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【「運転免許証の返納に関する調査」をウェブクルーが実施(前編)】返納のきっかけは「運転への不安」が最多、高齢者の交通事故に関する報道から危機感を抱く人も

PR TIMES / 2022年6月3日 12時45分

 「ズバット」を中心とした比較サイトを展開する株式会社ウェブクルー(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:藤島義琢)は、2022年4月に「ズバット 車買取比較」「ズバット 引越し比較」「保険スクエアbang! 自動車保険」利用者において『運転免許証の返納に関する調査』を実施いたしました。今回は、「運転免許証の返納とその経緯、返納後の生活」にスポットを当てて調査結果をまとめました。




調査結果トピックス

・アンケート回答者2,173人中、「あなたの周り(ご自身・親・兄弟姉妹など)で車の運転免許証を返納した人は 
 いますか?」という質問には31.4%の人が「いる」と回答。その中で、運転免許証を返納したのは「親」が最も
 多く、63.5%という割合に。
・運転免許証を返納した人の返納時の年齢については、「70代」が45.2%、「80代」が42.4%、「90歳以上」が
 4.1%と、70歳以上が全体の91.7%を占めている。
・運転免許証を返納した理由(きっかけ)としては、「運転に不安があったため」と答えた人が62.0%で最多。
・返納した人の現在の移動手段は、「家族などによる送迎」が59.1%と最も多く、「徒歩(43.8%)「バス(35.
 8%)」「タクシー(29.9%)」「電車(25.2%)」が続く結果に。
・運転免許証を返納後の生活に支障があるかという問いに対しては、「不便だと感じる」と答えた割合が全体の2
 8.3%で、「支障はなく快適だ」「多少の支障はあるものの困っていない」と答えた割合の合計が71.7%と、困
 っていない状態の人が過半数以上を占める結果に。一方で、地域別に見ると「不便だと感じる」と答えた割合は
 四国地方(45.5%)で、北陸・甲信越地方(40.0%)、九州地方(36.8%)、北関東地方(35.7%)などで高
 く、公共交通機関の整備状況において地域差があることが大きく影響していると考えられます。


調査結果詳細

 ウェブクルーの比較サイト「ズバット 車買取比較」「ズバット 引越し比較」「保険スクエアbang! 自動車保険」の過去利用者にアンケートを行った結果、「あなたの周り(ご自身・親・兄弟姉妹など)で車の運転免許証を返納した人はいますか?」という質問には31.4%の人が「いる」と回答しました。

Q. あなたの周り(ご自身・親・兄弟姉妹など)で車の運転免許証を返納した人はいますか?

[画像1: https://prtimes.jp/i/2830/345/resize/d2830-345-5eabf367e56e28573cd5-2.png ]


また、身近に運転免許証を返納した人がいると答えた682名に、「運転免許証を返納されたのはどなたですか?」と尋ねたところ、「親」と答えた人が63.5%で最も多い結果に。それ以外では「兄弟・姉妹(4.7%)」「祖父母(5.6%)」「親戚(12.3%)」という割合になり、「その他」では、配偶者や友人知人、近所の人などが挙げられました。

Q. 運転免許証を返納されたのはどなたですか?複数いらっしゃる場合は、最も身近な方についてお答えください。

[画像2: https://prtimes.jp/i/2830/345/resize/d2830-345-02393d4afcb4da0af656-0.png ]


「運転免許証を返納した人の返納時の年齢を教えてください」という質問に対しては、「70代」が45.2%、「80代」が42.4%、「90歳以上」が4.1%と、70歳以上が全体の91.7%を占める結果になりました。
この割合を警察庁による「運転免許統計」のデータと見比べてみると、2020年(令和2年)に申請によって運転免許を取り消した552,381件のうち、70歳以上の占める割合が85.0%(※1)であるという結果が出ており、今回のウェブクルーの調査対象者のほうが70歳以上の割合が高いことがわかりました。

Q. 運転免許証を返納した人の返納時の年齢を教えてください。

[画像3: https://prtimes.jp/i/2830/345/resize/d2830-345-7bf62670f2ad7b11e36d-1.png ]


さらに、「運転免許証を返納した理由(きっかけ)を教えてください」と尋ねてみたところ、「運転に不安があったため」と答えた人が62.0%と、最も多い結果に。続いて、「運転しなくなったため」が16.9%、「病気やケガにより運転できなくなったため」が15.0%を占めています。
「その他」の理由としては、「高齢のため」という年齢を意識した回答が最多。ほかにも、「事故を起こす前の予防として」「何かあったらいけないから」など、交通事故に対する危機感を抱いている回答や、「高齢者による事故が多く報道されるため」といった昨今の報道に感化された回答も見られました。

Q. 運転免許証を返納した理由(きっかけ)を教えてください。

[画像4: https://prtimes.jp/i/2830/345/resize/d2830-345-76fd67ec52d9e20f0124-3.png ]


さらに、「返納された方は現在どのような移動手段を利用していますか?」と尋ねてみたところ、「家族などによる送迎」が59.1%と最も多く、「徒歩(43.8%)」「バス(35.8%)」「タクシー(29.9%)」「電車(25.2%)」が続きました。

Q. 返納された方は現在どのような移動手段を利用していますか? ※複数回答

[画像5: https://prtimes.jp/i/2830/345/resize/d2830-345-d3cf4841bc85148ea3f0-6.png ]


