開始
※募集定数に達し次第、終了とさせていただきます。
<応募説明会>
本プロジェクトの参加者向け説明会を、以下のとおり開催いたします。
日時:2019年3月26日 16時00分から(受付開始 15時30分)
場所:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F
今後も、当社はお客様の「マーケティングパートナー」として、複雑化していくニーズや市場環境に対応できるよう、さまざまなデータ、サービスの提供、また連携企業様とのサービス開発を積極的に進めてまいります。
■IoTデータ取引市場「EverySense」について
IoTデバイスを所有するデータ提供者が安心、かつスムーズにデータを第三者に提供でき、またデータ利用者が求めるデータを容易に判断して収集・活用できる技術的・制度的環境を整備。提供者自身が取引毎に提供可否を判断・承諾しデータ提供先を決定する仕組みによりデータ提供者の「データをコントロールする権利」を保証。本プラットフォームにおける中核的な仕組みにおいてEverySense,inc.(本社:米国、CEO真野 浩)が国内特許を取得しています。
■日本アイ・ビー・エム「IBM IoT Connected Vehicle Insights」について
IBM IoT Connected Vehicle Insightsは、つながるクルマ”のプラットフォームとして、テレマティクス・ソリューションの構築に必要とされる機能をクラウド上で提供します。大量の車両走行状況や道路関連情報をクラウド上で収集・分析し、リアルタイムに道路ネットワーク情報に基づく位置情報サービスや運転支援、Pay How You Driveなど様々なサービスの実現を支援します。
■株式会社ディーアンドエムについて
株式会社クロス・マーケティンググループ(東証一部3675)の子会社であるディーアンドエム は、全国500 万人を超えるモニター会員と2000を超える属性カテゴリに⽀えられたビッグデータを活用し、顧客企業のマーケティングをより的確に、わかりやすく、結果を伴うものにするためのサービスを提供しています。また、このモニター会員はすべてアンケート聴取が可能なモニターであるため、顧客企業が取得したい情報を取得することが可能です。
会社名:株式会社ディーアンドエム
本社所在地:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー 24F
代表者:杉村 昌宏(すぎむら まさひろ)
設立:2015年4月
URL: https://www.d-and-m.co.jp/
<本サービスに関するお問い合わせ先>
株式会社ディーアンドエム 担当:中関裕一
TEL:03-6859-2296 e-mail:info@d-and-m.co.jp
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