初演にてハヤカワ「悲劇喜劇」賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した『鷗外の怪談』再演決定！ カンフェティにてチケット発売開始！

二兎社公演45『鴎外の怪談』が2021年11月12日(金)～12月5日(日)に東京芸術劇場 シアターウエスト（東京都豊島区）にて上演されます。チケットはカンフェティ（運営：ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役：榑松 大剛）にて10月9日(土)より発売開始予定です。



カンフェティで10月9日(土)10:00よりチケット発売開始
http://confetti-web.com/ougai

公式ホームページ
http://www.nitosha.net/nitosha45/index.html


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永井愛近年の代表作の一つである今作品を、出演者を一新し、7年ぶりに再演！

高名な作家として尊敬を集める一方で、政権中枢に近い陸軍軍医総監でもあった森鷗外を家庭生活の場から描き、その内面の謎に迫った『鷗外の怪談』( 2014 )は、ハヤカワ「悲劇喜劇」賞および芸術選奨文部科学大臣賞( 永井愛 )を受賞するなど、高い評価を受けました。

永井愛近年の代表作の一つであるこの作品を、出演者を一新し、7年ぶりに再演致します。
言論・表現の自由を求める文学者でありながら、国家に忠誠を誓う軍人でもあるという、相反する立場を生きた鷗外を、二兎社『ザ・空気 ver.2』( 2018 )の “総理のメシ友ジャーナリスト” 役で好評を博した松尾貴史が演じます。テレビ・ラジオはもちろん、映画・舞台、イベントなど幅広い分野で活躍する松尾貴史が、鷗外の二面性にどうアプローチするかが見どころです。

また、当時としては破天荒な鷗外の妻・しげに瀬戸さおり、鷗外の前に何かと立ちはだかる母・峰に木野花、そして鷗外を権力の中枢に引き上げた親友・賀古鶴所に池田成志と、実力ある個性派俳優たちが集結しました。さらに、舞台・映像で活躍するフレッシュな若手俳優陣として、味方良介、渕野右登、木下愛華が二兎社に初登場します。
戯曲の魅力を再発見しつつ、作品世界を深めて上演する新しい『鷗外の怪談』にご期待ください。


【出演】

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松尾貴史 ( まつお たかし )

兵庫県出身。大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒業。俳優、タレント、ナレーター、コラムニスト、“折り顔” 作家など幅広い分野で活躍。近年の出演作品にテレビドラマ『獣になれない私たち』( NTV )、『インハンド』( TBS )、『ハムラアキラ～世界で最も不運な探偵～』( NHK )、ミュージカル『マイ・フェア・レディ』( G２演出 )など。二兎社「ザ・空気ver.2　誰も書いてはならぬ」では政権べったりの保守系全国紙論説委員を好演し、 読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。


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瀬戸さおり ( せと さおり )

福岡県出身。2013年に女優デビュー。近年の主な出演舞台に『きみが人生の時』( 宮田慶子演出 )、『夫婦』（岩井秀人演出）、こまつ座『きらめく星座』( 井上ひさし作、栗山民也演出 )、劇団東演『獅子の見た夢～戦禍に生きた演劇人たち～』( 松本祐子演出 )、『All My Sons』( アーサー・ミラー作、詩森ろば演出 )、『フェードル』( ジャン・ラシーヌ作、栗山民也演出 )など。9月に『物理学者たち』( ノゾエ征爾作・演出 )に出演。


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味方良介 ( みかた りょうすけ )

東京都出身。『グランドホテル』( トム・サザーランド演出 )、『ロミオ＆ジュリエット』( 小池修一郎潤色・演出 )など多くのミュージカルに出演。2017年に『熱海殺人事件 NEW GENERATION』( 岡村俊一演出 )に史上最年少で木村伝兵衛を演じ、以降2021年まで演じ続けた。『教場』( フジTV )でテレビドラマデビュー。他に『妖怪シェアハウス』( TV朝日 )、『ドリームチーム』( NHK )、『ホットママ』( Amazon )、『桶狭間』( フジTV )、『理想のオトコ』( TV東京 )でも好演。


