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『美幸』著者:鈴木おさむ氏、阿川佐和子氏と念願の初対談!いじめについて、幸せのカタチについて、熱いトークを交わす!

PR TIMES / 2014年1月27日 16時52分

角川書店 ブランドカンパニー

1月26日(日)、『美幸』出版記念イベントが東京都中央区の八重洲ブックセンターで開催され、著者である放送作家の鈴木おさむ氏とエッセイストの阿川佐和子氏がトークショーに出席した。




「ずっと会いたかったんです」。鈴木氏が、作家として人生の先輩として尊敬している阿川氏へオファーをしたことから、念願の初対談が実現。「幸せのカタチってなに?」をテーマに、「無償の愛」を捧げる主人公・美幸について、ご自身のことについて軽妙なトークを繰り広げ、約100名の観客席からから幾度も笑いが起きるほど会場を盛り上げた。

本書は、執拗ないじめにあい、ひとりぼっちで悲惨な学生時代を送ってきた美幸が、大人になり、ある一人の男性と出会ったことで、時に猟奇的に、時に滑稽なほど狂わしく愛を注ぐ恋愛小説。主人公のダークな思いを込めた“造語”や“復讐劇”が描かれるなど、これまでの作風とは趣の異なった衝撃的な内容となっている。
執筆のきっかけは、妻であるお笑い芸人「森三中」の大島美幸氏が中学生の時にいじめにあったことだという。その影響で大島氏は「生きていくことの目標が復讐」となり、鈴木氏はそんな女性の気持ちを書いてみたいと思ったとのこと。阿川氏は「当初きつそうな内容だと思ったが、そこで断念せず読めば揺さぶられるような展開になっていく。今思い出しても泣いてしまう感じ」と感想を語った。

主人公・美幸には「文字日記」という密かな趣味があり、日記に自分をいじめている人の名前を書き、その上に「糞人」などの漢字を重ねて日々密かに復讐することを楽しんでいる。その手法を考えた由来について、鈴木氏は「昔から『隠蔽』など漢字から受ける雰囲気にドキドキしていた。結婚してからの気持ちを表現すると『愛感』だなという思いから、感情を漢字の造語で表現したらおもしろいとひらめいた」という。阿川氏が「自分も小学校時代にいじめられた経験があり、いじめる人自体は少数でも、いじめられている側は、(傍観者含め)皆にいじめられているように思える。美幸が壮絶ないじめにも関わらず死のうとしていないところがキー(ポイント)だと思う。美幸は発見の力がすごい。」と言及すると、鈴木氏は「美幸は究極の負けず嫌い。いじめられてはいるが、自分の中のヒーローとして、強さを持たせたかった」とコメント。


阿川氏は、「歳をとると、自分で何だか元気が出ない時にいくつもつかめる藁を持ったり、引き出しが増えたりすると思う。ちょっとしたことで、オセロのようにひっくり返せるきっかけはあると思う。喜怒哀楽を経験しないと人間は成長しない」と人生について意見を述べた。
なお、鈴木氏が「『あなたの復讐方法を教えてください』とブログで募集したら、200件ぐらい応募があった。コーヒーに唾を入れるなど、作品中の復讐はリアルなもの」と話すと、聴衆一同もその事実に驚き、阿川氏も「パソコンを使った復讐はおもしろい」と話に乗っていた。

対談の終盤、鈴木氏は、「悲しい人生に見えるかもしれないが、僕なりの解釈では、結果的にハッピーなものだったと思う。“無償の愛”がテーマではあるが、自分がこれを信じており、その瞬間強烈に幸せだと思っていれば、それは幸せなんだと思う」と、聴衆に向け強いメッセージを送った。

『美幸』(著:鈴木おさむ)は、株式会社KADOKAWAより発売中。1,365円(税込)。
作品公式HP:http://www.kadokawa.co.jp/sp/miyuki/

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