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TBM、グローバル展開の強化を図り、ベトナムに東南アジア初の現地法人「TBM VN Co., Ltd」を設立

PR TIMES / 2021年12月3日 17時15分

~東南アジア地域の製造パートナーと連携したLIMEXの生産体制を強化~

株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役 CEO:山崎敦義、以下 TBM)は、ベトナム社会主義共和国(以下 ベトナム)のハノイ市に現地法人「TBM VN Co., Ltd(ティービーエム・ヴィーエヌ)」を設立したことをお知らせ致します。TBM VN Co., Ltd は、TBMにとって初の東南アジア地域における現地法人になります。



プラスチックや紙の代素素材LIMEXは、枯渇リスクが低く、経済的な要因によって供給、価格が左右されにくい石灰石を主原料とすることで、従来の石油由来プラスチックと比較して、石油由来プラスチックの使用量とCO2の削減が可能です。また、LIMEX Pelletは既存のプラスチックの製造設備で生産を行い、プラスチック製品の成形加工を行う既存の設備でLIMEX Pelletを使用したプラスチック代替製品を製造可能です。現時点においても国内の自社工場(宮城県白石市、多賀城市)だけでなく、国内外の提携工場にて、LIMEX Pelletの生産及び製品化を行っています。
今回の現地法人設立を機に、現地の製造パートナーとの連携によって価格競争力と生産体制を強化し、ベトナム国内の成形メーカーに対する販路拡大を通じて、LIMEXのグローバル展開を推進して参ります。


[画像: https://prtimes.jp/i/16815/210/resize/d16815-210-4b1a4ce23ccd59532c57-0.png ]


■ 背景
世界的に気候変動、資源枯渇、水資源の危機等の環境問題が急速に進行しており、国はもとより企業レベルでの対応が必至となっています。特に、プラスチックに関しては各国が独自に規制しており、日本を含む世界127ヵ国*1がプラスチック製袋の利用を禁止もしくは制限しています。
近年ベトナムでは、プラスチック産業の成長が著しく、2019年には年間約880万トンの製品を生産し、この産業はベトナムGDPの6.7%*2に相当します。その一方で、ベトナム政府は、使い捨てプラスチック製品の使用停止の方針を掲げており、2020年にはプラスチックごみの最小化、リユース、リサイクルを含め適正な処理について規定した、環境保護法改正案が国会で可決されました。また、イギリスで開催された国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)首脳級会合にて、2050年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)を目指すと表明しています。
*1 UNEP.「Legal limits on single-use plastics and microplastics」
https://www.unep.org/resources/report/legal-limits-single-use-plastics-and-microplastics
*2 THE WORLD BANK.「Market Study for Vietnam: Plastics Circularity Opportunities and Barriers」
https://www.worldbank.org/en/country/vietnam/publication/market-study-for-vietnam-plastics-circularity-opportunities-and-barriers

■ 現地法人設立の背景
ベトナムには、LIMEXの主原料である石灰石が豊富に存在し、原材料のサプライヤーやコンパウンドメーカーが数多く存在します。世界中でプラスチックに関する環境問題への対応が求められる中、現地法人TBM VN Co., Ltdを設立する背景として下記の理由が挙げられます。

・ 現地法人の技術スタッフによるLIMEX PelletのOEM生産を行う製造パートナーへの品質管理及び生産管理を強化し、更なる生産体制の拡大に向けた新規の製造パートナーの開拓を推進します。
・ これまで日本法人で行ってきたベトナム産のLIMEX Pelletの出荷業務を現地法人が担うことで、サプライチェーンの効率化を実現し、顧客のニーズに合わせた柔軟な製品提供を可能にします。
・ 世界各地にプラスチック製品を提供してきたベトナム国内の成形メーカーに対して、現地法人の販売スタッフによるLIMEX Pelletの販売を強化します。

■ TBM VN Co., Ltd 概要
社名    TBM VN Co., Ltd
代表者   水野 英二
本社    3rd Floor, VMQ building, 85-87 Nguyen Thai Hoc Street, Ba Dinh District, Hanoi, Vietnam
事業内容  LIMEX及びLIMEX製品の販売

■ LIMEX(ライメックス)とは
LIMEXは、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です。LIMEXは6000以上の企業と自治体にて採用されており、世界40ヶ国以上で特許を取得、COPやG20の国際会議で紹介される他、日本の優れた技術としてUNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォームに登録されています。プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源など枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することが可能です。
*LIMEXは無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアル(JSA-S1008)、JSA 規格の対象

<LIMEXの特徴>
・ 石灰石は、資源輸入国である日本においても自給率100%、地球上に非常に豊富に存在する資源です。
・ 石灰石は一般的なプラスチック(PP)と比較して同体積の焼却時にCO2を約58%排出削減出来るため、プラスチック代替素材の主原料として石灰石を用いることで石油由来プラスチックの使用量を抑え(リデュース)、焼却時のCO2排出量を削減できます。
・ ライフサイクルアセスメント(LCA)という科学的分析手法を用いて、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでのライフサイクルにおける環境影響を算定し、素材開発に活用しています。

■ 株式会社TBM
代表取締役CEO 山崎敦義
本社      東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立      2011 年
資本金     234億2,993万円(資本準備金含む)/ 2021年7月時点
事業内容    環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL      https://tb-m.com/


2013年 経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択
2014年 国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む40か国以上で登録。その他100件以上の特許出願を実施
2015年 宮城県白石市に年産 6,000トンの LIMEX を製造する第一プラントを建設
2015年 経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択
2016年 米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
2018年 COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
2019年 軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場での運営品としてLIMEX製品が採用
2019年 中国・河南省、モンゴルでのLIMEX事業化に向けた基本合意を締結
2019年 代表取締役CEOの山崎敦義が、「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2019 ジャパン」
Exceptional Growth 部門「大賞」を受賞
2020年 使用済みプラスチックなどの再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表
2020年 100%再生可能エネルギーの電力を LIMEX の生産拠点に導入
2020年 BtoC 向けのEC事業「ZAIMA」を開始
2021年  宮城県多賀城市に年産23,000トンのLIMEXを製造する第二プラントを建設
2021年  韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意


*本リリースに記載された会社名及び商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

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