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あす10/10から4週連続で琳派シリーズを放送!テレビ東京「美の巨人たち」

PR TIMES / 2015年10月9日 13時27分

~誕生400年!琳派の名品と美の系譜をたどる~

毎回1つの作品(絵画や彫像、工芸品、建築物)にスポットを当て、そこに秘められたドラマや謎を探る美術エンターテインメント番組「KIRIN ART GALLERY 『美の巨人たち』」。
4月に放送16年目に突入し、今年度は恒例の建築シリーズに加え、懐かしの人気キャラクターシリーズ、東西美人画競演など様々な挑戦をしていますが、あす10月10日からは琳派シリーズを4週にわたって放送します。
今年は琳派誕生400年という節目の年。礎を築いた本阿弥光悦、俵屋宗達、その流れを受け継ぐ尾形光琳、酒井抱一の作品を取り上げ、琳派の名品の数々を紹介しながら、類稀なる美の系譜をたどります。
時代の最先端を走った琳派という、型破りな一大流派は、どのようにして始まり、どんな作品を残したのか?どうぞご期待ください!



【放送ラインナップ】
第1弾/10月10日放送  本阿弥光悦  国宝『舟橋蒔絵硯箱』

[画像1: http://prtimes.jp/i/2734/443/resize/d2734-443-713231-0.jpg ]

江戸初期に活躍した光悦は、400年前、京都に理想の芸術村を築き上げます。やがてその村は流行の発信地となりました。書の達人だった光悦は、総合芸術プロデューサーとして、この作品で平安時代から続く硯箱の伝統をガラっと変えてしまいました。
ほぼ正方形に作られた木製漆塗で、数隻の小舟、川面の波は金粉をびっしり振った蒔絵の技法で描かれ、その上には黒々とした塊が。ふた全体には光悦の流暢な銀の文字が散りばめられています。特徴的なのは異様なほどに盛り上がったふた。硯箱をここまで膨らませる必要性はないはずなのですが、そこには一体どんな意味が…?およそ400年前、この不思議な硯箱で光悦はどんな奇跡を起こしたのか?どのようにして作り上げたのか?時代を超えた奇跡の国宝、そして琳派という一大流派の始まりに迫ります。

第2弾/10月17日放送  俵屋宗達:画、本阿弥光悦:書 重要文化財『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』

[画像2: http://prtimes.jp/i/2734/443/resize/d2734-443-767014-1.jpg ]

書の達人・本阿弥光悦と、天才絵師・俵屋宗達の夢のコラボ作品。琳派はここから始まったと言われる傑作です。長さ13mにも及ぶ巻物で、宗達が描いた無数の鶴の下絵の上に、光悦が三十六歌仙の和歌を記しています。宗達が描いた鶴の体は銀泥、くちばし・尾羽根・足には金泥が使われ、乱舞を繰り返しながら、遥か高みへと舞い上がり、海の上を渡って行きます。その数137羽!
宗達の類稀なる才能を見出した光悦は、決して出しゃばらない宗達の下絵に多くの書をしたためてきました。ところがこの作品では、圧倒的に鶴の下絵が主張しています。宗達は鶴の飛ぶ姿を、恐るべき眼で捉えていたのです。その迫力に負けじと、光悦は琳派第一人者ならではの技量とセンスで立ち向かいますが…。宗達と光悦、二人の天才がひとつの作品の中で繰り広げた戦いの結末は!?

第3弾/10月24日放送  俵屋宗達 重要文化財 養源院『杉戸絵』

[画像3: http://prtimes.jp/i/2734/443/resize/d2734-443-188242-2.jpg ]

京都市内にある養源院は徳川家ゆかりの名刹。1594年、豊臣秀吉の側室、淀が亡き父・浅井長政の菩提を弔うために建立しました。その後火災に見舞われ、再建を果たしたのが淀の妹・江。『杉戸絵』はその再建時に生まれたのですが、何故、扇屋の主だった宗達に白羽の矢が立ったのでしょうか?
養源院の入口を飾る大きな杉戸に描かれたのは唐獅子。白い獅子は、猛獣らしさはないものの目を見開き何かを見つめ、金色の獅子はなんともおどけたポーズで、まっすぐこちらを睨みつけています。
[画像4: http://prtimes.jp/i/2734/443/resize/d2734-443-545178-3.jpg ]

