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ヘイズ】採用動向レポート 「インサイドストーリー」 ライフサイエンス編を公開

PR TIMES / 2017年12月15日 15時1分

医療スペシャリストの需要急増で、大幅な給与アップも

外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:港区、マネージング・ディレクター:マーク・ブラジ、以下ヘイズ)はこの度、採用動向レポート「インサイドストーリー」のライフサイエンス編を公開しました。 



レポートでは日本政府が医療費抑制のためジェネリック医薬品の利用を推進しており、高額な新しい治療薬を導入するにあたり、製薬会社は次第に厳しい状況に直面している現状を指摘しています。
[画像: https://prtimes.jp/i/8738/170/resize/d8738-170-593756-0.jpg ]


◆日本のライフサイエンス業界における最新動向


日本には依然として世界有数の研究開発環境があり、今年は医療機器セクターで躍進的なブレークスルーがみられた。
INCリサーチとインヴェンディヴの合併により、ライフサイエンス業界世界最大のCROが誕生。日本では武田薬品工業とPRA Health Sciences(米国)のパートナーシップ事業が始動するなど、大きな動きが相次いだ。
人材が不足しているシニアレベルの役職の人数を維持するため、社員は定年後も現状と同じかそれ以上の給与で契約を延長するよう促されている。これは数年前には見られなかった状況。
以前は米国に5年ほど遅れて国内市場で医薬品の承認が下りていたが、過去12カ月は日本のライフサイエンス業界で国際化の動きが高まり、承認までの期間が数カ月にまで短縮されつつある。
このような状況の変化に伴いあっという間に仕事量が急増した企業では、バイリンガル人材の獲得が急務となっており、その傾向は特に医療ニーズ、臨床開発、腫瘍学の分野で拡大している。

ここ数年、多国籍製薬会社の相次ぐ不祥事が国際メディアで大きく取り上げられ、大手製薬会社はその信頼回復に向けた取り組みを余儀なくされています。この点について、ヘイズ・ジャパンのマネージング・ディレクター、マーク・ブラジは、「製薬会社は医療プロフェッショナルを採用することによって評判を取り戻そうとしている」と指摘する中で、以下のように述べています。

「今年は商業セクターにおける医師の採用ニーズが急速に拡大しています。彼らは、従来のような飛び込み営業とは異なり、同業者の目線で相手方の医師の気持ちを動かすことができます。こうしうたプロフェッショナルは患者を守ることを誓っているため、信頼性も高いといえます」と分析しています。

特に将来リーダーとしての役割が期待される45歳以下の医療プロフェッショナルに対する需要が高く、転職の意思があるプロフェッショナルに対しては高額な報酬が準備されています。

この点について、ブラジは次のように指摘しています。「昨年は35、40、50%といった報酬アップも見られ、しかもコンサルタントの側からの交渉がほとんど必要なかった状況です。求職者が希望する額を出すと、すぐにオファーを出す会社も増えており、相場は高騰しています。長い間空いていたポストの場合、求職者がとても断れないようなオファーを出すケースも見られます」

ジェネリック医薬品市場拡大による競争激化-求められる医療プロフェッショナル

製薬会社における人材獲得競争の激化には、急速な高齢化に伴う医療費負担の抑制に向けて日本政府がジェネリック医薬品の利用を促進していることが背景にあります。

「日本の医師は、ジェネリック医薬品や伝統的な薬草療法である『漢方』に頼ることが多いのですが、この考え方を変えることが製薬会社にとって重要です」とブラジは分析します。

「腫瘍、中枢神経系、心血管は、高齢化が深刻な日本における3大疾患領域となっています。これらの疾患に対しては革新的な新療法がありますが、それらは費用が高く、製薬会社はたったの15年で薬品と装置にかかる支出を回収しなければなりません。自分たちの薬を使うよう、キーオピニオンリーダーを動かすことのできる人材を製薬会社が求めているのはこのためです」

「保守的な医療プロフェッショナルは製薬会社で働くことに対し慎重かもしれませんが、それによってより広範囲に患者に影響を与える機会が得られるとともに、ワークライフバランスの向上や報酬アップも期待できるのです」とブラジは指摘します。

「日本の医療制度や病院が直面する課題をよく理解し、日本やほかの地域の規制を熟知している人材であれば、需要は大きいはずです。さらに、医療機器、医薬品、バイオテクノロジー、CRO(医薬品開発受託機関)などでライン管理の経験があり、PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)とのパイプがあれば、自分のキャリアだけでなく日本中の患者に大きな違いをもたらすことができます。」

日本のライフサイエンス業界の動向に関するヘイズのインサイドストーリーはこちらからご覧いただけます。
https://www.hays.co.jp/TheInsideStory/HAYS_1934178

以上


ヘイズについて
ヘイズ(本社:英国)は、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリストの人材紹介会社です。2017年6月30日現在、世界33カ国*、250 の拠点(総従業員10,000人)において、20の専門分野に特化したハイスキル人材サービスを提供しています。(*日本、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、中国、チェコ共和国、デンマーク、フランス、ドイツ、香港、ハンガリー、インド、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、ロシア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ)

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(ヘイズ・ジャパン)について
ヘイズの日本法人として2001年に東京で設立されたヘイズ・ジャパンは、日本で唯一、4つの国内拠点(日本本社、新宿支店、大阪支店、横浜支店)を有する外資系人材紹介会社です。13の専門分野(経理・財務、金融、ファイナンステクノロジー、人事、IT、保険、法務、ライフサイエンス、オフィスプロフェッショナル、不動産、セールス・マーケティング、サプライチェーン、マニュファクチャリング)に精通した経験豊富なコンサルタントが、「正社員紹介」「契約・派遣社員」「採用アウトソーシング(RPO)」「ITソリューションズ(業務委託)」の4つのサービスを提供し、企業の人材採用と個人のキャリアアップを支援しています。

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