「サイバネットCAEクラウド」の基盤に「Microsoft Azure」を新たに採用、開発を開始
PR TIMES / 2020年9月30日 15時45分
高速かつ柔軟なクラウド計算環境で、CAE技術者の新しい働き方をサポート!日本マイクロソフト株式会社、富士ソフト株式会社の協力のもと、お客様のDX推進に貢献します。
サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役 社長執行役員:安江 令子、以下「サイバネット」)は、サイバネットが販売・開発・サポートする、CAEソフトウェアによるシミュレーションを高速に実行するためのクラウドコンピューティング環境「サイバネットCAEクラウド」を、日本マイクロソフト株式会社(本社: 東京都、以下「日本マイクロソフト」)と富士ソフト株式会社(本社:神奈川県、代表取締役:坂下 智保、以下「富士ソフト」)の協力のもと、「Microsoft Azure(マイクロソフトアジュール、以下「Azure」)」上で稼働するよう、2020年12月完成に向けて開発を開始したことをお知らせいたします。
[画像: https://prtimes.jp/i/4714/387/resize/d4714-387-959562-0.png ]
=======================
Azure採用の経緯
=======================
CAEソフトウェアは、あらゆる製造業の設計・開発現場において幅広く活用されていますが、繁忙期には計算リソースが不足し、閑散期では余るなど、リソースの最適化が課題となっています。また、新型コロナウイルスの感染拡大防止策などのBCP対策(Business Continuity Plan:事業継続計画)の一環として、CAE技術者においても在宅勤務などのテレワークへの取り組みが急務になっています。
サイバネットは昨今の状況を鑑み、より柔軟で高速な計算環境をお客様に提供するために、サイバネットCAEクラウドの基盤としてAzureを新たに採用し、開発を行うことになりました。この取り組みにより、流体解析や電磁界解析など大規模計算を行う方々のご要望に合わせて、より柔軟にクラウド環境を提供できるようになります。
今回の開発は、日本マイクロソフトおよび富士ソフトの協力のもと進めていきます。日本マイクロソフトは、基盤となるAzureの提供ならびにサイバネットCAEクラウドへの実装における技術・検証支援を行います。富士ソフトは、Azure上での自社製品の開発、運用、サービスで培ったノウハウをもとに技術支援を行います。
=======================
Azureで実現できる柔軟なクラウド環境
=======================
• クラスタ管理ツールAzure CycleCloudにより、短時間で並列計算環境を構築
流体解析などの大規模なシミュレーションでは、並列計算が必要とされます。Azure CycleCloudを活用したCAEクラウドにはテンプレートが用意されており、環境を一から構築する必要がないため、導入後すぐに並列計算を実行可能です。
• 多様な仮想マシンにより、解析内容に最適なCPUコア数とメモリ容量を選択可能
シミュレーションの複雑化に伴い、求められる計算環境も多様化しています。Azureが提供する豊富な選択肢により、解析内容に合ったCPUコア数とメモリ搭載量の組み合わせを柔軟に選択できます。
• InfiniBandによる高速なデータ通信
クラスタのノード間に高速通信可能なInfiniBandが利用できます。データ通信による遅延が少なく、計算時間の短縮に貢献します。
• 柔軟な価格体系で提供
柔軟な価格体系の中から、解析規模や予算など目的に合ったものを選択可能です。
=======================
サイバネットCAEクラウドとは
=======================
サイバネットCAEクラウドは、長年のCAEソフトの販売・サポート経験で培ったノウハウをもとに構築した、設計・解析技術者のためのクラウド版CAE環境です。直感的な操作が行えるGUI、CAEとクラウドを熟知した技術者の一貫したサポートなど、サイバネットならではの環境をご提案します。
• 専門知識を必要としないクラウド環境を提供
直感的に操作できるGUI(CAEポータル)で、サーバーの起動・終了の他、サーバーの新規作成や構成変更などが容易に行えます。
• 高速リモートデスクトップで快適な操作環境を実現
クラウド上のCAEソフトの画面を、高圧縮しクライアントへ送信することで、クラウド環境でも快適な操作環境を実現します。
• コラボレーション機能で、遠隔地のメンバーとのコミュニケーションをサポート
遠隔地のメンバーとも同じ操作画面を閲覧・共有可能です。設計者・解析者の拠点間をまたいでの共同作業、会議やトレーニングを可能にします。
サイバネットCAEクラウドの詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/caecloud/
=======================
関係者コメント
=======================
日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部副事業本部長 業務執行役員
サービスパートナービジネス統括本部長 近藤 禎夫 氏
この度のMicrosoft Azureを採用された、サイバネットシステム株式会社様のCAE 解析エンジニア向けクラウドサービス「サイバネットCAEクラウド」の開発開始を心より歓迎いたします。
新型コロナウイルスの影響により、企業のデジタルトランスフォーメーションが加速しております。サイバネットの「CAE 解析エンジニア向けクラウドサービス「サイバネットCAEクラウド」は、製造業の設計・開発現場にとどまらず、ニューノーマルにおけるお客様の新しい働き方の支援や課題解決に大きく寄与できることと確信しております。今後も日本マイクロソフトは、サイバネットシステム株式会社様との強力な連携を通じて、お客様のデジタルトランスフォーメーションの推進に貢献してまいります。
富士ソフト株式会社 代表取締役 社長執行役員 坂下 智保 氏
この度のCAE 解析エンジニア向けクラウドサービス、「サイバネットCAEクラウド」における新サービスの開発開始を心より歓迎いたします。
