第23回福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンスの成果展 2024『周縁からはじまる』
PR TIMES / 2024年12月9日 15時15分
福岡アジア美術館との共催事業として、第23回福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンスの成果展2024 『周縁からはじまる』(株式会社西日本新聞社〔本社:福岡市中央区〕共催)を2024年12月14日(土)から12月22日(日)まで実施いたします。
福岡アジア美術館のアーティスト・イン・レジデンス事業は、海外、日本、福岡のアーティストが、福岡に訪れ、滞在しながら作品を制作することで、福岡とアジア、市民とアートに携わる人々が、互いに理解し、共に創造し、発信していくことを目指すものです。今年度は滞在期間を第1期と第2期に分け、8組9名のアーティストによる滞在制作が行われています。
第2期には、ブルーノ・ルイス(メキシコ)、杉原信幸×中村綾花(長野)、第1期を通して参加している浦川大志(福岡)、上村卓大(福岡)の4組が参加しました。
アーティストたちは福岡に滞在中、様々な場所を訪れ、人に出会い、その経験を活かしながら思考や表現を深めていきました。これまで、美術をとりまく制度や公共性、地域の文化や歴史といった、中心ではなく周縁や境界にあることや視点から表現活動を行ってきたアーティストたちが、滞在を経て掴んだものとは何でしょうか。本展では、Artist Cafe Fukuokaを会場に、4組のアーティストたちが滞在制作した作品をご紹介します。
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〈展覧会概要〉
展覧会タイトル:
第23回福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンスの成果展2024
『周縁からはじまる』
会期:2024年12月14日(土)~12月22日(日)
会場・開場時間:
Artist Cafe Fukuoka(中央区城内2-5)11:00-17:00 ※12/16(月)休館
※観覧無料
主催 福岡アジア美術館
共催 西日本新聞社
協力 チーム・アペルト
【関連イベント】
◆オープニング・トーク
それぞれの会場の作品を前に。4組のアーティストが自作について語ります。
日時:12月14日(土) 13:30-15:00
集合場所:Artist Cafe Fukuoka、グランドスタジオ
※海外アーティストのトークには逐次通訳あり
※申込不要、参加無料
◆パフォーマンス&トークー磯良の舞
安曇族の祖、安曇磯良のリサーチを行い制作した磯良の面をまとい、豊前神楽と原始間隔一座を招き、
即興舞を行います。即興の後は、杉原・中村によるアフタートークも行います。
日時:12月22日(日) 14:30-15:30 即興舞、15:30~16:30アフタートーク
会場:Artist Cafe Fukuoka、ギャラリー
出演:杉原信幸、中村綾花、黒田将行、佐藤啓、つむらさひ、大村神楽講(豊前神楽)
※海外アーティストのトークには逐次通訳あり
※申込不要、参加無料
【関連展示】
◆ワークショップの記録展示
アーティストたちが市内小学校の生徒たちと行ったワークショップ作品や関連資料を展示します。
2024年12月12日(木)ー2025年1月7日(火)
会場:福岡アジア美術館、7階アジアギャラリー受付前、M8ラウンジ(予定)
開館時間:9:30ー19:30(金曜・土曜は20:00まで)
※観覧無料
Web:https://faam.city.fukuoka.lg.jp/residence/#link-page-01
Instagram:https://www.instagram.com/faam_air/
〈補足資料〉アーティスト・滞在制作作品紹介
■ブルーノ・ルイス Bruno Ruiz|滞在期間10/5-12/25 〈展示場所:スタジオ3〉
1990年メキシコ生まれ、メキシコシティ在住。
これまで「Red de Reproducciony Distribucion(再生産と流通のネットワーク)」(通称:RRD)というコレクティブ活動を行いながら、自費出版やキオスクなどを美術表現に取り込み、公共の場における美術の自立性とは何かを問う活動を行ってきた。本展では、印刷物を愛する人々とネットワークを作りながら、「世界中の地下出版を可能にする」を合言葉に、滞在中のガリ版リサーチにもとづいた新作や資料展示を行う。
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ブルーノ・ルイス
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/27592/273/27592-273-84e5c715d4c8d530dcb6da0b68ee180f-2330x1336.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「SAMレジデンス成果展」2024年 シンガポール美術館 撮影:Bruno Ruiz
■杉原信幸×中村綾花 Sugihara Nobuyuki×Nakamura Ayaka|滞在期間10/8-12/25
〈展示場所:ギャラリー〉
2010年より「信濃の国 原子感覚美術祭」を毎年主催するなど、長野を拠点に活動。今回のレジデンスでは、古事記にも記される海の民・安曇族の存在に着目し、志賀島や豊前、対馬などをリサーチ。本展では、これまでの出会いやこの土地に宿るものを船のインスタレーションとして造形化するほか、会期末には安曇族が旅した舟の記憶を呼び覚ます即興舞を行う。
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中村綾花(左)、杉原信幸(右) Photo by Luke Liu
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《あからがしら 》2023年
■浦川 大志 Urakawa Taishi|滞在期間7/1-12/25 〈展示場所:グランドスタジオ〉
1994年福岡県生まれ、福岡在住。
これまで「現代の風景画(遠近法)」をテーマに、グラデーションの線やインターネット上に存在する画像を組み合わせた作品などを制作してきた。本展では「博多べい」と呼ばれる壁から出発し、解体・再構築の果てに、新たな風景としての絵画をインスタレーションとして展示する。
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浦川大志
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《複数の風景(歩行する絵画) 》2023年
■上村 卓大 Kamimura Takahiro|滞在期間7/1-12/25 〈展示場所:スタジオ2〉
1980年高知県生まれ、福岡在住。
これまで「彫刻とは何か」を問いながら、身の回りにあるものや、日常をともにしながら時間が経過した「他愛のないもの」などを彫刻作品にしてきた。今回の成果展では、上村が滞在制作するスタジオに別の機能をあたえることで、公共空間における美術やアーティストの意味を問いかけ直すインスタレーションを行う。
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上村卓大
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/27592/273/27592-273-80451ae06daa89c48686d7acebb408dc-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
《胡瓜》2022年
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