1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

博報堂、法政大学 西川英彦研究室と共同で、生活者イノベーターと企業の価値共創を産学で研究する「USER INNOVATION LAB.」を発足

PR TIMES / 2020年10月28日 14時45分


株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:水島正幸、以下博報堂)と法政大学経営学部・大学院経営学研究科の西川英彦研究室は、先進的な生活者(=生活者イノベーター *1)と企業の価値共創に関する研究・普及活動を行う産学研究会「USER INNOVATION LAB.」(ユーザー・イノベーション・ラボ)を共同で発足しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/8062/364/resize/d8062-364-855921-8.png ]

近年、ユーザーである生活者自身が革新的な製品を開発したり、既存製品を改良する「ユーザー・イノベーション」という現象が世界的に注目されています。オンラインサービスやSNSの普及により企業と生活者による共創活動が活発になってきている中、生活者イノベーターの革新的なアイデアをマーケティングやイノベーションの源泉として取り入れていくことには、大きな可能性があると考えられます。
博報堂が今年3月に実施した調査(*2)によると、ユーザー・イノベーションを活用した取り組みの経験があるBtoC企業の開発担当者は11.6%と、まだ国内での活用は一般的ではないものの、取り組み経験者の8割以上が「成果を感じた」と回答しています。

そこで今回、博報堂と法政大学西川研究室が共同で「USER INNOVATION LAB.」を立ち上げ、ユーザー・イノベーションの活用に関する最先端の研究活動と情報発信を通じて、企業と生活者イノベーターの価値共創を普及促進していきます。
具体的には、海外の学会や論文などの最先端情報の共有、生活者イノベーターとの対話などの実践的な活動、企業の成功事例やノウハウの蓄積・情報の発信などを行っていきます。
また研究会には、ユーザー・イノベーションの活用に関心を持つ企業にも参加していただき、学問的な知見と実践的な知見の学び合いを通じて、将来の事例創出のハブとなることを目指します。

博報堂はこれまでも、企業のブランディングやイノベーション支援を行う専門組織「博報堂ブランド・イノベーションデザイン」において、「博報堂ユーザー・イノベーション・プログラム」の独自開発などを通じて、ユーザー・イノベーションの普及と実践支援を進めてきました。
また、法政大学の西川英彦教授は、日本マーケティング学会「ユーザー・イノベーション研究会」のリーダーを務めるなど、日本での本テーマ研究の先駆者であり、同研究室では国内外のユーザー・イノベーション研究者や実践企業との豊富なネットワークを保有しています。

今後も、博報堂は「生活者発想」の理念のもと、企業やアカデミアなどの様々なパートナーと連携し、社会に新たな価値を生み出すイノベーション手法の創出・発展に貢献してまいります。

(*1) 博報堂独自の呼称。 (*2)博報堂による自主調査。対象:国内BtoC企業の企画開発者515名


<参考資料>

1.ユーザー・イノベーションについて

■ユーザー・イノベーションとは
ユーザー(生活者)自らが、自分のために独自の製品やサービスを開発したり、既存の製品やサービスを改良したりするなどして、イノベーションを生み出すこと。

■ユーザー・イノベーションの活用状況(博報堂自主調査結果)
2020年3月に、企業のユーザー・イノベーション活用実態の把握を目的とした自主調査を実施。BtoC企業の企画開発者515名を対象に、ユーザー・イノベーションの浸透度や効果実感などを聴取しました。

<浸透状況>
・「ユーザー・イノベーション」を、調査対象者の3人に1人(34.2%)が認知。
・約12%の調査対象者が勤める企業で、すでにユーザー・イノベーションを活用した取り組みの実績があった。

Q.あなたは、「ユーザー・イノベーション」という単語を聞いたことがありますか?(n=515)
[画像2: https://prtimes.jp/i/8062/364/resize/d8062-364-664754-4.png ]

