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コラム担当者が綴る『「春秋」うちあけ話』、3月11日発売

PR TIMES / 2020年3月10日 14時5分

日本経済新聞出版社(東京都千代田区、金子豊社長)では、日本経済新聞論説委員会 コラム「春秋」担当、大島三緒氏の著書『「春秋」うちあけ話』を、新書判の日経プレミアシリーズで刊行いたします。全国の書店で11日発売です。
日経新聞朝刊1面下のコラム「春秋」執筆歴15年の記者が、わずか550文字、4コマで構成するコラムにこめた思いを明かしています。



朝日新聞「天声人語」、毎日新聞「余録」、読売新聞「編集手帳」、産経新聞「産経抄」、東京新聞「筆洗」……そして日経新聞は「春秋」。毎朝届く朝刊で最初に目にする記事という方も多いと思います。

本書ではまず、この1面コラムは100年以上前から存在し、地方紙、業界紙に至るまで新聞には不可欠であり、正岡子規や藤沢周平も書いていた歴史を紹介します。共通しているのは、社説のファミリーであり批評精神が命ですが、目線を低くして、やさしい言い回しで紡ぐ短文であること。大切なのは「説く」よりも「語る」。時に感性や人情に訴えかける記事であるからこそ、自由に読んでもらえるよう見出しも署名もないのではといいます。

そのうえで、実際にどのように毎日の「春秋」を書いているのかを、過去に執筆した「春秋」を引きながら明かしていきます。著者いわく、大上段に振りかぶらず、読者の目を引きやすい導入部で、イキのいいネタを手早く。時々のネタ探しから、構成や推敲、紙面になるまでを綴ります。まさに「うちあけ話」。どこで呻吟しているのかといった苦労話も興味をひきます。

本書では、著者が「春秋」の執筆を通して考えた、伝わる文章とはどういうものかにも触れています。大切なのは、言いたいことを言うために読後感に気をつけて文章を書くこと。ネット時代の実践的な文章術の本としても、また、やわらかい現代ジャーリズム論としても、広くお読みいただきたい1冊です。

[画像: https://prtimes.jp/i/11115/247/resize/d11115-247-766952-0.jpg ]


『「春秋」うちあけ話』大島三緒:著
新書版240ページ、定価(本体880円+税)、日本経済新聞出版社刊
目次より
第1章 新聞1面コラムって何?
「小文字」のオピニオン/「説く」よりも「語る」/藤沢周平も書いていた……
第2章 コラム書きのある一日
悩み多き4コマ/本を読んでも映画を観ても/コラムはネットに頼れない……
第3章 コラム書きのコラム解剖
「嘆く」/「喜ぶ」/「見た」/「聞いた」/「行った」/手紙に託す……
第4章 コラムの中の作家たち
向田邦子/池波正太郎/永井荷風/太宰治/小津安二郎/阿久悠……
第5章 社会の中のコラム
コラムは「刺さる」/冷静と情熱/理解と誤解/令和ニッポンはどこへ……
第6章 コラム書きの文章作法
短く伝える/語彙力が勝負/紋切り型は悲し/辞書を引こう……


日本経済新聞社について
日本経済新聞社は1876年以来、140年にわたってビジネスパーソンに価値ある情報を伝えてきました。約1500人の記者が日々、ニュースを取材・執筆しています。主力媒体である「日本経済新聞」の発行部数は現在約223万部、2010年3月に創刊した「日本経済新聞 電子版」の有料会員数に日経産業新聞や日経MJ、日経ヴェリタスの紙面ビューアー契約数、人事ウオッチ契約数を加えた「デジタル購読数」は74万で、有料・無料登録を合わせた会員数は400万を上回っています。

本件に対する問い合わせ
日本経済新聞社 広報室 TEL:(03)3270-0251 (代表)

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