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【プレスリリース】エボラ出血熱、西アフリカへ拡大 ギニアとリベリアで111件の感染、マリで6件の疑い 正しい情報を広め、感染拡大防止を  

PR TIMES / 2014年4月10日 16時26分

日本ユニセフ協会より計30万ドルを支援



※本信は ユニセフ西部・中部アフリカ地域事務所からの情報を日本ユニセフ協会
広報室が翻訳したものです
※原文をご入用の際は 広報室(後述)までお問い合わせください


【2014年4月10日ダカール(セネガル)発】

西アフリカでエボラ出血熱の感染が拡大しています。2014年4月8日現在、ギニアと
隣国のリベリアで111件の感染が確認されました。感染が疑われるケースは178件、
確認または感染の可能性が高いケースは、ギニアとリベリアで報告され続けており、
マリでも感染が疑われるケースが6件発生、感染が拡大しています。


■あらゆる機会、方法を使って対応・予防策を発信・拡散

ユニセフは、感染または感染の恐れがある西アフリカ7カ国(ギニア、リベリア、
シエラレオネ、コートジボワール、セネガル、マリ、ギニアビサウ、以下7カ国と
記載)で、保健省やパートナー団体と主に、携帯電話のテキストメッセージや
ラジオ番組、TV番組、個別訪問キャンペーンを通じて、致死率の高いエボラ
ウイルスから命を守る情報を拡散しています。

ユニセフ西部・中部アフリカ地域事務所 子どもの生存と発達 アドバイザー長の
グイド・ボルギーズは「エボラ出血熱は、この地域の人にあまり知られていません
でした。このような状況下では、根拠のない不安や噂は瞬く間に広く伝わってしま
います。自分や家族の身を守り、危険な誤解が広がらないようにするためにも、
エボラ出血熱への対処法と正しい情報を得ることは、これまで以上に重要です」と
述べました。

エボラ出血熱が発生している、または感染リスクの高い西アフリカの国々で、
ユニセフは、赤十字やWHO(世界保健機関)といったパートナー団体と協力の下、
草の根レベルでエボラ出血熱への意識を高め、文化的に慎重な対応が必要と
される広報戦略の立案を続けています。

7カ国では、マスメディアやデジタルメディア、個人のコミュニケーション活動を
通じて、モスク、教会、学校、保健センター、市場などでコミュニティや医療
従事者に対し、エボラ出血熱への予防策を実施するように働きかけています。
また、ユニセフは、石けんや塩素、手袋など、予防に必要な資材を提供して
います。


■情報の不足や誤った情報で命を危険にさらさないように
ボルギーズ・アドバイザー長は「ストーリー
仕立てのラジオ番組や印刷物、TV番組や携帯電話
への音声メッセージ送信など、あらゆる方法を
用いて、より多くの人に対処法を伝えるために
現地語で発信しています。感染拡大防止は、
時間との闘いです。エボラ出血熱は命を奪う
病気です。情報の不足や噂に基づく
誤った情報は、命を危険にさらします」と
強調しました。

「エボラ出血熱にはワクチンがありません。
疑わしい兆候が表れたら、すぐに
保健センターに患者を連れてきてください。
そうすれば、命が助かる可能性も
高くなり、感染拡大の予防にもなるのです」と
続けました。

ユニセフは、エボラ出血熱への対応のため、
ギニアに120万米ドル、リベリア、
シエラレオネ、セネガル、ギニアビサウ、マリの周辺国での対応のために130万
米ドルの緊急の資金提供を国際社会に要請しています。これらの資金は、
西アフリカへの感染拡大を防ぐために、消毒や医薬品、物資、広報の活動に
役立てられます。


***

公益財団法人日本ユニセフ協会は、緊急支援に備えて設けている臨時拠出積立金
より、ギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国のエボラ出血熱への対応のために
各10万米ドル(計30万米ドル)の拠出を行い、エボラ出血熱感染拡大防止を
支援します。


■参考情報:ユニセフの取り組み
<ギニア>
・パートナー団体とともに、エボラ出血熱の
予防対応に必要な情報を戸別訪問やポスター、
リーフレットの配布で実施

・首都コナクリを含む最も感染が確認されて
いる地域で、液体塩素7万7,400ボトルを配布
・このほか、棒状の石けん30万本以上、手袋
15万組以上、消毒噴霧器670個、
次亜塩素酸カルシウム1,650kgを医療従事者と
コミュニティに配布

<リベリア>
・リベリアでは、コレラキット7セット、
隔離用テント8張、石けん1万5,360個、
塩素と消毒製品725kg、家庭用水キット100セット、消毒剤4,830箱、バケツ9,200個、
貯水用容器2,360個を配布
・電話会社とともに、エボラ出血熱に関するテキストメッセージを50万件送信

<周辺国>
・リベリアとシエラレオネ、セネガル、コートジボワールで、現地のラジオ番組に
参加
・コートジボワールでは、衛生備品に加え、西部モンターニュ地方のマンで、隔離用
テント4張を提供・設営
・マリでは、衛生習慣に関するメッセージの策定を支援、このメッセージを感染地域
のラジオ番組で発信
・シエラレオネ、コートジボワール、セネガル、マリの政府や地方の保健当局に、
石けんや手袋、テント、隔離用テント、医薬品などを提供


■ユニセフ・ギニア事務所 SNSなどのアカウント

Tumblr : http://unicefguinea.tumblr.com Twitter : @unicefguinea
Facebook : http://facebook.com/unicefguinea
Flickr: http://flickr.com/unicefguinea
Instagram: unicefguinea Google+: unicefguinea


■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Laurent Duvillier, UNICEF in Dakar, Tel (+221) 77 740 35 77,
lduvillier@unicef.org
Timothy La Rose, UNICEF in Conakry, Tel (+224) 622 350 251,
tlarose@unicef.org
Kent Page, UNICEF New York, Tel: 1-212-326-7605; Cell: 1-917-302-1735;
kpage@unicef.org
Georgina Thompson, UNICEF New York, Tel: 1-212-326-4516; Cell: 1-917-775-3874;
gthompson@unicef.org

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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