桐蔭学園ラグビー部を花園連覇に導いた「桐蔭流ミーティング」とは?
PR TIMES / 2021年5月21日 19時45分
ミーティングがチームを変えた! 選手の「主体性・リーダーシップ」を育む指導哲学
株式会社大和書房(本社:東京都文京区、代表取締役:佐藤 靖)は『桐蔭学園ラグビー部 勝利のミーティング』(藤原秀之 布施 努 著)を2021年5月21日に発売いたします。
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コロナ禍で史上9校目の花園連覇を成し遂げた桐蔭学園ラグビー部
昨年史上9校目の花園連覇を成し遂げた桐蔭学園ラグビー部。選手たちは高校生離れした「会話術・リーダーシップ」を持ち合わせ、毎年選手が変わるにも関わらず、年々成長を遂げている。その秘訣は、時に6時間にも及ぶ「桐蔭流ミーティング」にあった。彼らはコロナ禍の中でもZOOMを用いて週1回ミーティングをしてきた。その仕掛人は、監督・藤原秀之とスポーツ心理学士・布施努。本書では桐蔭学園ラグビー部の最強タッグによる、単に「勝つ」ということだけに重きを置かない、どんな子でもリーダーになれる指導法を紹介する。
毎年個性豊かなリーダーを育成する秘訣とは?
強いチームであり続けるためにはプレー以外の強みも必要だ。その一つは「リーダー」である。桐蔭学園ラグビー部では、毎年個性豊かで全く違うタイプのリーダーを育成している。
本文より、その方法の一部を紹介する。
選手の性格によって僕たちの働きかけは変わります。まずは自分たちが思い描く「リーダー像」の作り方を繰り返し話し合います。個人のオリジナルの性格はありますが、ここではリーダー像の役割性格、フレームワークを作るのです。「役割性格」とは、後に詳しく説明しますが、もともとの自分の性格はそのままに、与えられた役割の性格を演じる、ということです。「どういう自分なら、リーダーとして一番いいミーティングにできるか」などに沿って演じます。
(第一章 普通の高校生を「最高のリーダー」にする育成法より)
桐蔭流ミーティングの7つのコツ
優勝した花園大会では6時間のミーティングを行ったという桐蔭学園ラグビー部。ただ長いだけではない、強くなるためのミーティングはどのように行われているのか。ここでは彼らが行う質の高いミーティングの7つのコツを紹介する。
・問題点をはっきりさせる
・知ったかぶりの評論家にならない
・自分の居場所を作る「散歩ミーティング」
・考えることを「悪」にしない
・ルーティンをあえて崩す
・相手の分析も徹底的に選手主導
・試合期こそミーティングを増やす
ミーティングを重ねる中で選手は自分の頭で考え、自分の言葉で意見を述べられるようになる。ミーティングで試合について掘り下げることは、自分たちの強み・弱み、対戦相手の分析を行うことであり、基本に立ち返る行為である。この基本を押さえていたからこそコロナ禍でもチームを強くできたのである。
大切なのは技術だけではない。当事者意識を持ち、自分の頭で考え、自分の言葉で発言する能力を全員が持てば、チームはより強くなるのである。
【目次】
序章 桐蔭学園流ミーティングはどのように生まれたのか
第1章 普通の高校生を「最高のリーダー」にする育成法
第2章 桐蔭流ミーティング 7つのコツ
第3章 「自分で動き、成長する選手」を育てる指導哲学
第4章コロナ禍を乗り越え、花園二連覇へ
付録 卒業生に聞く 桐蔭学園ミーティング
【著者略歴】
藤原秀之(ふじわら・ひでゆき)
コーチを経て、2002年に監督に就任、19 年目。全国大会優勝2回(2019年、2010年)、準優勝5回、新人戦19連覇など、神奈川県の強豪校、創部55年の桐蔭学園を率いる。特に2019年は初の単独優勝を果たし、その手腕には業界関係者やメディアからも注目が集まっている。2015年から本格的にスポー ツ心理学博士布施努先生をパフォーマンスダイレクターとしてチームに向かい入れ、タッグを組む。
布施努(ふせ・つとむ)
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米国スポーツ心理学博士。スポーツ心理学の最高峰ノースカロライナ大学で博士号を取得。最先端のスポーツ科学をベースにフィールドでメンタルトレーニングを共に行える数少ないスポーツ・サイコロ ジスト。2004 年には、母校である慶応大学野球部にスポーツ心理学士としてかかわり、その年にチームを優勝に導く。帰国後、慶応大学野球部はじめ、早稲田大学ラグビー部、桐蔭学園ラグビー部を優勝に導く。今は陸上の日本代表なども指導。
【書籍概要】
書名:桐蔭学園ラグビー部 勝利のミーティング
著者:藤原秀之・布施努
出版年月日:2021/05/21
判型・ページ数: 四六・216ページ
定価:1870円(税込)
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