富士ソフトグループ一員であるサイバネットシステム株式会社の30年以上にもわたるCAEソリューションの実績と、富士ソフトの豊富な業務系の実績からクラウド化のノウハウを組み合わせ、設計からシミュレーション、実装と上流から一気通貫で提供できるサービスをもったイノベーション企業グループとして、今後、更なるシナジーを創出し、お客様に新たな付加価値を提供してまいります。
--------------------------------------------------------------
日本マイクロソフトについて
日本マイクロソフト株式会社は、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ時代のデジタルトランスフォーメーションを可能にします。「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフト株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.microsoft.com/ja-jp
富士ソフトについて
富士ソフト株式会社は、1970年創立の独立系ITソリューションベンダーです。自動車やFA、電子機器等の組み込み系ソフトウェアの開発や、金融、製造、流通、文教等における業務系システム開発の2本柱を主軸に、最先端の技術ノウハウ、トータルなインテグレーション力、ハードウェアとソフトウェア技術を組み合わせたプロダクト開発力を強みとする企業です。
昨今は、AI、IoT、Security、Cloud、Robot、Mobile/Automotiveを「AIS-CRM(アイスクリーム)戦略」として重点的に取り組み、お客様の付加価値向上を目指しています。当社はICTを駆使して社員の柔軟な働き方を推進するとともに、その技術とノウハウを活かしてお客様の働き方改革推進を支援します。
富士ソフト株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.fsi.co.jp/
サイバネットについて
サイバネットシステム株式会社は、CAEのリーディングカンパニーとして、30年以上にわたり製造業の研究開発・設計関係部門、大学・政府の研究機関等へ、ソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティングを提供しています。またICT分野では、最新のセキュリティソリューションのみならず、企業のセキュリティ向上に欠かせないIT資産管理ツールやIT運用管理ツールを提供しています。近年では、IoTやデジタルツイン、ビッグデータ分析、AI領域で、当社の得意とするCAEやAR/VR技術と組み合わせたソリューションを提案しています。
ブランドメッセージは「つくる情熱を、支える情熱」。日々、多様化・複雑化する技術課題に向き合うお客様に、「まずはサイバネットに聞いてみよう」と思っていただける企業を目指しています。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/
※Microsoft、Azureは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※記載されている会社名および製品名は、各社の商標および登録商標です。
---------------------------------------------------------------
本件に関するお問い合わせ先:サイバネットシステム株式会社
---------------------------------------------------------------
■ 内容について
ITソリューション事業部/松岡
E-MAIL:caecloud@cybernet.co.jp
■ 報道の方は
コーポレートマーケティング部/新留
E-MAIL:prdreq@cybernet.co.jp
■ 投資家の方は
IR室/目黒
E-MAIL:irquery@cybernet.co.jp
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
OKI、クラウドCRMソリューション「enjoy.CRMIII」が「Azure OpenAI Service」と連携し、応対業務のAI自動支援機能を搭載
PR TIMES / 2024年4月17日 11時45分
-
イノベーションプラットフォーム「Goldfire」ACCURIS「FY23 Special Project Award」受賞
PR TIMES / 2024年4月11日 17時45分
-
マルチフィジックス解析ソフトウェア「Ansys 2024 R1」販売開始のお知らせ
PR TIMES / 2024年4月8日 17時15分
-
「データ分析基盤PoC支援 for Microsoft Fabric」の提供開始
PR TIMES / 2024年4月3日 11時45分
-
深層学習によるAI構築ソフトウェア「Neural Concept Shape」が、(株)SUBARUで導入されました
PR TIMES / 2024年3月27日 18時45分
ランキング
-
1山手線沿線の再開発が進む 「新宿、渋谷、品川」駅の工事はいつ終わるのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 7時10分
-
2アキレス、シューズの国内生産終了へ コスト増や少子化など背景
ロイター / 2024年4月25日 16時27分
-
3イトーヨーカドー、祖業のアパレル復活なるか アダストリアとの新ブランドが生んだ“相乗効果”
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 10時0分
-
4サイゼリヤ、ギリギリ「国内黒字化」も残る難題 国内事業の利益率0.05%、値上げなしで大丈夫か
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 7時30分
-
5過度の変動望ましくない、動向注視し万全の対応行う=円安で官房長官
ロイター / 2024年4月25日 11時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください