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ロシア連邦イルクーツク州での石油探鉱事業の一部油田における開発・生産段階移行について

PR TIMES / 2016年12月14日 16時17分

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)探鉱出資対象企業の日本南サハ石油(株)(以下「JASSOC」)が株主として参加しているアイエヌケー・ザパド社(ロシア法人)が実施中のロシア連邦イルクーツク州における石油探鉱事業のうち、ザパドナ・ヤラクチンスキー鉱区内のイチョディンスコエ油田において油ガスの商業的埋蔵量が確認され、開発・生産段階に移行することとなりました。



 JOGMECは、2003年1月の日露首脳会談で採択された「日露行動計画」、その後、2007年6月の日露首脳会談で提案された「極東・東シベリア地域での日露間協力強化に関するイニシアティブ」に基づき、極東・東シベリア地域における日露両国の協力促進の一環として、ロシアの石油会社イルクーツク石油(以下「INK社」)との共同事業により、2009年5月にザパドナ・ヤラクチンスキー鉱区およびボルシェチルスキー鉱区における地質構造調査事業を開始しました。

 本調査において複数の鉱床で炭化水素の胚胎を確認する等良好な結果が得られたため、2013年にJASSOCの一部株式(25%)を伊藤忠商事株式会社(以下「伊藤忠」)および国際石油開発帝石株式会社(以下「INPEX」)に譲渡し、ザパドナ・ヤラクチンスキー鉱区およびボルシェチルスキー鉱区における探鉱・評価作業を出資対象事業として支援してきました。

 本事業では、これまでの探鉱・評価作業により炭化水素の胚胎を確認したザパドナ・ヤラクチンスキー鉱区内のイチョディンスコエ油田において、精度の高い埋蔵量評価を目的とした長期生産テストを実施し、その結果、商業的生産に十分な埋蔵量を確認しました。これにより、INK社およびJASSOCは同油田において開発・生産段階へ移行することを決定し、ロシア政府からも2016年末までに承認を取得できる見込みです。

 今後、イチョディンスコエ油田から産出される原油は、東シベリア・太平洋石油パイプライン(ESPO)を経由して主にロシア極東コズミノ港から日本をはじめとするアジア市場へも輸出される見込みです。

 本事業においては、今回開発・生産段階へと移行したイチョディンスコエ油田のほかにも油ガスの胚胎が確認されている鉱床が存在しており、順次生産テスト等を開始することが見込まれています。

 ロシア・東シベリア地域は、厳しい自然環境下にありインフラが未整備な部分もありますが、日本と地理的な近接性を持ち、大規模な炭化水素ポテンシャルが期待される地域です。JOGMECの地質構造調査事業を契機とし我が国民間企業の参画する事業で原油の商業生産が開始されたことは画期的なことであり、今後石油探鉱開発分野における日露両国の民間企業間の協力の更なる促進に繋がることが期待されます。本事業による原油生産は、我が国の原油供給源の多角化に寄与し、エネルギーセキュリティー向上に大きく資するものです。
 加えて、ロシアにとっても、本事業によりESPO の通油量確保、炭化水素資源販売市場の多様化、雇用の創出、地方・連邦の歳入の増加に資することが期待されており、日露両国の一層の協力関係強化にも貢献することが期待されます。

■出資先会社の概要
[表1: http://prtimes.jp/data/corp/12624/table/226_1.jpg ]



■出資の状況
[画像1: http://prtimes.jp/i/12624/226/resize/d12624-226-176640-0.jpg ]


■事業への参加比率
[表2: http://prtimes.jp/data/corp/12624/table/226_2.jpg ]



■鉱区位置図
[画像2: http://prtimes.jp/i/12624/226/resize/d12624-226-715282-1.jpg ]

→全文を読む
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000219.html?mid=pr_161214

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