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渕野右澄 ( ふちの ゆうと )

北海道出身。2017年から2018年にかけてハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』シリーズに出演。話題の映画『十二人の死にたい子どもたち』( 堤幸彦監督 )の大規模オーディションを勝ち抜いた。他、テレビドラマ『知らなくていいコト』( NTV )や『ハコヅメ～たたかう！交番女子～』( NTV )、2021年10月放送開始のWOWOW開局30周年記念連続ドラマW『ソロモンの偽証』では井上康夫役で出演。


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木下愛華 ( きのした まなか )

大分県出身。2019年連続ドラマ『やすらぎの刻～道』( TV朝日 ) 出演。2020年公開の映画『セナのまわり道』( 森岡利行脚本・監督 )の霞セナ役で主演を務めた。2021年WOWOW 連続ドラマW『インフルエンス』『東野圭吾 さまよう刃』を始め、ドラマに多数出演。8月に小松台東『デンギョー』( 松本哲也作・演出 )の舞台に出演。


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池田成志 ( いけだ なるし )

福岡県出身。1982年「第三舞台」に参加し、俳優活動を始める。 2013年、イキウメ『獣の柱 まとめ＊図書館的人生 ( 下 )』( 前川知大作・演出 )およびNODA・MAP『MIWA』( 野田秀樹作・演出 )にて紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。近年の主な出演舞台に『夜への長い旅路』( ユージン・オニール作、フィリップ・ブリーン演出 )、『獣道一直線!!!』( 宮藤官九郎作、河原雅彦演出 )、劇団☆新感線『けむりの軍団』( 倉持裕作、いのうえひでのり演出 )など。ドラマ『緊急取調室』( テレビ朝日 )に出演。


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木野花 ( きの はな )

青森県出身。1974年に女性だけの劇団「青い鳥」を結成、小劇場ブームの旗手的存在となる。退団後は女優・演出家として活躍。劇団☆新感線『月影花之丞大逆転』( 中島かずき作・いのうえひでのり演出 )、グループ る・ばる『蜜柑とユウウツ-茨木のり子異聞-』( 長田育恵作・マキノノゾミ演出 )や、「キネマ旬報」助演女優賞を受賞した映画『愛しのアイリーン』( 吉田恵輔監督 )、連続テレビ小説『あまちゃん』など、話題の舞台や映像に多数出演。二兎社は『新・明暗』『書く女』以来の参加。
※ 吉田恵輔監督の「吉」の字は正しくは「土」に「口」。


【作・演出】 永井愛

【公演期間】 2021年11月12日 (金) ～2021年12月5日 (日)

【チケット】 全席指定：6,000円（税込）

【公演内容】
舞台となるのは千駄木・団子坂上の森鷗外の住居「観潮楼(かんちょうろう)」。
この家は、歌会を催し、文学談義に花を咲かせるサロンである一方、帝国軍医としての鷗外に近しい軍人や官僚が出入りするなど、文学者にして官僚という、鷗外の「二つの頭脳」を象徴するような場でした。
家庭生活においても、鷗外は「二つの頭脳」の使い分けを余儀なくされていました。二度目の妻・しげと、鷗外の母・峰(みね)は、森家の主導権をめぐり、壮絶なバトルを繰り広げていたのです。鷗外は、しげに対しては「良い夫」、峰に対しては「良い息子」としてふるまうという、危ういバランスを生きていたのでした。
ところが、社会主義者の幸徳秋水らが明治天皇の暗殺を企てたとする「大逆事件」が報じられると、文学者と官僚の二つの立場を行き来する鴎外の危うさがピーク に達します。

本作品は、1910年から1911年にかけての4か月間、鴎外と彼を囲む人々を描き、謎多きその内面に新たな光を当てようとするものです。

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