BSI(英国規格協会)、サプライチェーンリスクマネジメントの国際規格PAS 7000邦訳版の発売を開始

PR TIMES / 2014年12月24日 17時44分



 BSIは、このたびPAS 7000:2014「サプライチェーンリスクマネジメント -供給者事前資格審査」に関するグローバル基準の邦訳版を発行しました。これは、2014年10月に発行された英語版を日本語に翻訳したものです。(*参考1)。
 PAS 7000が発行された背景として、近年重要視されているサプライチェーンのリスク管理において様々な問題が発生していることが挙げられます。
 グローバル化が進み、国内だけで製造から出荷、もしくはサービス提供をすることは極めて少なくなっており、世界各国に点在するサプライヤーの管理は、もはや企業の存続に欠かせないものになっています。数多くのサプライヤーを管理するため、各社は独自でサプライヤー管理のためのチェックリストを作成し、監査を実施するなどの策を講じていますが、実際は自社のサプライヤーの数も把握できていない企業も多くあります。このため、遠く離れたサプライヤーがコンプライアンスやSR(社会的責任)に反する問題を起こした時に初めて、深刻な経営危機に直面することも少なくありません。このような状況の下BSIは、課題の解決に向けての第一歩として、サプライヤーの基本資格要件を定義する
国際基準が必要であるとの意見を世界中の様々な業界から聞いていました。

 本PASにおいては、サプライヤーが、“誰なのか“ ”どこにいるのか“ ”信頼できるのか“ という3つの質問に対して明確にできるよう、サプライヤー評価の基本となるGRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)の視点から細かくチェック項目を設定し、サプライヤーのあるべき基準を定義しています。
 策定にあたっては、世界各国から様々な業種の40社以上の大手企業(*参考2)、240名の専門家が参加し、あらゆる業種、規模のサプライヤーの事前審査が行えるような内容になっています。これまで、サプライヤーのリスク管理に関して、企業ごとに作ったチェックリストや特定分野における業界基準などは存在しましたが、業種や規模を問わずに幅広い分野を網羅するサプライヤーリスクマネジ
メントの規格の発行は、世界で初めてとなります。

*参考1:
PASは“Publicly Available Specification”の略であり、日本本語では「公開仕様書」です。「一般に公開されて誰でも使用できる規格」であることを意味します。PASが国際的に広く活⽤された実績をもとに、BSIが国際規格とすることをISOに提案することで、PAS規格からISO化された規格がこれまでに多く存在します。PAS規格は、信頼できる公に認知された規格を作成したいという希望があれば、どのような組織(企業、政府機関、団体、NPO、学術機関など)でも作ることが可能です。世界の規格開発活動において多く利用されている“コンセンサス・ベースアプローチ”に基づき、BSI(英国規格協会)が長年の経験と実績に基づいて作り上げた規格開発のプロセスに従って使われています。

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