スノーデン氏の告発後に広がる米国のインターネットサービスに対する懸念
PR TIMES / 2014年11月5日 10時30分
スノーデン氏は最近、Dropbox、Facebook、Googleの使用をやめるよう忠告しました。エフセキュアの調査によると、多くの人がより安全なサービスへ切り替えようとしていることがわかりました。
2014年10月29日ヘルシンキ発 - 本社発表資料抄訳
Dropbox、Facebook、Googleといったサービスからセキュリティやプライバシーを重視するサービスへ切り替えるべきだというエドワード・スノーデン氏の忠告に続いて、エフセキュアは実際に多くの人がそうすることを検討しているという調査結果*を発表します。6カ国で実施されたこの調査では、プライバシーに関する懸念が高まっていることから、大多数の人がこの数カ月の間にインターネットの利用に関する習慣を変えていることが明らかになりました。
最近のビデオインタビューの中でスノーデン氏は、Dropbox、Facebook、Googleといった大手インターネットサービスは危険であるため使用を避けるべきだと述べ、視聴者に注意を促しました**。実際に、回答者の53%が検索ベースのプロファイリングを避けるため、Googleなどのサービスから他のよりプライベートなサービスへの切り替えを前向きに検討していると答えました。また56%が、米国のインターネットサービスに対する不安がここ1年で高まってきていると答えたほか、46%が、自分の個人データが米国を経由せずに送信されるためなら出費をいとわないと回答しています。さらに70%は、自分たちの個人データが通過している国の情報機関が、大量監視を行う可能性について懸念していると回答しています。
回答者の68%は、少なくとも時折プライベートブラウジングやシークレットモードを使用することで、あるいは通信を暗号化することで自分たちのプライバシーを守るようにしていると答えています。また、57%は、企業が無料サービスを提供する代わりに自分たちのプロファイルデータを使うことに対し、賛成できないと答えています。
ドイツ、ブラジル、フィリピンでは、データプライバシーに対してより強い懸念が示されました。一例を挙げると、データプライバシーに対する懸念が高まっていることにより、ここ数カ月の間にインターネット利用に関する習慣を変えたかという質問に対し、平均56%(英国45%、米国47%、フランス49%、さらにドイツでは60%、ブラジル、フィリピンの両国では67%)の人が「変えた」と答えました。
エフセキュアのコンシューマ・セキュリティ担当エグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるサム・コンティネンは次のように述べています。「この調査結果は、世論が変わりつつあることを示しています。人々は不安を抱いており、そうしたメッセージが広く伝わっています。セキュリティ業界では信頼が重要ですが、現在、同業者の多くが信頼を失っています。エフセキュアは、プライバシーを保護するセキュアなサービスを利用しようと考えている人に対し、誰にも侵入される心配のない優れたオプションを用意しています」。セキュリティ業界で26年にわたる実績を持つエフセキュアは、厳格なプライバシー法があるフィンランドの企業です。
エフセキュアが提供するオンラインでのストレージおよび同期サービスyounitedは、暗号化によりセキュリティとプライバシーを完全に保護します。また、F-Secure Freedomeは、公共WiFi上を含む暗号化接続や、ハッカーおよびオンライン追跡者からの保護を実現する、極めてシンプルなセキュリティとオンラインプライバシーのソリューションです。また、プライバシーを脅かす可能性のあるモバイルアプリを調べるには、無料のF-Secure App Permissionsをご利用ください。インストールしたアプリに送られた情報を知ることができます。
* F-Secure Consumer Values Study 2014(2014年エフセキュア消費者価値調査)は、米国、英国、フランス、ドイツ、ブラジル、フィリピンの6カ国からそれぞれ800人、合計4,800人を対象に年齢、性別、所得別に実施したオンラインインタビューです。この調査は、Informed Intuitionsとともに企画され、データは、2014年7月にToluna Analyticsにより収集されました。
**エドワード・スノーデン氏のThe New Yorkerによるビデオインタビュー(2014年10月11日)
*エフセキュアの社名、ロゴ、製品名はF-Secure Corporationの登録商標です。
*本文中に記載された会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
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