「運転免許証を返納後、生活に支障はありますか?」という問いに対しては、「不便だと感じる」と答えた割合が全体の28.3%で、「支障はなく快適だ」「多少の支障はあるものの困っていない」と答えた割合の合計が71.7%と、困っていない状態の人が過半数以上を占めることがわかりました。
なお、同じ設問についての回答を地域別に見てみると、「不便だと感じる」と答えた割合が最も高かったのが四国地方(45.5%)で、北陸・甲信越地方(40.0%)、九州地方(36.8%)、北関東地方(35.7%)が続きました。全体の結果と比べると「不便だと感じる」割合が多いことについては、公共交通機関の整備状況における地域差が大きく影響していると考えられます。

Q. 運転免許証を返納後、生活に支障はありますか?
<全体>

[画像6: https://prtimes.jp/i/2830/345/resize/d2830-345-5b037b71473871387250-4.png ]


<地域別>

[画像7: https://prtimes.jp/i/2830/345/resize/d2830-345-6afdafebb1eab8e5d26e-7.png ]




調査結果より

 今回の調査から、運転免許証を返納した人の年齢については70代が45.2%、80代が42.4%という結果となり、免許を返納する年代のボリュームゾーンであることがわかりました。返納のきっかけとしても「運転に不安があったため」という理由が過半数を占め、加齢による身体能力の衰えを感じているだけでなく、高齢者による交通事故の報道などから事故に対して危機感を抱く意見も散見されました。

 国土交通省の「公共交通政策の現状と課題」によると、将来的な不安として「公共交通が減り自動車が運転できないと生活できない」(※2)といった不安が最も多く挙げられており、特に三大都市圏(※3)以外の地方圏においてその傾向が顕著です。地域公共交通の満足度が低い地域においては、運転免許証の返納後の生活において不便さを感じる場面が多いことは容易に想像でき、運転免許証の返納がなかなか進まない大きな要因となっていることが窺えます。

 さらに、「令和3年版国土交通白書」では、地方都市においては乗合タクシーやコミュニティバスなどの地域公共交通の活性化が進められているものの、人口減少等の進展に加え、コロナ禍による利用者減によって経営の困難化に拍車がかかっているという厳しい状況も伝えられています(※4)。この現状の解決に向けて国土交通省では、経営支援や地域公共交通計画策定の促進などによる公共交通の維持と利便性向上を目指しています。運転免許証を返納したあとでも、高齢者が安心して便利に暮らせるような「生活の足の確保」が今後も期待されます。

■こちらの調査結果は「ズバット 車買取比較」でもご覧いただけます。
https://www.zba.jp/car-kaitori/cont/column-20220603/

また、後編では「運転免許証の返納を誰かに勧めたことがあるか(説得したことがあるか)」といった視点での調査結果を公開いたします。6月7日に公開予定ですので、そちらもあわせてご覧ください。

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※1 出典:「運転免許統計(令和2年版)」 警察庁交通局運転免許課
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/menkyo/r02/r02_main.pdf
※2 出典:「公共交通政策の現状と課題」 国土交通省 総合政策局 公共交通政策部(平成30年10月11日)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000578731.pdf
※3 三大都市圏とは、首都圏(東京)、中京圏(名古屋)、近畿圏(大阪)を指す。
※4 出典:「令和3年版国土交通白書について」 国土交通省 総合政策局
https://www.mlit.go.jp/statistics/content/001410419.pdf


調査概要

・調査期間:2022年4月6日(水)~4月11日(月)
・調査対象:「ズバット 車買取比較」「ズバット 引越し比較」「保険スクエアbang! 自動車保険」の
過去利用者
・有効回答数:2,173件
・男女比率:男性1,717人(79.0%)、女性442人(20.3%)、無回答14人(0.6%)
・年代比率:20代 20人(0.9%)・30代 101人(4.6%)・40代 369人(17.0%)・50代 778人(35.8%)・60代 560人(25.8%)・70代 298人(13.7%)・80代 45人(2.1%)・90代 2人(0.1%)
・平均年齢:57.5歳
・地域区分
 └北海道地方:北海道
 └東北地方:青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
 └北関東地方:茨城県、栃木県、群馬県
 └南関東地方:埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
 └北陸・甲信越地方:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県
 └東海地方:岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
 └近畿地方:滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
 └中国地方:鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
 └四国地方:徳島県、香川県、愛媛県、高知県
 └九州地方:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

■「ズバット 車買取比較」概要
「ズバット 車買取比較」は全国的に有名な車買取業者から地域密着型の車買取業者まで、282社(2022年5月時点)の車買取業者が参加している、日本最大級の規模を誇る車買取比較サイトです。簡単な情報入力だけで最大10社の車買取業者に一括で査定を依頼することが可能です。また、中古車オークションでの取引データをもとに中古車の査定相場を独自に算出。車種ごとに査定相場を確認することができます。
日本全国どこからでも気軽に一括査定の依頼が可能、かつ査定を依頼できる車買取業者の数が多いため、高価買取の可能性が高まります。
URL:https://www.zba.jp/car-kaitori/
[画像8: https://prtimes.jp/i/2830/345/resize/d2830-345-249ad0752ed1d5517283-5.gif ]



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