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ASEAN+3石油備蓄ロードマップ会合を開催

PR TIMES / 2018年4月18日 12時1分

~ASEAN諸国の石油備蓄体制整備への協力、働きかけの推進~

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野哲弘)は、2018年3月28日、タイ国バンコク市において、ASEAN Centre for Energy(ACE)と共同事務局を務めるASEAN+3石油備蓄ロードマップ(OSRM: Oil Stockpiling Roadmap)会合を開催しました。



[画像: https://prtimes.jp/i/12624/375/resize/d12624-375-618344-0.jpg ]


 ASEAN諸国の石油需給は、2000年ごろまでは域内の生産と消費のバランスがおおむね取れていましたが、その後は消費の急増と生産の減少で輸入依存度が急速に上昇し、今後もさらに拡大していく見通しとなっています。しかしながら、ASEAN諸国の石油備蓄在庫の現状はIEA加盟国と比較して低い水準にあり、石油セキュリティ構築のために石油備蓄体制を整備する必要性が高まっています。

 本会合は、こうした背景をふまえ策定されたASEAN+3の石油備蓄ロードマップ(以下、OSRM)についてのものであり、JOGMECはASEAN Centre for Energy (以下、ACE)との共同事務局として2010年から毎年会合を開催し、ASEAN各国の進捗状況の共有、プラス3カ国である日中韓の知見の共有などを行っています。

 OSRMについては、2008年8月のASEAN+3(日中韓)エネルギー大臣会合でASEAN+3のOSRMを策定するためのWG活動が承認され、JOGMECはACEとの共同事務局として本活動を支援してきました。WG活動の結果、各国が策定したOSRMは2010年7月のASEAN+3エネルギー大臣会合において、ASEAN各国の石油備蓄の長期的な取組方針で自主的かつ拘束力のない非公表目標として承認されました。現在、ASEAN各国はその目標設定や進捗度に差はあるものの、目標達成に向けた努力を続けています。

 今回の会合でも、ASEAN各国からの参加者による進捗状況の報告や今後の計画に関する議論などが行われました。JOGMECからは、ASEAN各国の取り組みを支援するための多国間の場での活動として実施している、各国の局長級・課長級の政府職員をそれぞれ日本に招聘することによるキャパシティ・ビルディングを目的とした研修事業(「ASEAN石油セキュリティ構築支援研修」)について、2015年からの成果報告を行いました。同時に、2018年度の同研修事業の開催を紹介し、各国からの積極的な参加を呼びかけました。
 またASEAN各国の石油備蓄構築に向けた取り組みを個別に支援する二国間協力として、2014年から経済産業省資源エネルギー庁と協力して行っている、相手国の状況にきめ細かく対応して支援をする「ニーズ調査」についても報告しました。今後のエネルギー協力に係る意見交換の場では、我が国のこうした活動はASEAN各国の石油セキュリティ構築に資するものであるとして多くの国から評価をうけ、また、これまでの活動に対しての謝意と共に今後の活動に対しての期待が表明されました(注:各国からの代表者の一部は、過去の石油セキュリティ構築支援研修に参加。)
 更に今回の会合では、OSRMが発足から約10年経過したこともあり、我が国から各国のこれまでの取組実績や今後の課題等を改めてレビューすることを提案。参加各国からも賛同を得て、今後JOGMECはACEとの間で具体的なレビュー作業を進めていくこととなりました。

 JOGMECは、今後とも、ASEAN各国の石油備蓄体制整備への協力、働きかけを強力に推進することなどにより、我が国のエネルギー安全保障の向上に貢献してまいります。

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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000389.html?mid=pr_180418

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