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土木学会賞(技術賞・田中賞・国際活動奨励賞)の受賞について

PR TIMES / 2021年5月31日 16時45分

NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役社長:前川 秀和)の建設事業・災害復旧事業・国際事業3件が、公益社団法人土木学会の「令和2年度土木学会賞(技術賞・田中賞・国際活動奨励賞)」を受賞しました。

土木学会賞は、功績賞、技術賞など10区分が設定され、土木工学の幅広い分野から選ばれるものです。このうち技術賞は昭和40年に創設され、土木技術の発展に顕著な貢献をなし社会の発展に寄与したと認められる画期的なプロジェクトや施工・維持管理などの個別技術に与えられる賞です。田中賞は昭和41年に創設され、橋梁・構造工学に関する優秀な業績に対して与えられる賞で、業績・論文・作品の3部門があります。また、国際活動奨励賞は、平成13年に創設され、海外における土木工学の進歩発展あるいは社会資本の整備において、現地での土木技術の発展に寄与し、国際貢献への活動が今後とも期待される日本人に対して与えられる賞です。




受賞一覧

1.技術賞
豪雨災害により流出した高速道路本線橋の早期復旧(高知自動車道 立川橋他災害復旧工事)
2.田中賞
徳島自動車道 別埜谷橋
3.国際活動奨励賞
NEXCO-West USA, Inc. 社長「松本正人」



1.<技術賞IIグループ受賞※:豪雨災害により流出した高速道路本線橋の早期復旧(高知自動車道 立川橋他災害復旧工事)>

※IIグループ…土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められる画期的なプロジェクト(土木学会表彰規程より)

[画像1: https://prtimes.jp/i/16810/260/resize/d16810-260-244826-5.jpg ]


≪推薦理由≫
・豪雨災害による高速道路本線橋の流出という未曾有の災害に対して、迅速な対応によりわずか1週間後に対面通行による一般車両の交通を確保したことに加えて、様々な工程短縮策を駆使することにより被災から1年間という短期間で最終的な4車線の運用再開を成し遂げた。

≪評価ポイント≫
・ 平成30年7月7日未明に区域外からの土砂崩落により、立川橋(上り線:L=64m)の橋桁が流出する災害が発生。
・立川橋は山間部でセパレートしているため上下線が分離して4車線あり、被災を免れた下り線2車線を活用した対面通行による交通開放を目指し、約8kmの区間にわたり車線の切り替えを行い、被災からわずか1週間後の7月13日に対面通行を開始した。
・本復旧のため、残存した橋脚や橋台の健全性を確認するとともに、流出した橋桁の復旧検討を行い、早期復旧が可能な「プレキャストプレテンションホロー桁」を選定。
・約4か月で橋体および壁高欄が完成し、災害発生から約1年間で4車線復旧を果たした。


2.<田中賞※ :別埜谷橋>

※作品部門…新設あるいは既設の橋梁およびそれに類する構造物で、計画、設計、製作・施工、維持管理、更新、復旧などの面において特色を有する優れた作品(土木学会表彰規程より)

≪推薦理由≫
・「別埜谷橋」は構造物の耐久性向上,将来の維持管理の負荷低減,第三者被害の抑制のために,鉄筋やPC 鋼材などの腐食する部材を一切排除したPC 橋「超高耐久橋梁(Dura-Bridge)」を高速道路橋に適用した世界初の橋梁である。

≪評価ポイント≫
・設計基準強度80N/mm2 の高強度繊維補強コンクリートによる構造であり,発生する引張力に対してアラミドFRP ロッドを用いたプレストレスにより補強し構造を成立させている。
・箱桁のウェブに蝶形の薄パネルを用いる「バタフライウェブ構造」を適用し,自重の低減とせん断力に対する抵抗機構の明確化,およびプレストレスのみによる補強を実現。
・構造系全体のせん断耐力特性や交通荷重による床版の耐疲労性,アラミドFRP 製外ケーブルの耐疲労性などは事前の研究開発により検証。
・構造系全体の安全性については,工事用道路中の橋梁に実証橋を建設し,重機通行下で使用することにより検証。
・工場製プレキャストセグメントを適用し,品質確保と現場施工の省力化を両立させている。
・排気ガスや凍結防止剤などの劣化因子が直接作用し,環境上最も厳しい条件の壁高欄についても,鋼部材を一切使用しない高耐久なプレキャスト構造を開発,採用している。


[画像2: https://prtimes.jp/i/16810/260/resize/d16810-260-326494-4.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/16810/260/resize/d16810-260-316508-3.jpg ]




3.<国際活動奨励賞※ :松本正人>

※海外における土木工学の進歩発展あるいは社会資本の整備において、現地での土木技術の発展に寄与し、国際貢献への活動が今後とも期待される日本人で、満50歳以下の者(土木学会表彰規程より)

≪推薦理由≫
・米国において日系企業のフロントランナーとして活躍。
・これまでの海外活動を通じた社会貢献と今後への期待。

≪評価ポイント≫
(1)米国において日系企業のフロントランナーとして活躍
・ NEXCO-West USA, Inc.の設立と共に副社長に就任、後に社長に就任。
・NEXCO西日本における高速道路事業で培った非破壊検査技術を米国で展開することで米国の点検技術の高度化に寄与。
・バージニア州・コネチカット州などで、これまでに40件以上の赤外線橋梁点検等の実績を挙げるに至った。また、赤外線技術を応用し、ワシントンDCの地下鉄トンネル内空点検なども受注した。

(2)これまでの海外活動を通じた社会貢献と今後への期待
・国内では途上国の道路技術者の技術力向上に資する活動による貢献。
・国際団体の委員として活躍。積極的に海外論文を執筆し優秀賞の受賞、国際会議での発表。
・NEXCO-West USA, Inc.において、日本から大学生や社会人の研修生を数多く受入れ、将来の海外人材育成に寄与。
・日系企業が米国に進出する際のアドバイザーとして活動。日系企業の米国進出を後押ししている。
[画像4: https://prtimes.jp/i/16810/260/resize/d16810-260-278578-2.jpg ]



[画像5: https://prtimes.jp/i/16810/260/resize/d16810-260-621016-1.jpg ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/16810/260/resize/d16810-260-835752-0.jpg ]


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