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サウジアラビア 建設機械販売・サービス会社に出資

PR TIMES / 2014年7月22日 11時43分

日本企業としてアラブ諸国初の建設機械代理店事業への投資

住友商事株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:中村邦晴、以下「住友商事」)は、在サウジアラビアの大手財閥グループであるアブドゥル・ラティフ・ジャミールグループ(本社:サウジアラビア、ジェッダ市、社長モハメット・ジャミール氏、以下「ALJグループ」)の子会社でコマツ製建設機械の販売・サービス会社であるアブドゥル・ラティフ・ジャミール・サミット(以下「ALJ サミット」)に約15億円(50パーセント相当)の出資を完了しました。



住友商事は、2012年よりサウジアラビアにおけるコマツ製建設機械の販売・サービス会社設立に着手し、ALJグループをパートナーに選定しました。その後、同グループの傘下にALJサミットを設立し、コマツ製建設機械の販売・アフターサービス事業の先行オペレーションを開始、必要な手続きを経て、本年7月、住友商事とALJグループが各々50パーセント出資する共同事業体となりました。ALJサミットは、三大主要都市であるジェッダ、リヤド、ダンマンを含む計8拠点へ順次拡大するなど、サウジアラビア全土に拠点網を構築し、同国における建設機械の川下事業を展開していきます。

サウジアラビアは、原油生産量、埋蔵量共に世界一位を誇るエネルギー大国ですが、近年では非石油分野の発展にも力を注いでおり、人材育成、民営化、外資導入、市場開放等諸改革に取り組んでいます。人口急増による住宅、医療・教育施設の建設や交通・インフラ基盤整備は急務となっており、今後も継続的に旺盛な建設投資が見込まれています。同国の建設機械市場は、リーマンショックの影響で落ち込んだ2009年を除き、ここ10年間では毎年2割~4割程度の大きな成長を続けており、2014年は約6,000台の市場規模を見込んでいます。今後も好調が予想される市場を背景に、ALJ サミットの売上規模は早期に500億円に達すると見込んでおります。

ALJグループはトヨタ自動車事業で長年にわたる歴史を持ち、日本に対する深い理解を有した、中東以外でも広くビジネスを展開するグローバル企業です。同社は販売・サービス業のみならず、自動車技術訓練学校、奨学基金等のコミュニティサービスや社会貢献にも力を入れており、豊かな社会の実現を目指しています。住友商事とALJグループは、経営理念とグローバルな成長戦略で共鳴し、今般の提携に至りました。

住友商事の建設機械事業は、欧米を皮切りに、中国やロシア等の地域で代理店事業へ参入し、川下事業を展開して参りました。イスラム圏のサウジアラビアにおいて、ALJグループという信頼できる強力なパートナーを得たことで、同国でもこれまで当社が培ったノウハウを発揮し、成長著しい同国において、優れた品質のコマツ製建設機械と高水準のアフターサービスを提供して参ります。また、現地での雇用創出、技術者の人材育成等を通じて、同国の発展にも寄与していきます。

【ALJサミット概要】
正式名称 :Abdul Latif Jameel Summit Company Limited
      (アブドゥル・ラティフ・ジャミール・サミット カンパニー リミテッド)
所在地  :サウジアラビア、ジェッダ市
資本金  :112.5百万サウジリアル (約30億円)
代表者  :Arif Chishti(アリフ・チシティー)
出資比率 :住友商事50% Abdul Latif Jameel グループ50%
従業員数 :127名(2014年7月現在)

URL:http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=27944?prt

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