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「核なき世界」を若い世代とともに 平和・核廃絶フォーラム

PR TIMES / 2024年9月25日 17時45分

39団体の賛同を得て開催



パルシステム連合会(本部:新宿区大久保、理事長:大信政一)と一般社団法人核兵器をなくす日本キャンペーン(本部:豊島区東池袋、田中煕巳代表理事)は9月22日(日)、23日(月・祝)の両日、核兵器のない世界の実現を呼びかけるオンラインイベントを開催しました。イベントには、39の平和や核廃絶を訴える団体が賛同し、参加者とともに平和のためにできることを考えました。

多国間の協同から未来の平和を
フォーラムは、初日に国連で開催されている「未来サミット」を軸に、多国間の協力による課題解決やSDGs達成における核兵器廃絶の必要性などをテーマとした講演や現地レポートを、2日目は「SDGs」「核兵器禁止条約」などのテーマに分かれた分科会が行われました。両日あわせて193人が参加しました。

初日は、国連「未来サミット」開催地のニューヨークから一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク代表理事の大橋正明さんが未来サミットと核廃絶の関係性について解説しました。未来サミットは、2030年のSDGs達成率はわずか16%にとどまる見通しのなか、地球規模の共通課題解決に向けた「未来のための協定」の採択をめぐり開催されました。(協定は9月23日に採択)

協定は「国際平和と安全」「若者と将来世代」など5つの章で構成し、草案作成にはNGOなども参画し各国政府へ意見しました。そのなかで核兵器廃絶や気候変動対策などを重要事項として盛り込むよう、多くのNGOが求めています。それらを解説した大橋さんは「協定採択後も実行しなければ意味がありません」と市民が声を上げる必要性を訴えました。
協定採択に声をあげる若者たち
続いて同じくニューヨークから、若者による現地レポートをリレー形式で行いました。それぞれの発言から、各国から若い世代の人々が集まり、次世代を担う若者が意思決定に関われることを求めるイベントや政策提言がなされているようすが伝えられました。

高橋悠太さん(一般社団法人かたわら代表理事)は「近年は、AIやパンデミックなど新しい危機が発生しています。従来の制度では対応できないからこそ、若者が参加すべき価値があると考えます。パルシステム利用者のみなさんも引き続き応援してください」と呼びかけました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/6976/604/6976-604-c70c3f7292f1194a45208e80576194d9-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▲ニューヨークからの若者による現地レポート

廃絶も抑止も核軍縮の歩みを止めない
浅野英男さん(一般社団法人核兵器をなくす日本キャンペーン事務局)からは、核兵器廃絶に向けた世界の動向が解説され、協定採択によって次のステップへ進む核廃絶関連会議の課題を話してくれました。

国連のグテレス事務総長は、核戦争のリスクはこの数十年間で最高レベルになっていると発言しています。核軍縮をめぐっては、5年ごとの再検討が定められている核不拡散条約で、核兵器保有国と非保有国の意見対立が顕著となり、合意が難しくなっています。

いっぽう、核兵器廃絶を法的に義務付ける核兵器禁止条約は、世界の約半数に当たる90カ国以上が署名もしくは批准し、2025年3月には第3回締約国会議が開催されます。浅野さんは、日本政府が最低でもオブザーバ参加するためには市民から声を上げる必要があるとして、イベント開催やSNSでの情報発信を呼びかけました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/6976/604/6976-604-832ed2aa67cef5eebf38338e8bf7c03a-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▲核兵器廃絶の動きを解説する浅野さん

同日の終わりには、千田パンフルート合唱隊による「いのちの歌」と「アオギリの歌」の演奏を参加者とともに聞きました。演奏に使用されたパンフルートは、広島の千田小学校で被爆したカイヅカイブキで作られました。被爆69年後に枯れ落ち、107台のパンフルートとしてよみがえったものです。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/6976/604/6976-604-d96c8d651670dc3bcd58dc44b03829ba-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▲千田パンフルート合唱隊の演奏

初日のもようはアーカイブで視聴できます。
「平和・核廃絶フォーラム~今こそ平和のために 自分にできること、みんなでできること~」
https://youtube.com/live/RXQr9H_Za1E?feature=share

参加者とともに平和を考える
2日目は、平和と核兵器をめぐる4つのテーマを設け、分科会を開催しました。「基礎編」の2つの分科会には子どもたちにも参加を呼びかけました。核兵器が世界中からなくならないことへの疑問や、普段の暮らしを支えている「平和」を改めて考えました。

「環境編」「行動編」の分科会では、核兵器の存在理由や必要性、影響など多様な視点から課題を捉えました。各分科会には、核廃絶に向け活動する諸団体のメンバーが登壇し、平和の実現に向け、一人ひとりができることを参加者とともに考えました。
【分科会1】核兵器って必要なの?~世界が核兵器を持つ理由~
登壇者:国際NGOピースボート畠山澄子さん、日本原水爆被害者団体協議会和田征子さん
【分科会2】SDGs目標16を達成するために~「平和」に必要なことを考えよう~
登壇者:NPO法人ひろしまNPOセンター松原裕樹さん、GeNuine徳田悠希さん
【分科会3】核兵器が及ぼす影響~環境と人権の視点から~
登壇者:日本若者協議会キャンペーナー中村涼夏さん、世界のヒバクシャとつながるユースセッション瀬戸麻由さん
【分科会4】日本が核兵器禁止条約を批准するために~核軍縮を巡る世界の動きから考える~
登壇者:ICAN国際運営委員川崎哲さん、長野反核医療者の会光武鮎さん

イベント賛同団体一覧(五十音順)
[表: https://prtimes.jp/data/corp/6976/table/604_1_4e8a3574c66a3a5fab8e1e9a3154952c.jpg ]
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/6976/604/6976-604-0d207c6b31d8c9ef2bcda5217e2fae61-774x507.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,541億円/組合員総数173.5万人(2024年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal-system.co.jp/

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