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コロナ禍に2事業のM&Aにより、スピーディーに業態転換:フォトスタジオ事業会社がフォトブックアプリ事業をM&A

PR TIMES / 2021年6月1日 13時45分

小野写真館がフォトテック事業を開始。高級温泉旅館のM&Aに次ぐ2件目

Visionalグループのビジョナル・インキュベーション株式会社(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:永田 信)が運営する事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」(https://br-succeed.jp/)を通じて、株式会社小野写真館(所在地:茨城県/代表取締役:小野 哲人)は新たに事業を譲受したことをお知らせします。今回譲受した事業は、株式会社ポーラスタァが運営する、赤ちゃんの毎日の成長を写真とコメントで簡単に残せるフォトブックアプリ「BABY365」(http://baby365.jp/)と、ペットのフォトブックアプリ「UCHINOKO Diary」(http://uchinokodiary.jp/)で、小野写真館は、2021年6月1日より、2アプリを運営します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/34075/231/resize/d34075-231-779660-6.jpg ]

【M&A概要】
譲渡企業:株式会社ポーラスタァ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:高沖 清乃)
・譲渡した事業:赤ちゃんの毎日の成長を写真とコメントで簡単に残せるフォトブックアプリ「BABY365」、ペットのフォトブックアプリ「UCHINOKO Diary」
・従業員数:4名 
・創業:2006年
・売却理由:事業成長のため

↓事業譲渡(10社超のオファーがあったなか、小野写真館への譲渡を決意)

譲り受け企業:株式会社小野写真館(本社:茨城県ひたちなか市、代表取締役:小野 哲人)
・事業:フォトスタジオ事業、ブライダル事業、成人振袖事業、高級温泉旅館などを運営
・従業員数:170名 
・創業:1976年(設立:1988年) 
・売上高:11.4億円(2020年9月期)


[画像2: https://prtimes.jp/i/34075/231/resize/d34075-231-292620-1.png ]


■コロナ禍の影響で既存事業の売り上げが4割減、2つのM&Aで業態転換を遂げる小野写真館

[画像3: https://prtimes.jp/i/34075/231/resize/d34075-231-983082-4.jpg ]

小野写真館は、コロナ禍の影響を受け、昨年4~7月に予定されていた挙式の大半がキャンセルとなり、同社の柱であるブライダル事業の年間売上高は4割減でした。このようななか、業態転換により新たな収益源を生むべく、同社はM&Aを通じた成長戦略を打ち出し、第一弾として、昨年10月に河津桜で有名な河津町にある高級温泉旅館「桐のかほり 咲楽(さくら)」を「ビズリーチ・サクシード」を通じてM&Aで取得しました。そして、「withコロナの新しい祝い」として、「高級旅館×写真」の新事業を開始しました。
(新事業の詳細:https://br-succeed.jp/content/news/pr/post-3149

[画像4: https://prtimes.jp/i/34075/231/resize/d34075-231-737489-5.jpg ]

■高品質な印刷と製本が人気、赤ちゃん向けの高級フォトブックアプリ「BABY365」などをM&Aで取得

このたび、小野写真館は、第二弾として、成長中のフォトブックアプリ事業をM&Aで取得し、フォトテック(写真×テクノロジー)事業を開始します。小野写真館がポーラスタァから譲り受けた赤ちゃん向けの高級フォトブックアプリ「BABY365」(2015年リリース)は、利用者が1日1枚の写真と一言コメントをアプリに記録すると、1日分が1ページになり、1年分のフォトブックを作成できます。このフォトブックは、大日本印刷が印刷から製本まで1冊1冊を手作業で仕上げる高品質な印刷と製本が人気で、1冊22,000円(税込み)と高価であるにもかかわらず、年々利用者数が増加し、現在、年間約4,000人の利用者がアルバムを購入しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/34075/231/resize/d34075-231-272138-10.jpg ]

また、2020年には、同じスキームでペットのフォトブック
アプリ「UCHINOKO Diary」をリリース。これまでこれらの事業を運営してきたポーラスタァ代表取締役社長 高沖 清乃 氏は、さらに事業を成長させるために、2アプリを小野写真館に事業譲渡しました。

【株式会社小野写真館 代表取締役 小野 哲人 氏 
コメント】

[画像6: https://prtimes.jp/i/34075/231/resize/d34075-231-861729-3.jpg ]

現在のビジネスモデルは店舗でお客様と対面することを基本としていますが、今後は時代の流れに合わせて、テクノロジーやITを駆使して、「感動体験創出」という理念を実現していきます。そのひとつが、「フォトテック」(「写真×テクノロジー」)構想です。当社は、コロナ禍の影響で、昨年4~5月にブライダル事業が7~8割売り上げ減という危機的な状況に陥りました。そのようななか、会社をゼロからつくり直すという覚悟をもって、事業ポートフォリオを「with/afterコロナ型」に変化させるべく、「M&A経営」を戦略の中核にすると決めました。

