博報堂「ミライの事業室」、地域物流のスタートアップ企業やさいバスと資本業務提携 MaaSを活用した地域内経済圏づくりに向けて、“チーム企業型”で新規ビジネス創出に挑む
PR TIMES / 2020年2月12日 13時45分
株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:水島正幸、以下博報堂)の新規事業開発組織「ミライの事業室」は、地域経済を活性化する新規ビジネスの創出を目指して、やさいバス株式会社(静岡県牧之原市、代表取締役社長:加藤百合子、以下やさいバス)の株式を取得し、資本業務提携を行いました。
博報堂「ミライの事業室」は、“チーム企業型”の事業創造を方針とし、自社単独ではなく産業の枠を超えた企業や行政などの多様なパートナーと連携して、一企業では成し得ない大きな社会課題を解決し、未来の新しい生活を創造していくことを目指して活動しています。
やさいバス株式会社は、地域の生産者と利用者をつなぐ共同配送物流システム「やさいバス」を運営する静岡県のソーシャルベンチャーです。地域を巡回する冷蔵トラックによって地域の農家が出荷した農産物をレストランやスーパー等の地域の需要者にその日のうちに届ける仕組みが、生産者と利用者双方に利益をもたらし、地域経済の活性化につながっています。
やさいバスが実現したこの物流システムは、MaaS (Mobility as a Service)とEコマースが融合した地域内経済圏のプラットフォームとして、大きな活用可能性が見込まれます。実際、サービス開始から順調に利用者数が増加し、現在は静岡以外にも長野、神奈川、茨城などでも展開が始まっており、今後も全国各地への展開が計画されています。
博報堂とやさいバスは、博報堂および静岡博報堂がやさいバスの本格運用に向けたサービスデザインにおいて協働して以来、良好な関係性を築いてきましたが、両社がそれぞれの強みを掛け合わせて地域経済の活性化に貢献していくことを目指して、今回の資本業務提携に至りました。
今後、両社は共同で、やさいバスを起点としたチーム企業型の新規事業開発に取り組みます。具体的には、地域ごとに、企業や行政などの多様なステークホルダーへの呼びかけを行い、やさいバスのプラットフォームに企業や行政が有する資産やサービス、商品などを組み合わせていくことで、新たなビジネスモデル、地域経済のエコシステムの構築を行っていきます。
博報堂は今後も、スタートアップ企業を含めた多様なパートナーとの連携を進め、チーム企業型の事業創造を通じた未来の新しい生活、社会の創造に取り組んでまいります。
<参考資料>
【やさいバス株式会社 概要】
社名:やさいバス株式会社
本社所在地:静岡県牧之原市布引原1076-2
設立:2017年3月
代表者:代表取締役社長 加藤百合子
従業員数:10名
事業内容:運送手配、青果卸
【物流システム「やさいバス」概要】
地域の生産者とレストランやスーパーなどの需要者を直接結ぶ、新しい野菜流通の仕組み。「やさいバス」と名付けられた共同配送トラックが地域を巡回し、地域の生産者の農作物を地域の需要者に直接届けることで、物流コストの削減を実現。現在は物流機能のほかに受発注ができるEC機能や、生産者と需要者を結ぶコミュニケーション機能を付加したサービスを展開している。
[画像1: https://prtimes.jp/i/8062/284/resize/d8062-284-427230-2.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/8062/284/resize/d8062-284-894125-1.png ]
【博報堂 ミライの事業室 概要】
2019年に発足した新規事業開発組織。「チーム企業型事業創造」を方針に、博報堂が自ら事業オーナーとなり、多様なパートナーと連携して大きな事業の実現を目指します。博報堂が強みとする生活者発想とクリエイティビティを活かした事業創造を通じて、事業の先にあるミライの生活創造、社会創造に挑戦していきます。
http://mirai-biz.jp/
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