■シナジー開発第一弾 中低層建物向け耐震部材「鋼製座屈拘束ブレース」共同開発(ニュースレター)
PR TIMES / 2014年2月17日 16時25分
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大野直竹、以下「大和ハウス工業」)と株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:上田卓司、以下「フジタ」)は、中低層(3~4階建)のサービス付き高齢者住宅など様々な建物に適用可能な耐震部材「鋼製座屈拘束ブレース -平鋼を角形鋼管で座屈拘束した耐震ブレース-」を共同開発、2014年3月より建物への採用を開始します。
当技術は、2013年11月に一般財団法人 日本建築総合試験所において建築技術性能証明(※1)(GBRC 性能証明 第13-21)を取得しています。
※1. 新しく開発された建築技術の性能を第三者の立場から評価し、その技術が保有する性能について性能証明書を発行するもの。
「鋼製座屈拘束ブレース」は、地震力に抵抗する芯材(平鋼)を拘束材(角形鋼管)とアンボンド材(絶縁材)でサンドイッチ状に挟み込んだことにより、地震時に圧縮力がかかっても座屈(※2)せず、優れた耐震性能を発揮できるブレース(筋かい)です。 また、芯材には幅を調整できるスリット(長孔)を設けたことで、耐力を任意に設定でき、設計の自由度が増します。あわせて、すべて鋼材で構成したため、コンクリートと鋼材からなる従来の座屈拘束ブレースに比べ、部材の簡易化・軽量化が可能になりました。 さらに、当技術を用いることでサービス付き高齢者住宅に主に採用されるラーメン構造や通常のブレース構造と比べ、コストは同等に抑えたまま、耐震性能を大幅に向上できます。※2. 細長い部材に圧縮力がかかった時、小さい力で折れ曲がってしまう現象。 試算したケースでは、ラーメン構造に比べ大地震時の建物の変形が最大2分の1に軽減され、柱や梁などの主要構造部分や内外装の損傷が少なくなりました。 地震による建物の損傷を防ぐことで長期にわたって建物を安全・安心に使用することができます。 今後両社は共同で技術開発を行うとともに、相互の強みを活かした商品開発にも積極的に取り組んでいきます。■開発背景 フジタが大和ハウスグループ入りした2013年1月以降、両社は「大和ハウス・フジタ委員会」を立ち上げ、様々な共同研究を行っています。 その一環として、大和ハウス工業の「D-TEC BRACE(ディーテックブレース)」(※3)やフジタの「FIRST(ファースト)ブレース」(※4)とはタイプの異なる新たな座屈拘束ブレースの共同研究を行い、独自の中低層建物向け耐震部材「鋼製座屈拘束ブレース」の開発に至りました。この開発は、大和ハウス工業とフジタのシナジー開発第一弾となります。※3.平鋼を鋼板とコンクリートで覆った矩形断面の座屈拘束ブレース(2006年運用開始)。※4.H形鋼を鋼管とコンクリートで覆った座屈拘束ブレース(2013年運用開始)。
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