このようななか、本年2月に「BABY365」に出会い、「当社の命運をかけた事業だ」と思いました。というのも、当社の現業とコンセプトが同じだったからです。「BABY365」は赤ちゃんが生まれて1年間、ママや近親者が日常を撮りためて写真集を作成するアプリです。当社でも赤ちゃんが1歳になる間に当写真館で4回撮影をして1冊のアルバムにする会員制プランが人気を集めています。プロによる写真と近親者の撮影という違いはありますが、私たちが目指すことをオンライン上で可能にしていたのが「BABY365」です。大切な人をスマートフォンで撮影してアルバムに残すという仕組みは他の分野にも応用できます。さまざまな現業をスケールしてくれる将来性を感じました。

「BABY365」という素晴らしい事業をバトンタッチしてもらえたことは、成長戦略としてM&Aを積極的に取り入れ、コロナをチャンスにとらえ、事業拡大を目指す当社にとって大きな機会です。今後、さらに多くの方々に感動体験を提供できるよう、努めてまいります。

【株式会社ポーラスタァ 代表取締役社長 高沖 清乃 氏 コメント】

[画像7: https://prtimes.jp/i/34075/231/resize/d34075-231-371082-2.jpg ]

「BABY365」は、年間約4,000人のお客様がアルバムを購入してくださり、うれしいことにリピートしてくださる方も多くいらっしゃいます。そして、利益を生む事業に育ちました。しかし一方では、小さな会社のため時間的にもキャパシティー的にも限界となり、プライベートでは3人の子どもの子育てもありました。「もっとたくさんの方に使っていただきたい」「もっと内容を拡充させたい」。お客様のために「BABY365」をもっと成長させてくれる会社に託したいという気持ちが芽生えるなか、当社事業に共感してくださる小野写真館さんに引き継げることになり、深い安堵感を覚えました。

経営者のタイプにはいくつかのパターンがあると思います。私の場合は、アイデアを出してそれを少しずつ改善していくことが得意です。会社を大きくするには別の能力が必要です。M&Aをリレーで例えると、第一走者の私が限界まで頑張り、「ここから先はよろしくお願いします」と次走者の小野社長にバトンを手渡したわけです。最後まで自分でやり続けることだけが正解ではありません。役割や分担、得手不得手もあるでしょう。私の周りには、妊娠、出産、子育てを経て気づいたことを大切に事業化する女性経営者が大勢います。彼女たちには、子どもの成長やパートナーの海外転勤など、事業の存続を考えるタイミングが何度か訪れます。でもそんなとき、事業を閉じずに「引き継いでくれる方がいたらお願いしよう」となれば、気持ち的に随分と楽になるのではないでしょうか。

[画像8: https://prtimes.jp/i/34075/231/resize/d34075-231-317297-8.jpg ]

子育てをするなか、子どもたちに寄り添ってあげたほうがいいというシーンが増えてきました。小野写真館さんと出会えたことで、自分のライフステージに応じてアクセルをゆるめたり踏んだりしていいんだと思うと、人生のあり方が違って見えてきました。15年間、会社のことばかりしか頭にありませんでした。でも今、「世界を広げよう」「子どもと関わる時間を増やそう」ととてもわくわくしています。

■「BABY365」利用者の声(そのまま抜粋しています)

[画像9: https://prtimes.jp/i/34075/231/resize/d34075-231-119236-7.jpg ]

「1人目の子のときに子育てでいっぱいいっぱいで写真はとるけどアルバムにするのも大変…でこちらを利用しました! よくある真四角アルバムだとひと月に厳選の9枚とかで悩んでしまうけれどBABY365は毎日の1枚、そして日記と兼用できるので初めて記念などがわかりやすくできるのがよいです!」

「365日分の写真をコメント付きでプリントアウトできるアプリを探したところ、BABY365にたどりつきました。これに尽きます。お値段、決してお安くはありませんが、365枚の写真をプリントアウトと考えれば、早割利用で1ページ54~47円。これがコメント入り、きれいな製本箱入りがコミの料金なら、自力でやるより断然楽だし、割高感はありませんでした。本の形で手元に残り、いつか子に見てもらえると思うと作って良かった、2年目も頑張ります」

「過ぎ去った日々は戻りません。育児で忙しすぎて、日々の細かなことは思い返せません。値段は高いと思う方も多いのかもしれませんが、本当に宝物になります。初めて胸の前で手と手を結べるようになった、初めて『ママ大好き!』と言ってくれた…。そんな細かなことが忙しい日々の中に収まってしまって思い出せないなんて切なすぎます。上の子4冊目、下の子2冊目。『3年で辞めよう!』と思っていましたが、『初めて』のこと、記録したいことが多く、就学まで毎日つけるつもりです。仕上がった本は読み返せていません。忙しすぎて暇はありません。続けるコツは毎日絶対に書くこと。明日になれば忘れています。こんなに愛しい日々なのに…。老後、老人ホームでゆっくりと読むのが楽しみです」

■「withコロナ」時代の価値ある事業を未来につなげる「M&A経営」事例(異業態・隔地間)
ビジョナル・インキュベーション株式会社 ビズリーチ・サクシード事業部 事業部長 前田 洋平 コメント

