ナイジェリア:北東部の町に武力攻撃、数千人が隣国カメルーンに避難
PR TIMES / 2019年1月17日 13時40分
ナイジェリア北東部ボルノ州の町ランに1月14日、激しい武力攻撃があり、数千人の住民が避難を余儀なくされた。人びとは徒歩で避難を始め、ランから7kmほど離れた隣国カメルーンの町ボドに15日に到着した。国境なき医師団(MSF)は同日からボドで緊急援助を開始。医療とロジスティックのスタッフからなるチームが食糧と水のほか応急処置を施している。
[画像1: https://prtimes.jp/i/4782/428/resize/d4782-428-954484-0.jpg ]
MSF施設も略奪され全焼
ナイジェリアでMSFのオペレーション・マネージャーを務めるユーグ・ロベールの報告によると、ボドには15日、避難者約8000人が到着し、16日も数千人の到着が予想されるという。MSFはこれから数日以内に1万5000人分の食糧、水と医療で援助を開始すべく準備を進めている。ボド付近には仮設住居は無く、人びとは屋外で一晩を過ごした。子どもと乳児、妊娠中の女性も多い。目にしたことに衝撃を受け多くの人が苦悩を抱え、家財すべてを失った状況で、あらゆるものを必要としているという。
ランでは家屋を含む町の大部分が焼かれ、市場や食料品店も破壊された。MSFの事務所、薬局、倉庫も略奪され全焼した。現場では医薬品の空箱が地面に散乱していた。MSFはランで負傷者の男性1人を避難させたが、その他大勢の人はカメルーンに向かった。
[画像2: https://prtimes.jp/i/4782/428/resize/d4782-428-750833-1.jpg ]
ロベールは、「ランの住民はこうした終わりのない暴力にたびたび苦しめられ、その度に自分たちで立ち直らなくてはなりません。いつまでこうしたことを繰り返さなければならないのでしょうか。ボルノ州の人びとはこの無慈悲な紛争の対価を払わされ続けています。全ての紛争当事者は民間人の安全に配慮する義務があります」と訴えている。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
スーダン:戦闘開始から1年——緊急かつ迅速な人道援助の拡充を
国境なき医師団 / 2024年4月15日 19時1分
-
スーダン:戦闘開始から1年――緊急かつ迅速な人道援助の拡充を
PR TIMES / 2024年4月15日 18時45分
-
「トイレは数百人に1つ」 不衛生な過密環境でコレラ流行の懸念──コンゴ、戦闘から逃れた人びとが直面する危機
国境なき医師団 / 2024年4月3日 17時15分
-
【初の東北開催】 世界の難民・移民の現状伝える企画展「エンドレスジャーニー展・仙台 ~終わらせたい、強いられた旅路~」 東日本大震災、能登半島地震、パレスチナ・ガザ地区に関する展示も
PR TIMES / 2024年4月3日 12時45分
-
人道援助をめぐる諸問題を共に考える 「人道援助コングレス東京 2024」を開催
PR TIMES / 2024年3月30日 10時45分
ランキング
-
1楽天グループ、決済アプリを統合 ペイペイ経済圏に対抗
共同通信 / 2024年4月18日 17時41分
-
21ドル=154円 円安で家計負担は「11万円増」試算も 「電気」「都市ガス」負担軽減措置打ち切りで家計に打撃
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月18日 17時13分
-
3いなば食品、入社辞退者が憤る内定後の『一般職採用です』告知「ボロ家」よりも許せなかったこと「待遇わからず」「想定していた働き方と全然違う」
NEWSポストセブン / 2024年4月17日 7時15分
-
4円安の流れはしばらく継続?
為替の見通しや介入の有無を徹底解説Finasee / 2024年4月19日 7時0分
-
5野菜高騰 ニンジン2倍、キャベツやきゅうりも1.5倍 連休前には落ち着く…?
日テレNEWS NNN / 2024年4月18日 21時4分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください