金城一紀 プロジェクトBORDER始動、サイトOPEN!
PR TIMES / 2013年12月18日 10時17分
2013年12月18日10:00、直木賞作家・金城一紀による前代未聞のプロジェクトBORDERのwebサイトがOPENした。
主人公は石川安吾、警察官。銃撃され仮死状態からよみがえったことで、死者と交信する能力を得る―「SP」の金城氏による刺激的な原案「BORDER」が、コミック・小説・テレビドラマになる。
コミック版「BORDER」(漫画:小手川ゆあ 原作:金城一紀)は「ヤングエース」(角川書店)にて大好評連載中。小説版、そして金城氏みずから脚本を手がけるドラマ版についても企画進行中。3つの「BORDER」は、共通する基本設定と登場人物をもとに、まったく違う物語を展開する。
詳細は順次発表される予定なので、今後も特設サイトに要注目!
http://border-project.com
【金城一紀氏コメント】
ある青年がいる。
彼は警察官で、主に殺人事件の捜査に従事している。
真面目で実直だが、それなりの野心も持っている。何より警察官という職業に誇りを感じている。
そんな彼が、ある事件に巻き込まれて銃撃され、死亡状態に陥る。
しかし、奇跡が起き、彼は蘇生する。
そして、蘇った彼には、特殊な能力が身についていた。
それは、死者と交信できる力だった―。
これが『BORDER』の主人公、石川安吾の“初期設定”である。
この初期設定を思いついた時、僕はこれまでの警察ドラマにないストーリーを描ける確信を持った。
たとえば、石川は殺人事件の現場で、被害者から真犯人を教わってしまう。しかし、捜査陣は他の人物を犯人として 目星をつけ、すでに追い始めている。
当然、石川は苦悩する。
正義を実践するためには、被害者の無念を晴らすためには、どうすれば良いのか。
等価であると信じていた正義と法のあいだに、実はBORDER(境界線)が引かれていることを目の前に突きつけられた 石川は、とうとうある決断を下す。たとえ、その決断が警察官としての誇りを傷つけるものだったとしても―。
そして、きっと石川は正義と法だけではなく数々のBORDERに直面し、葛藤するはずだ。
たとえば、生と死、光と闇、事実と真実、情と非情―。
こんなふうに、石川が抱えるはずの葛藤は、深い人間ドラマに繋がる可能性を秘めているはずだ。
そんな魅力的なキャラクターである石川を、僕だけが独占してしまうのはもったいない。何より、僕自身が僕の創造 (想像)の外で動く石川を見てみたかった。
これが、『BORDER』プロジェクトを立ち上げることにしたきっかけだ。
プロジェクトの基本コンセプトはシンプルだ。
石川というキャラクターを初期設定のまま、他の作家に預けて思うように動かしてもらう。ただし、それぞれが同じ ストーリーを決して扱わない。
ただそれだけ。
石川が登場するのは、三つのフィールドだ。
テレビドラマ、コミック、小説。
ドラマの脚本は僕が担当し、コミックと小説をいずれも才能溢れる作家さんに担当していただけることになった。そ れぞれの詳細は当HPで確認していただきたい。
ともあれ、三つのフィールドで生き生きと動きまわっている石川の姿を、ぜひともみなさんに確認していただきたい と思っている。
最後に。
石川というキャラクターはある俳優を念頭に創造されたものだ。
つまり、“当て書き”というやつである。
その俳優が誰であるのか、発表を楽しみにお待ちください。
金城一紀
【BORDER STORY】
主人公は、捜査中に頭に銃弾を受け、生死の境を彷徨った、警視庁捜査1課刑事・石川安吾。奇跡的に覚醒した彼は予想もしない特殊能力を手にすることとなる。
それは・・・≪死体と会話ができる≫能力。
≪被害者=死体≫の言葉を聞ける刑事の、普通ではない捜査が始まった。しかし、死体と話せるタイムリミットは、死体が荼毘に付されるまで。被害者の証言から犯人を聞きだせても、証拠がなければ、犯人をとらえることはできない。
石川は、望まずして命を落とした被害者と向き合ううちに、神の領域に足を踏み入れてでも、タイムリミットまでに事件を必ず解決することを決意する。
コミカルさと、「死」と向き合う厳かさが交錯し、ラストではほろりと泣ける、誰も見たことがないファンタジック・ヒューマン・スリラーが誕生する。
【金城一紀氏プロフィール】
金城一紀(かねしろ・かずき)
1968年生まれ。2000年『GO』で直木賞受賞。同作は01年映画化された。著作に『レヴォリューションNo.3』『対話篇』『SPEED』『映画篇』『レヴォリューションNo.0』など。映画化された『フライ,ダディ,フライ』、連続ドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」、映画「SP THE MOTION PICTURE 野望篇・革命篇」では脚本も担当。
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