平成29年度省エネ大賞 資源エネルギー庁長官賞を受賞
PR TIMES / 2018年2月14日 17時1分
キヤノンは、一般財団法人省エネルギーセンターが主催する平成29年度省エネ大賞の表彰において、「5ゲン主義(※)による攻めの省エネ施策の全社展開」というテーマで、資源エネルギー庁長官賞 (CGO・企業等分野)を受賞しました。
キヤノンは、エネルギーコストが年々増加していることについて「対応すべき重大な課題」と捉え、「エネルギーコスト削減ワーキンググループ」を立ち上げ、2014年より生産部門を中心に エネルギー削減活動を始めました。
5ゲン主義による原点への立ち返りを行い、現場の問題を的確に捉え、生産現場の意識改革や 改善点を洗い出し、約6,000台にもおよぶ生産開発装置すべての棚卸しを行うことで、生産開発装置の必要条件を明確にし、過剰となっていた圧縮空気や生産冷却水、空調などの条件設定の見直しによるエネルギー削減を実施しました。
また、2015年には、「省エネ診断チーム」を立ち上げ、定期的な巡回の実施や設備稼働状況及び条件設定の確認により、設備機器の運転効率の改善や現場教育を実践するなど、投資を抑えた改善と人材育成を行いました。
これらの活動を開発部門、さらには海外生産拠点を含めたキヤノングループ全体へ展開し、活動開始から3年間(2014年~2016年)で、3,000件以上の省エネ施策改善を実施し、年使用 計画量の約3%にあたる約40,000kl(原油換算)のエネルギー量の削減を達成しました。
このような活動が、他者の模範となる優れた取り組みであると評価され、受賞につながりました。
今回の受賞事例は、「ENEX2018 第42回地球環境とエネルギーの調和展」(東京都江東区・東京ビッグサイト/2018年2月14日~16日)展示会場内のアワードコーナーにて展示します。
※ 5ゲン主義とは、「現場」へ行って、「現物」を通して、「現実」をみて考える三現主義に、意思決定の基準となる「原理」「原則」を用いて、問題解決を行う業務改善手法のことを指します。
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