日本語能力試験と会話力の相関にばらつき―日本語能力試験と日本語会話テスト「JSST」の相関に関する分析レポート

PR TIMES / 2014年12月2日 10時25分

N1取得者でも「高度で複雑な場面で仕事可能」レベルから「非常に日常的で簡単な仕事」レベルまで

株式会社アルク(本社:東京都杉並区永福 代表取締役社長:野田 亨、以下アルク)より、
日本語能力試験と日本語会話テスト「JSST」の相関に関する分析レポートのご報告を申し上げます。




近年、グローバル人材として外国人を採用する企業が増えています。2016年度入社に向け企業の採用活動が本格化するなか、アルクは日本語を母語としない人を対象とした日本語能力試験(Japanese- Language Proficiency Test=JLPT)と、当社が実施している電話による日本語会話テストJSST(Japanese Standard Speaking Test)の相関関係をまとめました。


◆調査概要

期間:2009年1月~2014年9月
対象:日本語会話力テストJSST受験者のうち、日本語能力試験結果報告者626名


調査結果から、日本語能力試験と日本語会話力には中程度の相関(相関係数:r=0.543)が見られるものの、日本語能力試験の各レベル(N1~N4)とも、会話力にばらつきがあることが明らかとなりました。

日本語能力試験の最高レベルであるN1保持者397名では、会話力はJSST評価結果レベル10(高度・複雑な場面でも日本語を使って十分に仕事ができるレベル)からレベル4(非常に日常的で簡単な業務なら日本語でできるレベル)とばらつきが大きく、レベル8(一般業務なら、日本語を使ってある程度仕事ができるレベル)以下が67%という結果になりました。

◆JSSTとは

ビジネスの現場で使える日本語会話力を、約12分間の電話で測定するテスト。アルクが1997年より実施している英語版会話力テストのノウハウを生かし2008年よりサービスを開始している。複数の評価官が客観的に評価する点が特徴で、世界中どこからでも24時間受験可能。
URL:http://jsst.alc.co.jp/

◆「ニュアンスを含めた伝達能力必要」

企業では日本語能力試験だけで外国人の日本語力を測ることに課題を抱えています。デジタルコンテンツ制作を手がける株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市 代表取締役CEO:柳澤大輔)人事部・海外採用担当の坂上香さんは、「外国人採用を始めた当初は日本語能力試験N2を採用の目安に設定していましたが、N2は普通の会話より難しい語彙や文法を求められる一方で、仕事で使う日本語力の証明にはなりません。また、中国系の社員は漢字圏なので日本語能力試験には強いのですが、非漢字圏の学生にはハードルは高くなります。当社の業務は、創って、話し合って、直して、といったトライ・アンド・エラーの繰り返しで、デザインやゲームの演出の説明などニュアンスを含めた伝達能力が求められます」とビジネス上のコミュニケーション力の重要性を強調しています。


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<本件に関する報道関係者向けお問合せ先>
アルク マーケティング部 浅田(あさだ)
e-mail:mark@alc.co.jp
TEL:03-3323-1253 (平日 9:00~18:00)

[アルクとは]
アルクは、1969年4月の創業以来、企業理念として「地球人ネットワークを創る」を掲げ、実践的な語学力を身につける教材の開発をすすめてきた出版社です。語学情報ポータルサイトをはじめ、『ENGLISH JOURNAL』などの学習情報誌、受講者数延べ120万人の通信講座「ヒアリングマラソン」シリーズ、eラーニング教材、書籍、各種デジタルコンテンツの提供など、語学分野における学習者向けの様々な支援を行っております。
URL:http://www.alc.co.jp/

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