日本全国の社員3,299人を対象にした「仕事上のストレス」に関する調査 - 仕事でもっともストレスを感じているのは40代
PR TIMES / 2016年2月16日 11時2分
- 役職別の比較では、会長・社長がもっともストレスが少ないことが明らかに -
世界最大(*1)の人財サービス企業であるアデコグループの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川崎健一郎、以下「アデコ」)は、日本全国の20代以上の社員3,299人を対象に、「仕事上のストレス」に関するアンケート調査を実施しました。
【「仕事上のストレス」に関する調査 結果概要】
1. 日本全国の社員の7割以上が仕事でストレスを感じている
「あなたは普段、仕事をする上でのストレスを、どの程度感じていますか」という質問に対し、「やや感じる」「かなり感じる」「精神的にまいるほど感じる」と回答した社員の合計は72.4%に上りました。
2. 仕事でもっともストレスを感じている年代は「40代」
「あなたは普段、仕事をする上でのストレスを、どの程度感じていますか」という質問への回答を年代別で見たとろ、「やや感じる」「かなり感じる」「精神的にまいるほど感じる」と回答した社員がもっとも多かったのは中間管理職の多い「40代」でした。
3. 仕事でもっともストレスを感じていない役職は「会長・社長」
「あなたは普段、仕事をする上でのストレスを、どの程度感じていますか」という質問への回答を役職別で見たところ、「ほとんど感じない」「まったく感じない」と回答した社員がもっとも多かったのは、自身が経営の決定権を持つ「会長・社長」でした。
4. ストレス解消法、女性は「飲食すること」に集中、男性は回答が分かれる
「あなたのストレス解消法はなんですか?」という質問への回答を男女別で見たとろ、女性は「好きなものを食べたりお酒を飲む」に集まり、男性は回答がいくつかに分かれる結果となりました。
5. ストレス軽減のために会社に求めることは「給与アップ」と「働く環境の改善」
「会社に対して、社員のストレス低減のために行ってほしいことはなんですか?」という質問への回答でもっとも多かったのは「給与アップ」でした。また、働く環境の改善を求める声も多く上がりました。
6. 外資系企業に勤務する社員は自己評価が高く、公務員は自己評価が低い
「自分は生産性の高い仕事をしていると思いますか」という質問に対し、「そう思う」「ややそう思う」と答えた回答者がもっとも多かったのは「外資系社員」でした。反対に、「そう思わない」「あまりそう思わない」と答えた回答者がもっとも多かったのが「公務員」でした。
アンケート結果のインフォグラフィックをアデコのウェブサイトで公開しています。詳しくは下記のリンクをご覧ください。
http://www.adecco.co.jp/vistas/investigation/2016/0125/
*1:Staffing Industry Analysts 2015、人材サービス企業売上ランキングより。
【「仕事上のストレス」に関する調査 結果詳細】
1. 日本全国の社員の7割以上が仕事でストレスを感じている
日本全国の社員3,299人に対し、「あなたは普段、仕事をする上でのストレスを、どの程度感じていますか」と質問したところ、「やや感じる」(40.7%)、「かなり感じる」(26.6%)、「精神的にまいるほど感じる」(5.0%)の合計が72.4%となり、7割以上が仕事でストレスを感じていることが分かりました。
[画像1: http://prtimes.jp/i/1264/208/resize/d1264-208-659644-1.jpg ]
2. 仕事でもっともストレスを感じている年代は「40代」
「あなたは普段、仕事をする上でのストレスを、どの程度感じていますか」という質問への回答を年代別に見たところ、「やや感じる」「かなり感じる」「精神的にまいるほど感じる」と答えた社員がもっとも多かったのが「40代」で、約8割にあたる78.3%が何らかのストレスを感じていました。また、ストレスを「まったく感じない」と答えた割合も5.6%と、もっとも低くなっていました。世代として、中間管理職層が多いことなどが理由として考えられます。
[画像2: http://prtimes.jp/i/1264/208/resize/d1264-208-833486-2.jpg ]
3. 仕事でもっともストレスを感じていない役職は「会長・社長」
「あなたは普段、仕事をする上でのストレスを、どの程度感じていますか」という質問への回答を役職別に見たところ、ストレスを「まったく感じない」「ほとんど感じない」と答えた社員がもっとも多かったのは「会長・社長」で、半数近くにあたる44.6%がストレスを感じていませんでした。会長・社長は経営を行う立場であることから、ストレス要因がほかの職位と比較して少ないことが考えられます。また、ストレス耐性が強い人物だからこそ経営者になれたという見方もできます。
[画像3: http://prtimes.jp/i/1264/208/resize/d1264-208-673036-3.jpg ]
4. ストレス解消法、女性は「飲食すること」に集中、男性は回答が分かれる
「あなたのストレス解消法はなんですか」という質問への回答を男女別に見たところ、女性は「好きなものを食べたり、お酒を飲む」が53.8%と、他の項目に比べ目立って高くなりました。男性は「十分な睡眠など休息をとる」(38.3%)、「「好きなものを食べたり、お酒を飲む」(37.9%)、「運動など身体を動かす」(33.1%)、「趣味に没頭する」(31.7%)と、回答がいくつかに分かれる結果となりました。
(【1】でストレスを「まったく感じない」と回答した303人と無回答だった9人を除く2,987人に質問)
[画像4: http://prtimes.jp/i/1264/208/resize/d1264-208-941976-4.jpg ]
5. ストレス軽減のために会社に求めることは「給与アップ」と「働く環境の改善」
「会社に対して、社員のストレス低減のために行ってほしいことはなんですか?」という質問をしたところ、もっとも多く求められていたのは「給与アップ」(28.3%)でした。次に多かったのは「職場環境の改善」(19.9%)でした。その他にも「リフレッシュルームなど休憩できるスペースを設ける」(13.5%)、「労働時間をフレックスタイムにするなど柔軟な働き方ができるようにしてほしい」(11.8%)、「従業員同士の交流の場を設定するなど、職場内コミュニケーションを活発化させてほしい」(11.0%)など、働く環境の改善に関する希望も多く上がっていました。
[画像5: http://prtimes.jp/i/1264/208/resize/d1264-208-275324-5.jpg ]
[画像6: http://prtimes.jp/i/1264/208/resize/d1264-208-879969-6.jpg ]
6. 外資系企業に勤務する社員は自己評価が高く、公務員は自己評価が低い
「自分は生産性の高い仕事をしていると思いますか」という質問への回答を、回答者が所属する組織のタイプ別に見たところ、「そう思う」「ややそう思う」と答えた回答者がもっとも多かったのは外資系企業に所属する社員で、55.2%が自身を生産性が高いと自己評価していました。反対に、自己評価が低かったのが政府・官公庁などに勤務する公務員で、「そう思わない」「あまりそう思わない」と答えた回答者の合計が3つのグループの中でもっとも高く26.5%でした。「そう思う」「ややそう思う」と答えた回答者の合計ももっとも低く、38.1%という結果でした。
[画像7: http://prtimes.jp/i/1264/208/resize/d1264-208-669976-7.jpg ]
【調査概要】
調査対象:日本全国の20代以上の社員
有効回答:3,299人
調査方法:インターネット調査(日経BPコンサルティング調べ)
実施時期: 2015年11月
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