長い廊下の先の杉戸絵には二頭の白象が。丸々とした巨体は、宗達が一気に書き上げたといいます。当時、ここまで大胆且つユーモラスに生き物を描いた絵師は、恐らく宗達ただひとり。今でいえば、まさに“ゆるキャラ”です。
この作品は、宗達にとって絵師として初めての大仕事でした。しかも杉板というかなり特殊な画面に、流派に縛られない宗達ならではの前代未聞の技法と空間演出で描きました!師匠・光悦から受け継いだ心意気とは…。

第4弾/10月31日放送 酒井抱一 重要文化財『夏秋草図屛風』

[画像5: http://prtimes.jp/i/2734/443/resize/d2734-443-797981-4.jpg ]

江戸琳派を作り上げた天才絵師の最高傑作。二曲一双の屏風ですが、驚くことに、あの尾形光琳による『風神雷神図屏風』の裏に描かれています。銀地に描かれたのは夏草と秋草。頭を垂れた群生する青薄が描かれた右隻『夏草の図』には、見事なまでの鮮やかさと緻密さの中に、どこか寂しげな草花が。一方、左隻『秋草の図』は、吹き飛ばされそうに揺れる葛の葉、ススキの伸びた穂と、赤く色づいた蔦の葉が、深まる秋を告げています。しかし描かれているのは、それまで琳派ではあまり取り上げられなかった草花ばかり。
なぜ偉大なる先人の絵の裏に、『風神雷神図』と相反するかよわい草花を銀地に描いたのか?実は表と裏に描かれた対照的な世界に、琳派という芸術の究極の絆が秘められていたのです。


【テレビ東京 制作局 永田浩一プロデューサー コメント】
「美の巨人たち」は放送満15年、16年目に突入した今年度は4月から、様々なチャレンジを行い古今東西の美の魅力をお伝えしてきましたが、10月からの後半も更なる挑戦・仕掛けを行っていきます。その第一弾が、この“琳派4週連続シリーズ”となります。
これまでにも、琳派の作品は単体では幾度となく取り上げてきましたが、今年が琳派誕生400年である事を機に、初めて“琳派”自体を体系的に取り上げ、その魅力を余すところなく紹介する事を企画しました。
光悦という一人の天才が、宗達という稀有な才能を見出し生まれた新たな美のムーヴメントが、100年後に光琳というスーパースターによって花開き、更にその100年後に江戸という京都から離れた地で抱一によって進化を遂げる…、今回4週続けて見て頂くと、改めて“琳派”という美の系譜の新しさ、凄さ、魅力を今までの何倍も感じる事ができます。
琳派の作品はこれまでに何度も見たという方も、琳派という言葉は聞いた事があるけどよく知らないという方も、誰もが楽しめるシリーズとなっています。世界のどこを探しても見つけられない、時空を超越した“琳派”という、日本が世界に誇る美の世界を存分に堪能してください。

【番組概要】
「美の巨人たち」は、毎回1つの作品(絵画や彫像、工芸品、建築物)にスポットを当て、そこに秘められたドラマや謎を探る美術エンターテインメント番組です。作家は何故この作品を描いたのか?その描写と作家の生き方との関わりとは?作品や作家の生き方に大きく影響した時代背景とは?作品に秘められた、さまざまな謎をひも解いていきます。
ナレーションを務めるのは、俳優・小林薫と女優・蒼井優。さらに音楽はピアニスト・辻井伸行が担当しています。

番組タイトル ■ KIRIN ART GALLERY 美の巨人たち
放送日時 ■ 毎週土曜夜10時00分~10時30分
     (BSジャパン:毎週水曜夜11時00分~11時30分「琳派シリーズ」は 11月4日から)
同時放送 ■ テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・テレビせとうち・テレビ北海道・TVQ九州放送

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