[画像10: https://prtimes.jp/i/34075/231/resize/d34075-231-181437-9.jpg ]

今回の成約は、「店舗サービス業(茨城県)」と「IT(東京都)」という異業態・隔地間のM&Aで、「ビズリーチ・サクシード」ならではの事例です。インターネットのM&Aプラットフォームは、全国のさまざまな業種業態の企業の経営者同士が直接やりとりできるため、隔地間・異業態・異業種のマッチングが多く生まれています。

実際、ポーラスタァさまには10社超の企業からオファーがあり、同社と同じIT業界の企業が多く、高沖社長はフォトスタジオ事業を営む企業に譲渡するとは、当初は想像していなかったそうです。そのなかで、“感動体験を生み出す”という小野写真館さまの理念に共感し、小野社長がご両親から引き継いだ写真館1店舗から多角化し、15年間で年商を約8倍へと拡大させた手腕と今後の展開への期待、そしてなんといっても小野社長の熱意が決め手となり、選ばれたそうです。

また、本件は、成長中の企業同士がさらに事業を拡大させるための「M&A経営」事例です。「ビズリーチ・サクシード」では、譲り受け企業としての利用者さまの約7割が経営に携わる方で、成約企業の74%がM&A経験があります。経営戦略にM&Aを積極的に取り入れる「M&A経営」を中核にし、経営者自らが積極的に活用されています。経営者同士が直接やりとりするケースが多いため、判断のスピードが速く、過去の成約の69%が半年未満で成約しています。今回も、コロナ禍の影響下にもかかわらず、2カ月というスピード成約でした。本事例のように、今後は「withコロナ」「afterコロナ」の「ニューノーマル」を見据えた成長戦略としてのM&Aがさらに増えていくと予想しています。「価値ある事業を未来につなげる」をミッションに掲げる「ビズリーチ・サクシード」は、M&Aが経営戦略における選択肢として日本に普及するよう、今後も努めてまいります。

■小野社長と高沖社長の対談コンテンツ詳細
https://br-succeed.jp/content/agreement/post-4361

■株式会社小野写真館について 
企業理念はお客さま・地域の皆さまに「写真」を通じて「笑顔」「幸せ」「感動」をプロデュースすること。sheAco事業本部(和装レンタル事業・フォトスタジオ事業)とブライダル事業本部(ブライダル事業・宿泊事業)2事業を運営主体とし、「マタニティフォトや誕生記念」「七五三」「成人式・ハタチの集い、卒業式」「結婚式」と一生に一度の幸せの瞬間をカタチに残し、今日までになかった1枚の写真を残すお手伝いをする。2006年より茨城県内そして神奈川県内・千葉県内へと店舗展開を始め、現在フォトスタジオ事業11店舗、ブライダル事業10店舗、成人振袖事業12店舗の合計33店舗を運営。URL:https://ono-group.jp/

■事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」について
「ビズリーチ・サクシード」は、譲渡企業と譲り受け企業をオンライン上でつなぐ事業承継M&Aプラットフォームです。譲渡企業は、「ビズリーチ・サクシード」に、会社や事業の概要を匿名で登録でき、譲り受け企業は、その情報を検索して閲覧できます。これにより、譲渡企業は経営の選択肢の一つとして事業承継M&Aを早期から検討できるため、経営者の選択肢が広がります。

譲渡企業は、登録から案件成約時まで、本プラットフォームの利用料は完全無料です。そのため、コストを気にせず、企業や事業の譲渡を安心して検討できます。また、譲渡企業から相談を受けたM&A仲介会社や金融機関等も、同様に本プラットフォームを無料で利用できます。

譲り受け企業は興味をもった譲渡企業へ直接アプローチできるため、譲渡企業にとっては、潜在的な資本提携先の存在や、自社の市場価値を把握するきっかけになります。2017年11月下旬にサービスを開始し、全国の譲渡案件が累計7,700件以上(公開中3,000件以上)登録され、累計譲り受け企業は6,600社以上です(2021年1月時点)。事業承継M&Aプラットフォームにおいて日本最大級の譲渡案件数となっています。URL:https://br-succeed.jp/

■ビジョナル・インキュベーション株式会社について
「新しい可能性を、次々と。」をミッションとするVisionalグループの新規事業開発を担う。事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」、オープンソース脆弱性管理ツール「yamory(ヤモリー)」、クラウド活用と生産性向上の専門サイト「BizHint(ビズヒント)」、未来の経営と働き方を共創するカンファレンス「Future of Work」を運営。2020年2月、グループ経営体制への移行にともない、株式会社ビズリーチの新規事業開発組織を分社化し新設。URL:https://visional.inc/visional-incubation/

■Visionalについて
株式会社ビズリーチがグループ経営体制に移行したことにより誕生。「新しい可能性を、次々と。」をグループのミッションとし、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、人事マネジメント(HR Tech)領域におけるエコシステムを展開。また、事業承継M&A、物流DX、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。
URL:https://visional.inc

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