三菱造船、アンモニアを燃料とする「大型アンモニア輸送船」の開発に着手
PR TIMES / 2021年11月4日 16時45分
商船三井、名村造船所と海事業界の脱炭素化で協働
◆ クリーンエネルギー燃料であるアンモニアを燃料に輸送船を航行し、アンモニアの海上輸送量増大を目指す
◆ 3社分業による基本設計開発を実施
[画像: https://prtimes.jp/i/25611/298/resize/d25611-298-6e0211684b80e3bd166d-0.jpg ]
三菱重工グループの三菱造船株式会社(社長:北村 徹、本社:横浜市西区、以下、三菱造船)は、株式会社商船三井(社長:橋本 剛氏、本社:東京都港区、以下、商船三井)ならびに株式会社名村造船所(社長:名村 建介氏、本社:大阪市西区、以下、名村造船所)と、アンモニアを燃料として航行する大型のアンモニア輸送船を共同開発することで合意しました。
現在は肥料原料としての利用が中心で海上輸送量も限定的なアンモニアは、高品質で安定的なクリーンエネルギーとして期待されています。アンモニアを燃料とする大型輸送船により、アンモニアの海上輸送量増大を目指します。今後、3社共同で同船の基本設計を進め、三菱造船は最適カーゴタンクの検討および試設計、デッキタンクの開発、機関構成の検討、燃料供給装置の搭載設計、特殊艤装・荷役装置の設計、安全装置の搭載設計を担当する予定です。
燃料としてのアンモニアは、燃焼時にCO2を排出しない次世代のクリーンエネルギーとして将来的な需要増が見込まれており、海洋産業バリューチェーンが脱炭素へと移行する中で、海上物流に適した長期的な解決策として大いに期待されています。国内においても、アンモニアはカーボンニュートラル実現に向けた有力な選択肢として位置付けられており、火力発電所における既存燃料との置換や水素キャリアとしての活用などといった用途を中心に需要の増加が見込まれています。
現在、世界におけるCO2排出量の約3%を海事業界が占めており、他産業における脱炭素化への取り組みが進むのに伴い、その割合は増加する可能性が高いといわれています。三菱造船は、当社グループが戦略的に取り組むエナジートランジション(低環境負荷エネルギーへの転換)の一環として、これまでの輸送船建造で培ったアンモニアハンドリング技術や知見を結集させ、海洋システムインテグレーターとして海事業界における脱炭素化を推進してカーボンニュートラル実現に尽力するとともに、世界規模での環境負荷低減に貢献していきます。
■三菱重工業株式会社
ウェブサイト:https://www.mhi.com/jp/
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