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ダッソー・システムズとAirbus APWorks社がアディティブ・マニュファクチャリングの連続生産での使用に向けて、協業を開始

PR TIMES / 2017年7月13日 11時40分

・ 航空宇宙・防衛企業はアディティブ・マニュファクチャリングを活用することで、廃棄量、機体重量、製造コストを抑えながら、より多くを生産可能に
・ 3DEXPERIENCE プラットフォームおよびAPWorks社の金属 3D プリントの専門知識を活用
・ アディティブ・マニュファクチャリングによる認可部品の連続生産を仮想検証




[画像: https://prtimes.jp/i/6067/222/resize/d6067-222-412471-0.jpg ]

ダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) と、エアバスの子会社で金属3Dプリンティングを専門とする Airbus APWorks GmbHは本日、航空宇宙・防衛産業において、アディティブ・マニュファクチャリングを大規模生産で利用を進めるための、共同パートナーシップを締結したことを発表しました。今回の協業では、アディティブ・マニュファクチャリングの仮想検証の新たな開発に向け、ダッソー・システムズの3DEXPERIENCE プラットフォームとAPWorks社の高い専門能力 (コンサルティング、設計、生産) が活用されます。

ダッソー・システムズとAPWorks社は、ダッソー・システムズの航空宇宙産業向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスである『コデザイン・トゥー・ターゲット』の機能を拡張し、アディティブ・マニュファクチャリングを部品づくりに適用する場合に必要となる、バリューチェーン全体の設計パラメーターのデジタル統合プロセスを開発します。これにより設計の最適化から生産まで、反復可能で拡張性のあるアディティブ・マニュファクチャリング・プロセスを生み出します。

アディティブ・マニュファクチャリングにより、次世代の航空宇宙部品は軽量化と高い信頼性を両立しつつあります。設計の高度化、高性能材料の出現、機械の高速化に伴い、アディティブ・マニュファクチャリングは製品デザインや試作の段階を超え、主要な工業製造プロセスのひとつとして世界中で注目を集めています。

仮想技術はアディティブ・マニュファクチャリングの普及を促進します。ダッソー・システムズとAPWorks社の新しいエンドトゥーエンドプロセスにより、上流の材料設計から下流の製造工程、試験を網羅したデータの一元化が実現します。3D設計とエンジニアリング、シミュレーションの統合により、アディティブ・マニュファクチャリング用に部品を最適化し、パラメーターを標準化することで、認可基準を構築することができます。いったん認可基準が整えば、その後の試験、最適化、部品のアディティブ・マニュファクチャリングといったステップでは、 (メーカーは試行錯誤の必要なく) 認定されたパラメーターに合わせればよくなります。OEM各社はサプライチェーンをつなぐことで構想設計を最適化させ、各フェーズで仮想検証を実施することで、部品が製造される前に (製造時に生じるであろう) 問題を検知できます。

APWorks社のCEO であるJoachim Zettler氏は以下のように述べています。「3DEXPERIENCE プラットフォームは、反復可能で拡張性のある連続生産を実現するための、最初の重要な一歩です。シミュレーションによって、部品の不具合を予測し、回避することもできます。航空業界では安全を重視するため、新製品の導入に時間がかかる傾向があります。アディティブ・マニュファクチャリング・プロセスの仮想検証を実現することで、このプロセスを使った認可部品の連続生産を確立することが期待できます」

ダッソー・システムズの航空宇宙・防衛産業担当バイス・プレジデントであるミシェル・テリエは次のように述べています。「仮想技術とアディティブ・マニュファクチャリングにより、産業界は廃棄、重量、コストを抑え、より多くを生産できるようになりつつあります。また設計者は従来のプロセスでは製造できなかった複雑な形状を検討できます。現実と仮想の距離をゼロにすることで初めて、業界は未来を構築し、エクスペリエンスできるのです。ダッソー・システムズは業界内の技術がより速やかに普及するよう、この分野で最先端のイノベーションを進めるAPWorks社 のような企業と力を合わせています」

今回発表された協業は、航空宇宙・防衛産業に加え、自動車や医療業界、さらにはロボット産業やメカニカルエンジニアリング分野への適用の可能性も視野に入れています。

詳しくはこちら:
ダッソー・システムズの 3DEXPERIENCE プラットフォーム、3D設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューション
http://www.3ds.com/ja

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http://blogs.3ds.com/japan/

(以上)

APWorks GmbHについて
エアバスの100%子会社であるAirbus APWorks GmbH では実績のある航空宇宙技術を様々な業界に提供しています。金属 3D プリンティング (アディティブ・マニュファクチャリング) に注力する同社は、コンポーネントの最適化から、部品設計、適合する素材の選択にいたるまで、試作から認可された連続生産までに及ぶバリューチェーン全体を網羅します。ロボット、メカニカル設計、自動車、医療技術企業は機能的に統合、最適化された部品により重量の軽減やリードタイムの短縮といった効果をあげています。3Dプリンティングはまた、過去不可能だった複雑な形状を可能にします。Airbus APWorks GmbH の創立は2013年、所在地はミュンヘンの南ルートヴィヒ・ベルコフ・キャンパスです。

ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは、3DEXPERIENCEカンパニーとして、企業や個人にバーチャル・ユニバースを提供することで、持続可能なイノベーションを提唱します。世界をリードする同社のソリューション群は製品設計、生産、保守に変革をもたらしています。ダッソー・システムズのコラボレーティブ・ソリューションはソーシャル・イノベーションを促進し、現実世界をよりよいものとするため、バーチャル世界の可能性を押し広げます。ダッソー・システムズ・グループは140カ国以上、あらゆる規模、業種の約22万社のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報は、www.3ds.com (英語)、www.3ds.com/ja (日本語)をご参照ください。

3DEXPERIENCE、Compassロゴ、3DSロゴ、CATIA、SOLIDWORKS、ENOVIA、DELMIA、SIMULIA、GEOVIA、EXALEAD、 3D VIA、BIOVIA、NETVIBESおよび3DEXCITEはアメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズまたはその子会社の登録商標です。

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