車載インフォテインメント機器向けオープンソース・プラットフォームGENIVI(R)に対応するSoC戦略を推進
PR TIMES / 2013年10月4日 10時30分
~ネットワーク接続された先進的な車載用アプリケーションを対象とした将来のマルチメディアSoCに向けてGENIVI準拠のSTiH416用ソフトウェア・スタックを登録~
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーで、GENIVI(R)
Allianceの主要メンバーであり、車載インフォテインメント(IVI)機器向けの
オープンソース・プラットフォーム「GENIVI」をサポートする
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、最新のGENIVI仕様
に準拠した主力ビデオプロセッサ・システム・オン・チップ(SoC)向けの
ソフトウェア・スタックを登録しました。
GENIVIプラットフォームは、車載インフォテインメント機器の主要機能である
電話、オーディオ・ルーティング、Bluetooth(R)接続や、センサ・コントロール、
カメラ・コントロール、ユーザ・コントロールなどのインタフェースをサポート
する認証済みソフトウェア・モジュールをミドルウェアとして提供します。
GENIVIのアプローチでは、先進的な車載インフォテインメント機器の要件を
満たすため、GENIVI Allianceによって選択されたLinuxベースのオープンソース・
ソフトウェアを採用しています。これにより、メーカー各社は、コスト効率が
高く、革新的な車載インフォテインメント機器の新製品を短期間で開発できるよ
うになります。
STは、高性能マルチメディアSoCであるSTiH416をSTのIVI-SDK GENIVI準拠のソフト
ウェア・スタックに対応させることにより、ロードマップを前進させ、車載品質に
対応した車載インフォテインメント機器用SoCファミリの生産へと繋げていきます。
このようなSoCを使用する顧客は、幅広い車載機器市場において、差別化された機能
とユーザ・インタフェースを実現するアプリケーションを開発できるようになります。
STのデジタル・コンバージェンス・グループ、ユニファイド・プラットフォーム
事業部、IVIビジネス・ユニットのソフトウェア & アプリケーション担当ディレ
クターであるMarco Carilliは、次の様にコメントしています。「GENIVI仕様は
急速に進化しており、車載インフォテインメント機器の迅速な開発や、幅広い
アプリケーションへの対応を可能にすることで、顧客や自動車ユーザにメリット
を提供します。GENIVI準拠のSTiH416用ソフトウェア・スタックは、STのSoC
アーキテクチャに、瞬時の応答とシームレスなマルチ・スクリーン体験を実現す
る能力があることを証明しました。これらの機能は、安全かつ信頼できる運転支
援機能を提供し、現在住宅内でネットワーク接続を通して利用しているものと同等
の高品質な体験を提供する上で重要になります。」
STの車載インフォテインメント機器用 SoCのロードマップにより、高性能な
マルチメディア / 接続用SoC IP、車載品質のICを製造するためのプロセス
およびインフラストラクチャ、および自動車サプライチェーン内で確立された
STの地位といった先進性が統合されます。
最先端のHD AVCプロセッサであるSTiH416は、高解像度のH.264/VC-1/AVS/MPEG2
ビデオと3Dグラフィックス・アクセラレーションに対応しています。強力な
ARM(R) Cortex(TM)アプリケーション・プロセッサに加え、専用のマルチメディ
ア処理エンジン、クアッド・コアのグラフィックス・プロセッサ、オーディオ
DSPを搭載しており、さらには接続用イーサネット、HDMI、USB2.0、オーディオ
/TV出力などを搭載しています。また、卓越した電力効率と専用ハードウェアに
よるセキュリティ機能を提供するSTiH416は、GENIVIスタックをホストし、顧客
独自の車載インフォテインメント機器をサポートするのに十分なリソースを提供
します。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・
プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を
提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・
セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、
家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆる
シーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた
技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2012年の売上
は84.9億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト
( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
デジタル製品グループ
TEL: 03-5783-8340 FAX: 03-5783-8216
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