Q.あなたの勤める会社はユーザー・イノベーションを活用した取り組みを行っていますか? ※複数の会社にお勤めの方は、メインのお勤め先についてお答えください。(n=515)

[画像3: https://prtimes.jp/i/8062/364/resize/d8062-364-675734-5.png ]



<効果実感>
・取り組みを「(自社が)行ったことがある」と回答した対象者のうち、8割以上が成果を実感。
・成果を感じる理由は「今後に繋がるようなアイデアのヒントが得られたため」(44.9%)、「顧客のニーズの理解が進んだため」(38.8%)、「新規顧客の獲得に繋がったため」(34.7%)など。長期的な商品・事業開発への寄与が成果の実感につながっている。

Q.あなたは、あなたの勤める会社のユーザー・イノベーションを活用した取り組みに対し、どの程度、成果が出ていると感じますか。※複数のユーザー・イノベーションの取り組みがある方は総合してお答えください。(n=60)


[画像4: https://prtimes.jp/i/8062/364/resize/d8062-364-345936-6.png ]

Q.あなたが、あなたの勤める会社のユーザー・イノベーションを活用した取り組みに対し、「成果が出ている」と感じる理由を教えてください。(複数回答可)(n=49)

[画像5: https://prtimes.jp/i/8062/364/resize/d8062-364-759039-7.png ]


2.「USER INNOVATION LAB.」について


[画像6: https://prtimes.jp/i/8062/364/resize/d8062-364-855921-8.png ]

■「USER INNOVATION LAB.」代表者
代表:西川 英彦(法政大学)
共同代表:岡田 庄生(博報堂)

■「USER INNOVATION LAB.」についてのお問い合わせ
専用メールアドレス:uilab@hakuhodo.co.jp

■「USER INNOVATION LAB.」への企業参加について
本研究会には、ユーザー・イノベーションの活用に関心を持つ企業もご参加いただくことが可能です。
参加方法などの詳細についてはお問い合わせください。
活動期間:2020年12月~2021年11月(第一期・1年間)
活動内容:毎月のオンライン研究会への参加、年1回の成果発表会など
※1社ごとに参加費が発生します。(別途ご案内)

【西川英彦教授 プロフィール】
法政大学経営学部・大学院経営学研究科 教授。博士(商学)。ワールド、ムジ・ネット株式会社取締役、立命館大学教授を経て現職。ブランド・ジャパン企画委員、ユナイテッドアローズ社外取締役、島忠社外取締役、碩学舍 代表取締役、日本マーケティング学会副会長。著書『1からの商品企画』(編著、碩学舎)、『1からのデジタル・マーケティング』(共著、碩学舎)等多数。http://nlab.ws.hosei.ac.jp/

【博報堂ユーザー・イノベーション・プログラム】
博報堂ブランド・イノベーションデザインが提供する、生活者イノベーターとの価値共創を支援するプログラム。技術的・専門的な知識を持った生活者イノベーターとのワークショップからアイデア抽出を行う”リードユーザー型“、アイデア公募を行う”クラウドソーシング型“、膨大な口コミデータからアイデアを抽出する”文章解析AI型“の3つのアプローチから企業の課題に合わせて最適な手法を選定してプロジェクト設計を行い、アイデアの創出から実装、プロモーションまでをワンストップで支援します。
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/77116/

■関連オンラインセミナーのご案内
2020年11月12日(木)に、博報堂マーケティングスクールにおいて、「ユーザー・イノベーション。生活者と一緒に創る革新へ。~“これから”を拓く新しいマーケティングメソッド~」と題したセミナーを実施いたします。「USER INNOVATION LAB.」についてもご案内します。
詳細・お申し込みは、下記URLからご確認ください。
セミナー詳細ページ:https://www.hakuhodo.co.jp/marketingschool/course/85309/
問い合わせ:博報堂マーケティングスクール事務局 info.marketing@hakuhodo.co.jp


▼本件のニュースリリースはこちらから(博報堂WEBサイト)
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/85767/

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください