BSI(英国規格協会)、サプライチェーンリスクマネジメントの国際規格PAS 7000を発行

PR TIMES / 2014年11月11日 19時8分



 BSIは、このたびPAS7000:2014「サプライチェーンリスクマネジメント -サプライヤーの事前資格審査に関するグローバル基準」を発行しました(*参考1)。


 サプライヤーが、“誰なのか“ ”どこにいるのか“ ”信頼できるのか“ という3つの質問に対して明確にできるよう、サプライヤー評価の基本となるGRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)の視点から細かくチェック項目を設定し、サプライヤーのあるべき基準を定義しています。本PASの策定には、世界各国から様々な業種の40社以上の大手企業(*参考2)、選りすぐられた240名の専門家が参加し、あらゆる業種、規模のサプライヤーの事前審査が行えるような内容になっています。これまで、サプライヤーのリスク管理に関して、企業ごとに作ったチェックリストや特定分野における業界基準などは存在しましたが、業種や規模を問わずに幅広い分野を網羅するサプライヤーリスクマネジメントの規格の発行は、世界で初めてとなります。

●サプライヤー管理における現状課題
PAS 7000が発行された背景として、近年重要視されているサプライチェーンのリスク管理において様々な問題が発生していることが挙げられます。グローバル化が進み、国内だけで製造から出荷、もしくはサービス提供をするという時代は終わりました。各国に点在するサプライヤーの管理は、もはや企業の存続に欠かせないものになっています。数多くのサプライヤーを管理するため、各社は独自でサプライヤー管理のためのチェックリストを作成し、監査を実施するなどの策を講じていますが、実際は自社のサプライヤーの数すら把握できていない企業も多くあります。このため、遠く離れたサプライヤーが食品偽装や不法投棄などの問題を起こした時に初めて、深刻な経営危機に直面することも少なくありません。このような状況下BSIは、課題の解決に向けての第一歩としてサプライヤーの基本資格要件を定義する国際基準が必要であるとの意見を世界中で様々な方面から聞いていました。

●課題解決ツールとしてのPAS 7000
今回発行されたPAS 7000は、健全なサプライヤーを確保し、それらのサプライヤーから安心して調達を行うためのプロセスを効率的に行うことを目的に作られました。サプライヤー事前選定のための一般的な要求事項を項目別に落とし込めるようになっていますが、その項目の軸となるのがGRC(ガバナンス・リスク・ コンプライアンス)です。サプライチェーンの管理に欠かせないGRCに関する情報について全サプライヤーから事前に情報を取得するために使用します。

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