「親鸞の教えには現代性がある」五木寛之による半自伝的親鸞論『私の親鸞 孤独に寄りそうひと』(新潮選書)、発売即重版決定!
PR TIMES / 2021年11月10日 16時45分
これまで封印してきた過酷な引き揚げの記憶と、親鸞と共に歩んできた半世紀を語る。
疫病が蔓延した鎌倉時代に、90歳まで生きた親鸞――コロナ禍の折、89歳の誕生日を迎え、その境地に近づいた人気作家の五木寛之さん。あらためて自分の人生を振り返りながら、親鸞の魅力を語り尽くす新刊『私の親鸞 孤独に寄りそうひと』(10/27、新潮選書刊)の発売即重版がこのたび決定いたしました。
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コロナ禍で私たちが孤独と死の恐怖に向き合うなかで、89歳を迎えたベストセラー作家が、今ますます心に優しく沁み入る親鸞の言葉を紹介します。
五木さんは、親鸞の言葉には現代性があると言います。
たとえば、最近「孤独・孤立担当大臣」が創設されましたが、「親鸞は弟子一人も持たず候」という有名な言葉には、孤独の本質を考えるヒントがあると指摘しています。
また、悪人こそ救われるとする親鸞の「悪人正機」の教えには、生きているだけで地球環境や動植物を害してしまう人類が、それでも存在することが許される理由が示されていると考察しています。
「多くの人とつながっているのに、なぜか孤独を感じてしまう」「生きているだけで、何となく後ろめたさを感じてしまう」――そんな多くの日本人の心に親鸞の言葉が響くのか、発売直後から予想を上回る勢いで売れ続けています。
ぜひいまこそ、ご注目いただきたい一冊です。
■あらすじ
「自分は人間として許されざる者である」――過酷な引き揚げの記憶によって罪の意識と孤独を抱えながら、二十代を過ごし、やがて三十歳を過ぎた頃、偶然に出会った親鸞の言葉。その時、なぜ私は「ああ、この人は自分のことを分かってくれる」「とりあえず、自分も生きていくことが許される」と思えたのか。「聖人」ではない「生身」の姿を追い続けて半世紀、わが心の内の親鸞を語る。
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■著者コメント
親鸞について考えるうちに、私がこれまでずっと封印してきた引揚げ前後の記憶を、勇気を出してありのままに告白しようという気になりました。私にとっては、これが最後の機会になるのかもしれないという予感があります。
■著者紹介
1932(昭和7)年、福岡県生れ。1947年に北朝鮮より引き揚げ。早稲田大学文学部ロシア文学科に学ぶ。1966年「さらばモスクワ愚連隊」で小説現代新人賞、1967年「蒼ざめた馬を見よ」で直木賞、1976年『青春の門』で吉川英治文学賞を受賞。著書は『朱鷺の墓』『戒厳令の夜』『風の王国』『風に吹かれて』『親鸞』『大河の一滴』『他力』『孤独のすすめ』『マサカの時代』など多数。バック『かもめのジョナサン』など訳書もある。
■書籍データ
【タイトル】私の親鸞 孤独に寄りそうひと
【著者名】五木寛之
【発売日】2021年10月27日(水)
【造本】新潮選書(四六判変型ソフトカバー)
【本体定価】1,485円(税込)
【ISBN】978-4-10-603874-7
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/603874/
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