【朝日小学生新聞】2020年度中学入試の時事問題を分析

PR TIMES / 2020年3月18日 13時25分

令和への改元、消費税、SDGsの出題が目立つ

「朝日小学生新聞」を発行する朝日学生新聞社は、2020年度の国立・私立中学校約70校の入試問題を分析し、時事問題の出題内容を調べました。世界遺産や選挙などの定番のほか、元号が令和になったことを入り口にした出題、消費税、SDGs(持続可能な開発目標)に関する問題が目立ちました。



1 元号「令和」
元号が令和に変わったことを入り口に、出典となった「万葉集」、平成時代の振り返り、憲法における天皇の規定などを出題する例が目立ちました。

・「万葉集」を記述させる。(神奈川・浅野中、愛知・海陽中等教育学校)
・一代の天皇が在位中は同じ元号を使う一世一元の制が取り入れられた時期が何年前であったか、もっとも近いものを選択式で問う。(東京・桜蔭中)
・名称に元号がもり込まれた歴史上の出来事として、「承久の乱」「応仁の乱」「弘安の役」などを問う。(長野・佐久長聖中)
・平成2年(1990年)のドイツ統一、平成23年(2011年)の東日本大震災など、平成を振り返る出題。(東京・学習院中等科)
・大日本帝国憲法と日本国憲法における天皇の規定を答えさせる。(奈良・西大和学園中)
・日本国憲法での天皇の国事行為に関して出題。(神奈川・慶応普通部、京都・京都女子中)
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2 消費税
2019年の秋に税率が10%に引き上げられたことに関連し、1989年に日本ではじめて取り入れられたときの税率(3%)や、税金の種類(間接税)は出題の定番でした。

・酒類・外食をのぞく飲食料品と、定期購読契約が結ばれた週2回以上発行される新聞に対する税率が8%のままであると示し、一部の商品にかけられるこうした税率として「軽減税率」を答えさせる。(東京・開成中)
・軽減税率を導入した目的として「家計に占める生活必需品の割合が高くなる低所得者層の税の負担をやわらげるため」と記述させる。(東京・明治大学付属明治中)

3 プラスチックごみ
プラスチックごみの問題や、国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)など、地球環境を切り口にした出題が多くみられました。

・プラスチックごみが海に流出する量を減らしていく方法を問い、あやまっている説明として「日本国内で回収されたペットボトルを外国に買い取ってもらう」を選ばせる。(東京・筑波大学附属駒場中)
・プラスチックのごみを増やさないために、どのようなことに取り組めばよいか、受験生自身の考えを記述。(千葉・国府台女子学院中学部)
・国連が2030年までに達成すべきと掲げる17の目標や、その達成のための取り組みをあらわすものとして「SDGs」を選択。(京都・同志社中)

4 世界遺産
日本の世界遺産の出題は定番です。大阪府にある「百舌鳥・古市古墳群」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されることが決まったというニュースも頻出でした。

・百舌鳥・古市古墳群の正しい説明として「百舌鳥・古市古墳群には、おもに5世紀につくられた巨大な前方後円墳が集まっている」を選択させる。(埼玉・浦和明の星女子中)
・地図を示し、富岡製糸場(富岡製糸場と絹産業産群)や八幡製鉄所(明治日本の産業革命遺産)の位置などを出題。(愛媛・愛光中)

朝日小学生新聞
小学生向けの日刊紙。月ぎめ購読料1769円。 https://www.asagaku.com

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