1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

こころにスマイル 未来創造パーク アドベンチャーワールドで初となるフェアリーペンギンの赤ちゃんが誕生しました

PR TIMES / 2021年5月26日 18時15分



[画像1: https://prtimes.jp/i/40302/313/resize/d40302-313-667389-0.jpg ]


 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)で、パーク初となるフェアリーペンギンの赤ちゃんが誕生しました。5月14日(金)に東京都葛西臨海水族園(東京都江戸川区)よりフェアリーペンギンの有精卵を3卵搬入し、孵卵器(ふらんき:人工孵化をさせるための装置)で保温し見守ってまいりました。5月25日(火)に無事赤ちゃんが誕生しました。

<ポイント>


国内のフェアリーペンギン飼育園館は5施設のみで、特定の遺伝子に偏る問題があり、遺伝的多様性を保つため、葛西臨海水族園より有精卵3卵を搬入(1卵は残念ながら死亡してしまいましたが、もう1卵は今後孵化予定です)
アドベンチャーワールドでフェアリーペンギンの誕生は初
今後、パーク内でのフェアリーペンギンの繁殖に向けて進めていく


【フェアリーペンギンの赤ちゃんについて】
■出 生 日:2021年5月25日(火)
■孵化日数:37日  ■性別:不明  ■出生体重:35.7g

2021年5月27日(木)よりペンギン王国1階にて公開予定

~赤ちゃんの様子~
元気に鳴き保育器の中を動き回っており、体重測定の際には、エサの要求をしてくるなど元気いっぱいです。とても小さな体ですが平均的な体重です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/40302/313/resize/d40302-313-462846-1.jpg ]



【今後の展望】
誕生しヒナの状態での輸送となると、輸送後の検疫、新しい飼育環境への順応、日長サイクルの違いなど多くの負担がかかります。リスクを減らすため今回は誕生前の卵での輸送となりました。アドベンチャーワールドでは現在8種類のペンギンを飼育していますが、フェアリーペンギンのみが繁殖に成功していませんでした。今回の取組みから、今後多くのことを学び吸収いたします。また葛西臨海水族園とペンギンの繁殖や飼育に関する情報交換を行うことで、互いの飼育技術の発展につながればと思います。今後はパークでのフェアリーペンギンの繁殖成功を目指し、遺伝的多様性を維持する事にも寄与していきたいと考えます。

鰭脚類・ペンギン飼育担当 山内博勝
[画像3: https://prtimes.jp/i/40302/313/resize/d40302-313-593829-2.jpg ]



【種の保存について】
 フェアリーペンギンは野生下では都市に生息することが多く、車との接触事故や人間が捨てたゴミを誤食し、命を落とすことも少なくありません。また海水温度上昇により、子育ての際にエサとなる魚や甲殻類を捕まえることが出来ず、ヒナの生存率が低下し、絶滅が懸念されています。
 フェアリーペンギンの場合、国内での飼育羽数も少なく、特定の遺伝子に偏る問題があり、遺伝的多様性を保つため、飼育園館同士協力して繁殖に取り組む必要があります。私たちは飼育下で繁殖に成功させることで、これからも動物のSmile(=しあわせ)を追求し、持続可能な飼育・繁殖計画による生物多様性の実現に貢献したいと考えています。また、質の高い飼育と獣医療を追求し、動物本来の行動や能力を発揮できる環境づくりも進めていきます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/40302/313/resize/d40302-313-935338-3.jpg ]

【アドベンチャーワールド ペンギンプロジェクトについて】
アドベンチャーワールドでは、現在8種類約450羽のペンギンが暮らしています。1978年の開園時にフンボルトペンギンとキタイワトビペンギンの飼育を開始し、1990年から自然界で暮らすペンギンコロニー(繁殖群)を再現すべく、「ペンギンプロジェクト」として本格的に飼育・繁殖研究に力を注いできました。アデリーペンギン、ヒゲペンギン、ジェンツーペンギン、キングペンギンと繁殖実績を積み、1997年に世界最大のペンギン、エンペラーペンギンの繁殖研究を開始しました。

【アドベンチャーワールド ペンギン繁殖実績について】
1978年 :フンボルトペンギン初繁殖
1990年 :アデリーペンギン、ヒゲペンギン、ジェンツーペンギンの卵を搬入 人工孵化、育雛を行う
1992年 :キングペンギンの卵を搬入。人工孵化、育雛を行う
1994年 :ジェンツーペンギン初繁殖
1995年 :キングペンギン初繁殖
1996年 :アデリーペンギン初繁殖
1997年 :エンペラーペンギンの赤ちゃんを搬入、人工育雛を行う
1998年 :ケープペンギン初繁殖
1999年 :ヒゲペンギン初繁殖
2004年 :世界でも2園館目となるエンペラーペンギンの繁殖に国内初成功
2005年 :エンペラーペンギンの国内初繁殖に対して日本動物園水族館協会より「繁殖賞」を受賞
2006年 :キタイワトビペンギン初繁殖。これにより国内最多となる 8 種類のペンギンの繁殖に成功
2020年 :国内で2例目となるキングペンギンの人工授精に成功
2021年 :フェアリーペンギンの卵を搬入、初繁殖

【飼育羽数】
パークでは2015年によりフェアリーペンギンの飼育を開始しており、現在4羽のフェアリーペンギン(オス1羽、メス2羽、今回誕生した⾚ちゃん1羽)を飼育しています。

【フェアリーペンギンについて】
■分 類:ペンギン目ペンギン科
■学 名:Eudyptula minor ■英 名:Little Penguin
■生息地:オーストラリア南部、タスマニア島、ニュージーランドなどの暖かい地域
■食 性:アドベンチャーワールドではキビナゴを与えています。
■繁 殖:1 度の繁殖で 2個の卵を産み、どちらかの親がヒナのそばにいることが多いです。
     交代しながら約35日抱卵します。
■寿 命:20~30年 ■体 長:30cm~45cm ■体 重:約1kg
■特 徴:世界最小の種類のペンギン。                     
     野生では、地中に堀った穴や、岩の隙間などに巣穴を作り過ごすします。
[画像5: https://prtimes.jp/i/40302/313/resize/d40302-313-555742-4.jpg ]

        成鳥のフェアリーペンギン

〇アドベンチャーワールド「SDGs宣言・パークポリシー」https://www.aws-s.com/parktheme-sdgs/
アドベンチャーワールドは、「こころにスマイル 未来創造パーク」として、すべての生命にSmile(しあわせ)が溢れる豊かな未来の地球の姿をパークで体現します。パークという”小さな地球”を通して、関わるすべての人の人生が豊かになるように、動物たちの生命がずっとつながっていくように、自然や資源が循環し再生するように、未来のSmileを創り続けていきます。

〇SDGsについて
SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです。社会が抱える問題を解決し、世界全体で2030年をめざして明るい未来を作るための17のゴールと169のターゲットで構成されています。2015年9月、ニューヨーク国連本部において193の加盟国の全会一致で採択された国際目標です。

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください