相場英雄さんの連載小説「KID」 8日スタート 監視社会の怖さを取り上げたアクションドラマ
PR TIMES / 2018年5月8日 11時1分
産経新聞社が発行する産経新聞は、作家、相場英雄さんの小説「KID(キッド)」の連載を5月8日(火)からスタートしました。ノンストップのアクションシーンと監視社会の怖さが見どころの作品です。
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新連載の主人公は、香港の下町で中古カメラ店を営みながら、ボディーガードを副業としている城戸護(きど・まもる)。しばらく日本を離れていたが、警護を引き受けた中国人ビジネスマンとともに日本に帰国したところ、なぜか捜査当局に追われるはめに。これはワナなのか…城戸は厳重な監視網をかいくぐり、真相に迫ります。
筆者の相場さんは、食品偽装の闇に斬り込む『震える牛』や金融界の裏側を描いた『不発弾』など、社会情勢を盛り込んだ重厚なエンターテインメント小説で知られます。「KID」では、監視社会の怖さを取りあげていきます。
新連載について相場さんに聞きました
[画像2: https://prtimes.jp/i/22608/298/resize/d22608-298-688065-0.jpg ]
―ずばり、どんな物語ですか
「じつはアクション映画が大好きなんです。色々な要素がもつれ合いながら、ノンストップで転がっていく、そんな物語を小説で表現してみたいと思っています」
―見どころはアクションシーンですね
「そうです。それともうひとつ、監視社会のことをストーリーの中で見せたい。そこも面白く読んでもらえると思います」
―『震える牛』 では食品偽装の闇、『不発弾』で金融の裏側…社会問題をリアルに描く相場作品ですが、今回は監視社会なんですね
「ジョージ・オーウェルの小説『1984年』のような監視社会は、もはやSFではなく現実です。顔認証システムと監視カメラで特定の人物を自動追尾できてしまう時代です。ただ、警鐘を鳴らすつもりではなくて、あくまでエンターテインメントなので、『怖ぇ』と面白がってもらえればいい」
―期待しています
「僕自身が面白がりながら書いています。ぜひ楽しんでください」
【相場英雄(あいば・ひでお)さんのプロフィール】
昭和42年、新潟県三条市生まれ。50歳。通信社記者時代に執筆し、第2回ダイヤモンド経済小説大賞(現・城山三郎経済小説大賞)を受賞した『デフォルト 債務不履行』でデビュー。骨太なミステリーの書き手として人気を集める。『震える牛』『血の轍』『共震』など著書多数。映像化作品も多く、新たに『不発弾』が連続ドラマ(全6話)として制作中で、今年6月にWOWOWプライムで放送予定。
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